つい昨日まで居た住人はもういない。
窓に残されたカーテンが、昨日と今日の時間をわずかにつなぐ。
昨日まで この家には生気が満ちていた。
今日 この家には、その生気の微塵もない。
この家の命は、、、
住人とともに消えてしまったのかもしれない。
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家には・・・ 命がある。
それは、住人の命を映し出すものなのかもしれない。
ひとの命・・・ ひとの気・・・
それが宿る事により・・・ 家の命は灯り、、
それが去る事により・・・ 家の命は消える。。
だから
家は住人そのものを表わす。
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この家に、、また新しい住人によって、命は灯されるだろう。
全く別の顔となって・・・
・・・
この家を、、、、愛してくれるひとが来てくれますように
(Photo : E-520)