前記事の続きです。
ショートショート・フィルム・フェスティバル、
ユ・ジテ×別所哲也のトークセッション、
後半は、短編映画の現状、そして、韓国映画界の現状も語ってくれました。
危機にあるのでは?と危惧されている韓国映画界。
ジテssiの話は、実際の現状を知ることができ、とても興味深かったです。
<デジタルを使った映画について>
別所:
3年位前から、デジタルの映画が急速に増えています。
ショートフィルムでは、7~8年前から、アニメと実写を掛け合わせたものなど、
実験的にも作られていました。
フィルムで撮るか、デジタルで作るか、それは、アーティスト自身のチョイスですね。
デジタルは、パソコンなどで、個人で簡単に映画を作ることが可能になりました。
ですから、映画を作って楽しむ人の裾野が広がり、とても喜ばしいです。
ただ、だからこそ、プロとしての映画作りが試されるのかもしれません。
ジテ:
デジタルは、安くて簡単に作れるので、作りやすすぎる。
そして、「デジタルで作れば、実験的だ」と評価されがちなんです。
映画を評価する基準も、あわせて、問われていると思います。
作る側は、「映画を作る基本・礼儀」を大切にしなければなりません。
(↑映画を大切にしている、ジテ君&別所さんの思いを感じる会話ですよね)
<ショートフィルムの上映について>
ジテ:
韓国でも、短編映画の配給・上映は、ほとんどされていません。
これは、変わっていくのは難しいかもしれません。
別所:
インターネットを使っての、売買が始まっています。
クリエーターオーディションサイト Biz-R
http://www.hartzlink.com/bizrnet/index.html
また、この映画祭のAdobeアワードを受賞した作品は、Adobeウェヴサイト上で、配信されます。
皆さんと、映画との距離を縮めていければ・・・。
<韓国商業映画の現状について>
ジテ:
韓国映画界は、つい数年前まで「ルネッサンスの時期」でした。
その後、製作本数は膨張し、年間製作本数、70本だったのが、150本まで膨らんだのです。
しかし、ディテールナ部分まで発展させきれなかった。
そのため、今年は、50本に落ち込んでしまうのではないかといわれています。
1000億ウォン(約150億円)のマイナスも、計上されています。
そういう、危機的な状況にあります。
7月には、映画の労働組合ができ、それが、どのように左右するのか。
(↑この現状については、多くの映画関係者が危惧しています。
だからこそ、映画の内容を高めなくては!と考えている方が多いようです。
その思いが、いい方向に向かってほしいです)
<お互いに、エールの交換を!>
お互い照れながら、硬く握手!
別所:
来ていただけて、本当に感謝しています。
ジテ:
一緒に時間をすごせて、とても楽しかったです。
素晴らしい哲也先輩に、これからもついて行きます!(笑)
みなさん、これからも、短編映画に愛情を注いで、映画祭を楽しんでください。
ある小説家が「なぜ、小説を書くのか」と、問われ、
「私は、他人に愛されるために、小説を書く」と答えたそうです。
皆さん、映画文化を愛してください。
<お二人の今後の活動は?>
ジテ:
出演予定の映画が2本あります。
別所:
これからも、クリエーターを支援していきたいです。
************
ジテ君は、最後には、両手を振ってさよならをしてくれました。
映画好きな二人の、興味深いトークセッション。
聞き応えがありました。
若干、怪しい箇所もあるのですが、二人の情熱が少しでも伝わるとうれしいです。
危機にある韓国映画界なのに、2本も出演予定作画あるとは。
やはり、ユ・ジテは、すごい俳優なんですね~。
韓国で公開中の『黄真伊』も、アメリカ映画に押されているようですが、頑張っているみたい。
ジテ君が、むちゃむちゃ、かっこいいらしいです。
この『黄真伊』、日本での公開は決まっているようですよ。
それに、『秋へ』も、11月公開が決まっています。
私が去年の釜山映画祭で観て、感銘を受けた映画です。
今年の秋は、ユ・ジテをたくさん見れそうですね~。
innolife映画紹介より
『黄真伊』(2007.06.06韓国公開、日本でも公開予定)
http://contents.innolife.net/listm.php?ac_id=7&ai_id=9858
『秋へ』(2006.10.26韓国公開、2007.11日本公開予定)
http://contents.innolife.net/listm.php?ac_id=7&ai_id=9082
hoppenの韓的な日々♪より
3日目(13日):『秋へ』鑑賞
http://blog.goo.ne.jp/hoppen_2006/e/5a47c3b2e051e2dd31ae337eba6a827c
あらすじは。
10年前、デパート崩壊事故で、結婚間近の恋人を亡くした男性。
彼は、自分が約束の時間に遅れたことで、目の前で彼女を死なせてしまいます。
月日がたっても、立ち直れません。
そんな彼の元に、亡くなった恋人が『新婚旅行計画』を記したノートが届きます。
彼は、その計画の通り旅をし、彼女の面影に触れていきます。
そして、旅の途中、同じように旅をする女の子に出会います。
現在と、恋人が生きていた時空とを交差させて、
美しい秋の風景がスクリーンに映し出されます。
『バンジージャンプする』でも発揮された、キム・デスン監督の構成が見事です。
私は、11年前の阪神大震災の時、尼崎に住んでいたので地震を体験しました。
幸い、食器が割れる程度の被害で済みました。
家族も無事でした。
それでも、当時、被害状況の悲惨さを見聞きしてトラウマになっているようで、
こういう、事故や災害の話を聞くと、涙があふれて苦しくなります。
大した被害にあわなかった私でさえ、そんな状況です。
被害にあった方、大切な家族や愛する人を亡くした方々の苦しみは、どれほどのものか。
月日がたっても、癒されることはないのでしょう。
尼崎のJR事故で、恋人を亡くした女性が自殺したという報道も聞きました。
つらい思いを抱えたまま、過ごしている人がたくさんいらっしゃるんですね。
この映画を見て、その事を再認識しました。
恋人役のキム・ジスの美しさ、女の子役のオム・ジウォンのリアルな演技が胸を打ちます。
事故や災害で犠牲になられた方のご冥福を心から祈るとともに、
被害に合われた方々のつらい気持ちが、少しでも癒されることがありますように。
この映画のように・・・。
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詳しいレポをありがとう~
こんなに委細によくUPできたね~凄い!
それにしても実のあるお話が聞けてよかったね!
こんな機会に恵まれて幸せでしたね
「秋へ」は、是非見たいです・・
で?お待ちかねのものは届きましたか?
もう来週には、夢のようなひと時が共有できますね~^^
先日は尋ねてくれて、ありがとう (^-^)ゞ
前の記事と合わせて・・・
映画って、沢山のメッセージがあるのを
感じました。
「映画は、監督の物」と言った、北野監督を
思うと、やはり映画大好きな俳優さんは、監督を
したくなるのでしょうね・・・
他の監督の映画で演じていながら、自分だったら、と
思いだしたら、必然的に監督をしたくなるのでしょうね。
興味深い対談のUP、ありがとう・・・
JR事故の後の話もはじめて聞きました。。。
亡くなった方を思う事は出来ても、会えないのですものね。。。
ツライです・・・
ご無沙汰ばかりして ごめんなさい<(_ _)>
hoppenちゃんって 本当に韓国通ですね
最近 韓国映画や ドラマ全然見てないので知らない事ばかり (>_<)
とても勉強になります( ..)φメモメモ
でも、ジテ君 最近とても いいですね
男の人も グッとよくなる時期があるんですね
楽しみです^^
hoppenちゃん
ご報告させて下さいね
実は・・・ 遅まきながらブログ始めました
よかったら 遊びに来て下さいね
↓
http://seven721.blog109.fc2.com
(飛べない時は 7です!をポッチしてね)
よろしく<(_ _)>
続きです!
とても勉強になります
でも、ジテ君 最近とても いいですね
男の人も グッとよくなる時期があるんですね
楽しみです^^
hoppenちゃん
ご報告させて下さいね
実は・・・ 遅まきながらブログ始めました
よかったら 遊びに来て下さいね
↓
http://seven721.blog109.fc2.com
(飛べない時は 7です!をポッチしてね)
よろしくね
今度は 上手く飛べるかな!?
目がハートになっていただろうにお話の内容まで把握してるとは。(パチパチパチ←拍手)
2時間もの白熱トーク興味深いです。
映画って奥が深いですよね。
いつも気に入った作品は何回か見るんですけど、
その度に違う面を発見します。
「なるほどそういう事だったんだ」とか
「こんな所にも拘っていたんだ」とか
映画人って、凄いですよね。
ワンシーン撮るのに一日掛りなんて当たり前ですものね。
しかし、それがうまく伝わらず残念な場合もあるので
ほんと、難しいわ~。
あまりの、内容の濃さにまとめきれず、
メモしたものをそのままUPしてしまいました。
「秋へ」、実は韓国では、売れなかったんです。
でも、私は好きです~。
日本での公開が、うれしいです。
来週、会えますね!
チャーボさんにも、あの方にも!
わくわく♪
>JJJちゃん
本当に、見れば見るほど、映像文化のパワーってすごいなぁ、と感動します。
最近公開された『それでも生きる子供たちへ』というオムニバス映画があります。
世界の巨匠6人によるオムニバス映画です。
いわば、ショートフィルムの集まりですよね。
参加監督のジョン・ウーだったかが、
「ショート・フィルムを撮って、自分がどんな映画を撮りたかったのか、思い出させてくれた」
と、語ったそうです。
短い時間だからこそ、作り手のパワーが凝縮しやすく、表現しやすいのかな。
ショートフィルムは、機会があれば、見てみてくださいませ。
『秋へ』も、公開されたら、ぜひ、見に行ってね~。
>7ちゃん
ケンチャナよ~。
どうやら、この顔文字、跳んじゃう習性があるみたい^^;
ジテ君は、人気が爆発して、苦しかった時期があったりしたみたいだけど、
そういうのを乗り越えて、30代になり、
年々、素敵な男性になってる気がします。
自分の歩く道がしっかりと見え、進んでいける年齢ですもんね。
映画の撮影も控えているそうだし、
日本での公開が決まっている映画もあるので、
今年の後半は、ユ・ジテの年になるかもしれません。
ブログ開設、チュッカヘ~♪
飛んでいきます!
>ヨンハ姐さん
ジテ君は、俳優として大好きなので、ハート目になるよりも、メモを取るのに一所懸命になってしまいました。
彼の魅力の源を知りたかったので。
『Line』の中尾監督に会ったとき、
「映画を撮るのって大変でしょ?」って聞いたら、
「全然、大変じゃないですよ。
すっごく、楽しいです!」って、答えてくれました。
映画人って、みんなそうなのかも。
最近、ドラマにはまってるけど、もっと、映画を見たくなりました。
でも、ドラマも面白いのよね~。
飛んで来てくれて本当にありがとう
ブログ1年生ですが
これからも よろしくお願いいたします
では、お休みなさい
私、それで時間をとっちゃうから、オッパァの記事のときはスッゴク時間がかかるんですよ~。
最近は、録画した『オールイン』のサムネイルを決めるのも、迷う。
どのイナも、かっこいいんだもん。
素敵なオッパァのUP、楽しみにしていますね~♪
なんでこんな作品に?!と思う時もありますが・・・すごくこだわりが強い人なんだろうなぁと思います。
そうか・・・今年の秋は二作も公開されるんですね。
「黄真伊」は、結構楽しみにしてたのでわりに早く観れるようで嬉しいです。
トラウマって、自分で気づいてないことも多いからあなどれないですよね。
時間が癒してくれるといーのだけど。
ありがとうございます。
ユ・ジテは、『春の日は過ぎ行く』でときめいたのですが、
『美しき野獣』の検事役が好きなんですよ。
あの映画は、ジテが主役だと思っています。
実物は熊さんみたいです。
『秋へ』のレビューで書いたトラウマですが、
『秋へ』を観た後、ちょっと、ましになったんです。
この映画で大泣きして、癒されたのかもしれません。
邦題は『ノートに眠った願いごと』だそうです。
かなり、ネタばれな邦題だわ~。
11月公開なので、良かったら、ご覧くださいね。