見破られるかもしれないという恐れが母にはあるのかもしれないな。
何を見破られるというのか?
私を好きになれないことを?
娘が好きになれない罪悪感を?
見たくない本当の自分の事を?
母は、未熟な自分を「無知でいること」によって守っているのかもしれない、無意識に。
今の職場にもそういう人がいる、私に話しかけない、業務上私から話しかけても逃げるように立ち去る。母も彼女も、他の大多数にするような態度で私に接してくれればいいのに、最低限の他者への敬意でいいのに。怖いものから逃げるような態度を取られることで私は傷つくし、他者から気づかれることで屈辱を感じる。
どうしようもない事と分かってはいる、人間なんてそんなものだ。職場の人間の態度には腹立たしくても折り合いはつけられるが、母からの態度の「この気付き」は苦しい。私はこの感情を引き受けることができるだろうか、自分のためにこの苦しい夜を越えたい、愛されない自分を許せるようになりたい。
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