毎日毎日、この場所のこの風景を、バイクに乗って見ています。
先週、タイヤがパンクし、しばらくバイクなしの生活をしていました。
自転車通勤でのんびりと走るのはいいな～と思いました。
今朝、電車で途中駅で降り、そこから歩きました。いつもバイクで通過するところを、横断歩道橋を渡ってみると視点がぜんぜん違うので、景色が違う ・・・ さらに、 流れる ( 感じる ) 時間が違う という感覚がありました。
バイクで走る時は、「あの信号で止まりたくないな～」 とか考えてる事がよくあります。意識がおよぶ範囲も狭い。「 点と点 」という感覚です。
自転車になると、感じる範囲も広くなります。点もありますが、面の意識が持てます。バイクのように他の車との速度関係を意識する事もありませんから、時間的自由さがあります。
歩くと、自転車よりも、 「 感じる範囲 」 というより 「 感じる質 」 が違ってきます。より濃くなります。そして感じる時間は ゆっくり です。
乗り物の場合には、自分が運転するかしないかで、感じるものは違ってきますが、一般的には、スピード（速度） に比例して 感じる時間 は短くなり、スピード（速度） に比例して 感じるものの質感 が薄くなります。
いつもバイクで通過するだけの場所を歩いた事で、感じる時間や感じる街の質感の違いに気づいて、新鮮な驚きでした。
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家が、細かく数値化されていくようになりました。
よい事だとは思うんです。性能がいいほうがいいと思っています。
ただ、その数字化していく事が一つの目的化していった時、なんとなく・・・ なんとなくいうのもあいまいなんですが、 「 感じる時間が違ってしまう 」 ような気がします。
自分の足で気ままに歩き、音・色・におい・雰囲気・昨日と今日の違い・・・
など、たくさんの感じる事がある ゆっくりな時間 ・・・・
それがある家と暮し が いいな～
家が欲しいな
家族で幸せに暮したいな
自分らしく暮したいな
塗り壁と木の家がいいな
という 「 思い 」 を、いっしょに形にしていきましょう
志田茂建築設計事務所
新築住宅・注文住宅設計 住宅・マンションのリベーション・リフォーム設計
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