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家作りは夫婦の絆を強くする

昨年末、メールでやりとりをしていた方と、今日、お会いしました。

その方は、ずっと前からこのブログを読んでくださっていて、
お会いしてお話すると、私以上に内容を覚えておられ、
まったく初対面と思えない感覚でした。

でも

> (家を持つ事は)一生のうちに何度もあることではないので、
> 後悔のないように、志田さんに連絡しようと決めました。

と言ってくださった方と、やっとお会いする事ができたのですから、
とてもうれしかったです!

**

ある理由があって一度家つくりの話は中断になったのですが、
紆余曲折しながらも再開されました。

今お住まいの近くのマンションと建売を見に行った日の夜、
急きょ、長時間の夫婦会議を行ったそうです。

建売を見に行った時に、
不動産屋から言われた言葉に傷ついた奥様の様子に、御主人は気づいて、
それから、家について、ご夫婦で話合いをされたとの事。

奥様は、
家・・・ マンションではなくて 1戸建ての家への強い思いがありましたが、
「でもローンを組むのは主人なので・・」
とご自分の気持ちよりご主人が納得するものがいいんだ、と
自分にいい聞かせていました。

御主人は、
「家族が気持ちよく幸せに暮らせるものがいい」
とお考えで、
奥様が気に入ってくれればいい、という思いだったようです。

お互いに
自分の思いより、「相手がよければ」 
と思っていたんですね。

夫婦会議で、その事を互いに知りあう事ができたのは、
とっても素晴らしい事だと思います。

その上で、
以前から「私に相談したい」という奥様の気持ちも知っていた御主人は、
「だったら一度話をして、聞いてもらって、その上で納得できるものにしよう」
と言われ、この度、声を掛けていただきました。

**

ご夫婦互いに相手の事を思い、
相手がいいと思うものならいい、自分は我慢しても・・・
という感じだったんですね。
でも建売内覧時の事件(?)をきっかけに、
御主人が奥様の気持ちを感じとられて、話合いになり、
お互いの思いを知りあう事になりました。
その中で、
家に対する基本の部分では、「同じだった」 
という気づきの収穫もありました。

前にも、

『家作りは、人生の中で夫婦が一番話合い、お互いを知り合う時』 
という事を書きましたが、まったくその通りだという事を、
今回のお話を聞いて、改めて 「 やっぱりそうだ 」 と実感しました。

もちろん、『不仲の状況で、仲を取り戻すために家作りをする』 なんて事は
お勧めできませんが、普通のご夫婦は、
家作りを機会に、いろんな事を話して、お互いの考え方や価値観を知りあう事は、大切な事です。

そうゆう事で、夫婦の絆が強くなる事が、
家作りの一番の目的なのかもしれませんね。

一生のうちに何度もある事ではないと思いますが、
その時はぜひ、夫婦会議 を行ってみてください。
お互いの再発見がたくさんあるかもしれません。

ただ その会議では、感情的にならないように注意してください。
会社での会議のように、坦々と、相手の言葉を情報として聞いてください。
お互いに紙に書き出して、見せ合うといいかもしれません。
一度、冷静に、相手の気持ちや考えを知る事が大切です。
目的は、自分達が本当に実現したい暮し方、そしてふさわしい家 を知る事です。
相手を言い負かす事ではありません。
いっしょに生きていく大切なパートナーです。相手を思いやる気持ちが大切です。

深く話合ったおかげで、知り過ぎてつまらなくなった とか、
知った事で余計に仲が悪くなった とか・・・・

それは・・・・ 責任 負えません。 
くれぐれも「思いやりの心」を忘れずに。

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関連 :

家づくりとは家族のつながりを強くするもの

古い家に住むという選択をした人の話

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