1月17日、激しい揺れで飛び起きた。震源地から離れていたが、震度5強の地震が襲った。水・ガス・電気・使用不可。水を買いに歩いていると、ゴォーと言う地鳴りと共に、大きな余震が来た。地震の被害状況が分かったのは、電気が復旧したお昼頃。テレビに映されていた想像を絶する震源地の地獄絵を初めて目にした。その2ヵ月後の3月、苗場スキー場に夜行列車で出かけた。朝、苗場プリンスホテルの部屋のテレビで見たものは、秀麗、富士山のふもとで、繰り広げられていた重装備の警官達の大捕り物劇だった。驚いた。スキーをしていても、気もそぞろだった。あれから、10年が経った。