9月の下旬と11月の上旬、2度程釣行した雄冬のシークレットゾーンのネタバラシでございます。
タイトル通り「タンパケ岬」に上陸してまいりました。
さてこのタンバケ岬とはここ↓
もう何年も前だけど2回ほど上陸を試みようと下見に行ったが
やはりあの絶壁に張り付いて横歩きするのはちょいと自殺行為だなと。
仮に行けても戻れなくなりそうだし^^;(岩に張り付いての横歩きって、右には進めても左には進めない行きは良いが帰りは怖いみたいな・・利き手利き足の影響なのか、良く感じる事でございました^^;)
岩の突起など「手が掴める」個所が有ればなんとか安全に行けそうなんだけど・・・
その時にふと上を見上げると岩に刺さっている「ハーケン」に目が付いた!
ぬぉぉぉぉっ?!
なんじゃぁこりゃぁぁぁ?!
※当時思った率直な感想
過去に釣り人が入っていたんかぁ~い!?
※上の二枚は2011年7月に見つけ撮影したハーケン
「そうかハーケンを何か所か打ち、ロープで手摺を付ければ行けるのか・・・・・」
そのハーケン自体はえらく錆ついてそのまま利用するには素人目にも危険だと、
いや、いくら新品のハーケンを持ち込んだとしてもオレは基本釣り人
山師の真似事はやはり危険極まりないなと・・・・・・
過去に行ったことがある人が居たとしても、オレにはちょいとハーケンとかまで使用するのは無理だな・・・
このタンバケ岬で釣りは出来ないなと決めつけたのが平成23年の出来事でございました・・・・・・。
以下タンパケを下見した記事3件
http://blog.goo.ne.jp/hojoturi/e/87d39b9f95b2aa9aff35913de0c0b0e8
2008(平成20)年7月
http://blog.goo.ne.jp/hojoturi/e/b6eac8c48f165b1f1b8b63e7486d110b
2010(平成22)年10月
http://blog.goo.ne.jp/hojoturi/e/3281779a04a053d91c017b93a0ffc58c
2011(平成23)年7月
※ そうだそうだ思い出した思い出したRockShotさんと平日のちょい釣りに行った時にあのハーケンを発見したんだ(笑)
さて行く事は出来ないと諦めていたあのタンパケ岬に今年再チャレンジした理由は?!
やはり「新雄冬トンネル」の着工にあたり、来年にはここには入れなくなっちまうと!
今年の8月に同じく新トンネル開通後、塞がれてしまうガマタトンネルの釣り場に行きハチガラ釣りを堪能してきた。
ここに来るのももう最後になるのかなぁなんて考えていたら、なんとなく想い残しが自分の中に見え始め、新トンネル開通する前に悔いが残らぬようこの辺の釣り場を堪能するべと、それには
『タンパケ岬上陸を目指すのが一番だな!』
と思い立ったわけね!!
早速ハーケンを秀岳荘へ行って実際手にしてみた。
↑画像検索でお借りしました。
実際、こんな平べったい鉄を岩の隙間に打ち込むだけで人なんて吊れるのか?
仕事柄コンクリートアンカー等を扱っていたのでその仕組みは余計に不安になっていた。
ハーケンの力点と支点、柔らかい鉄だからこそ岩の中でな折れ曲がる仕組み
ネットであれこれ調べるとその原理こそ納得できるもの安全性には納得できず^^;
でもハーケンを打つと言っても実際に人を吊るす訳でもなく、あくまでも「手摺」の役目。
全体重を一つのハーケンに乗せる訳ではないのでそこまで神経質にならなくても良いかと。
とりあえずの目測でハーケン5ヶもあれば良いか?
ロープは25mもあれば良いか?
ハーケン一個500円程・・・ロープも安いトラロープで良いかな?でもあれ滑るんだよな・・・・
お金の掛る者なので、必要以上に購入したくないもの、どれだけ必要あるか見当もつかん^^;
現地、下見したときの画像を見ながら考える。
解像度が低く見づらかったが、丁度釣友のmassaさんが雄冬の温泉に行くとFBで読み、
序と言ってはあれですが、現地の写真をお願いしたりと^^;(その節はありがとうございました!)
↑massaさんから頂いた画像
そこである事に気が付く。
絶壁に近い岩場を横歩きするにあたり、転落する危険性があるから手摺代わりのロープを横に張る作業をする・・・・って
んじゃ結局ロープを付ける為のハーケンを打ちに行くのだからそのハーケンを打つには掴む物が何もない状態でハーケンを打たねばならないって事?!
そうか・・・・どのみち誰かが犠牲にならねば・・・怖い思いをして・・・・ハーケンを打ち、ロープを括りつけねばならないと言う事なのか・・・・・。
いやいや、それが出来たらそもそもハーケンとロープすら要らないって結論になる。
いや待てよ、ハーケンを打つ間隔を狭く、要するに手の届く範囲で打って行けばいいのか・・・?
手を伸ばして打てる範囲・・・・1m位か?
1mの間隔では出岬先端までハーケン打ってけばハーケン何個居るの?
何ぼあっても足りないぞ^^;
って言うのは考え過ぎで、オレ的な考えでは10m程の絶壁ゾーンにロープを掛けられればクリア出来るかなと見た目で思っておりました(ちょっと甘かったけど)
とりあえず、一番大事なのは「諦め」と認識していたのでもしダメなら、材料が足りなければ、怖かったら引き返す事を第一としていたのでとりあえず財布と相談して
結局ハーケンは10ヶ購入。
頑丈なカラピナも欲しかったのだが予算が許さず、鉄製のシャックルを購入。これも本来海辺なのでステンレス製が良いのだが、まぁずっと使う訳ではないので鉄製で十分だべと。
ロープも本当ならザイルと呼ばれる山専用のが欲しかったのだが予算が許さず、トラロープは安くて丈夫だがツルツル滑るので危ないかなと、結局ポリエステル製のロープ太さ9ミリ長さ20mを2本購入。
これだけで総額1万円ちょっと、船渡してもらった方が安いんでは?・・・おっとこれは禁句だ(笑)
「ダメなら無理せず諦める」
何とか上陸してみたい気持ちとの葛藤もあるけど「諦める」と言う選択のウエイトを大きくする様に自分に言い聞かせてた!!
さて準備は一応揃えその実行初チャレンジとなったのは9月のシルバーウィーク
tarokouさんとENDOさんが快くこの計画に賛同してくれたのですが
現地のルート波返し下部は残念ながら波かぶり・・・行
って行けなくもないかなと思いも有ったのですがなんせ初の試みだからやはり無理は禁物と・・この日は諦めました
上の画像は後に上陸出来た時に岬の上からルートを振り返ったアングル。当時は波返し下部に波が被っており・・
そうそう、下部がだめなら上部はどうだと、タンバケトンネルの上に登ってみたのね!
勿論無理だったけど、後に確認したらそのトンネル上部に繋がるタラップが有ったのね!(上の画像も後の上陸後に撮影コンクリートと岩の境目にタラップ見える?)
鉄筋でコンクリートに直接打ち込んでいる様なタラップ・・長い年月で錆びついてとてもとても使えそうになかったけど(笑)
(上の画像も後の上陸後に撮影 ってかたとえタラップが錆び付いておらず使えそうでもあの高さをタラップで登り降りする事なんてオレには出来ないけど)
と言う事でこの日は諦めて、濃昼の太島内で釣りをしたのね。
http://blog.goo.ne.jp/hojoturi/e/5f9a2bf07c65e2787461ee340d220a75
↑その時の更新記事
さて次のチャンスはいつくるやら?
そのタイミングがまた難しいったらありゃしない。
平日は工事で夜間通行止めなので「日・祝日前夜 限定」なのね。
さらにその日が「波が低い」事と、その二つの条件だけでかなり可能性が薄くなる
実際多少波が高くてもこのタンバケ岬自体は海面から高いので釣りにはなるのだが
基部に行くまでのルートで波返しに海水が上がってさえなければ・・・・
オレも仕事柄休みは不規則だし、通行止め解除の休工日に波が低くなるかどうか。
そんなタイミングをはかっていたら雪降るまでの期間チャンスは数回しかないべさとちょいと焦りもあった^^;
長くなったので後編でお伝えします。
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後編も楽しみ!
せめてあと一回くらいは行きたかったです、残念!
冬が終わったらまた違う磯場に釣りに行きましょうね!
もう釣りの領域越えてますね( ; ゜Д゜)
先日泊の盃漁港で釣り人の事故があったので十分気を付けて下さい。
おばんです!
いやぁ~~なんか忙しくて中々更新できず^^;
そして今週の釣行記はぜんぜん釣れなかったので更新する気がおきず(爆)
よねさんとはサバイバルちっくに山をさまよった仲・・・ここにも連れて行きたかった(笑
おばんです!
この度はここへご一緒して頂いてありがとうございました!
tarokouさんのおかげで無事上陸出来た事を改めて感謝いたします^^
っと苦労して入ったこの釣り場も来年にはもう・・・タンバケ、そしてガマタまでも(T_T)
また新たに、開拓をご一緒してください(笑)
おばんです!
書いてある通り、ハーケン使用と言えど安全な素人レベル。
今後そうそう無いとは思います^^;
盃漁港の件はあまり触れたくはありませんが、ビビりのオレは一番の恐怖は波なので、その辺はわきまえております。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。