堀之内出版blog

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『しごとダイアリー2』の使い方

2014-07-07 11:10:08 | その他

こんにちは。
堀之内出版の小林えみ です。
先週、今週はサッカーのワールドカップや
テニスのウィンブルドンなど、スポーツの話題が盛り上がっていましたね。
夜更かしされた方も多いのではないでしょうか。
私は動体視力が鈍いのか、どちらも球の動きを目でおっているだけで
くらくらしてしまい、もっぱらニュースで結果のチェックのみでした。
プロの運動選手はすごいなあ、と思いますが、
見ている方もすごい!と思うのは、よっぽどでしょうか。


今日は、先日発売した『しごとダイアリー2』の中身についてです。
これは、労働相談・生活相談に取り組むNPO法人POSSE が監修した
労働問題を解決するための手帳です。

仕事をするのは簡単ではありません。
慣れないこと、知らないことに取り組まなければならなかったり、
仕事によっては、あえて危険なことをしなければならないこともあったりします
(そうした仕事は有資格のものだと思いますが)。
時には怒られたり、長い時間仕事をしたり。
特に、若いときは「それも勉強」ということもあるでしょう。

ただ、それが業務上必要のある叱咤なのか。
法令で定められた範囲の長い時間の仕事のなのか。

ひとりひとりが、すべての労働法に精通し、
その判断をすることは、事実上困難です。

真面目で仕事熱心な方ほど、働きすぎに
無理に自分をあわせていくことも多いようです。
ただ、それで体や心を壊してしまっては、
結果的に年を重ねて仕事をすることが困難になります。

まず、この手帳にご自分やご家族の仕事をメモしてみてください。
それを客観的にまとめてみかえすと、
働き方、会社の働かせ方の問題点がみえてきます。
その判断も、自分で難しいときには、
巻末に様々な相談窓口を案内しているので、
そこにまず相談してみることができます。

POSSE事務局長の川村遼平さんとお話をしていて、
印象に残った言葉があります。
「早い段階で相談してもらったほうが対応がしやすい」
問題が深刻になってからだと、あとから証拠を集めること自体も大変だし、
当人がもう疲れていて、証拠を集めるどころではないことも多いそうです。
また、早い段階であれば、会社を改善するにも、
辞めて次の職を探すにしても、選択肢があって、
もう体が限界だから、会社と関係が悪化しすぎているから、辞めなければいけない、
という一択になりません。

会社とたたかう、って大げさだなあ。
そう思っているくらいの、
「でも少し疲れているかな」、
「気になってることがあるんだけれど」、
という方。
「うちブラックで(笑)」
と飲み会で言える方。
ぜひ『しごとダイアリー2』で、
まず、働きかたをチェックしてみてください。
POSSEに相談に来られた方でも、軽いパワハラの相談に見えられた方が、
実は確認してみたら残業代未払いの方が深刻であったり、
本人が気づいていない問題点がみえてくることもあるようです。
それでどうするか、は、そこからあなたが選ぶことができます。



『しごとダイアリー2』
500円+税 ISBN 978-4-906708-53-6 C2036

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