列車は、氷の山の中を走っている。トンネルの中にある、アイスメーア駅で5分間停車する。雪と氷河の世界だ。窓から外を覗くと、巨大な氷山・シュレックホルンが望めた。こんなに険しい山の中を列車が走り、展望窓まで設置するとは、とても、大変な作業だったと感心した。列車が出発するので急いで車内に飛び込んだ。
まだ、夜も明けきれないグリンデルワルドから、ポッとオレンジ色の朝日がアイガーの山頂を染めているのが見えた。ヴェンゲンアルプ鉄道に乗り高度を上げていくと、アルプスの雄大な白き山々が右に左にと現れる。中でも「アイガー北壁」が、凄い迫力で迫ってくる。クライネ・シャイデック駅からは、アイガー・メンヒ・ユングフラウの山々がすぐ近くにそびえている。ここから、ユングフラウ鉄道に乗り換える。ベルナー・アルプスや氷河の眺望を楽しみつつアイガー・グレッシャー駅を過ぎるとアイガー・メンヒのトンネルに突入した。
快晴の中、憧れていた「ノイシュバンシュタイン城」またの名を「白鳥城」と言われている美しいお城に向かって歩く。木々がそびえていて空気も冷たくて気分爽快。しばらく行くと、観光馬車と出会う。レンガ色の正門に到着。絵や本で見ていたとおり、何と、綺麗なお城だろうか。お城の中に入ると豪華絢爛な装飾で圧倒された。王座の間からは、アルプ湖・シュヴァーン湖・その中間には、ホーエンシュヴァンガウ城などの素晴らしい絶景を楽しめた。そして、後方に高く連なる山々は、チロルアルプスである。この、気品溢れる美しい白鳥城が永遠に残ってくれるのを願った。もう一度、訪れたいが、日本からは、遠すぎるナァー。
ローテンブルクのマルクト広場に来た。何処まで続いているのか分からない城壁の上にある通路を歩いて、街並を見物してから下に降りクリスマス専門店やお菓子のお店に入った。チョコレートが最高に美味しい。マイスター・トウリンク(仕掛時計)の人形が動き出した。あくる日、「アルプスの少女ハイジ」に出て来るような草原が広がっている風景を眺めながら「ヴィース教会」へと向かった。田舎の教会だと思っていたが、中に入ると見事な金色に輝く装飾、豪華な祭壇、天井画「ヴィースの天国」の美しさ、本当に素晴らしく感動した。教会から雪景色のチロルアルプスの山並みの眺望を楽しんだ。
大学の街・ハイデルベルクに来た。落ち着いた良い街だ。重厚な歴史を感じる古城・ハイデルベルク城の門をくぐる。フリードリッヒ館とオットー・ハインリッヒ館がそびえ建っている。大展望台に上ると眼下には、ハイデルベルクの街並とネッカー川の風景が広がっていた。
ヨーロッパ・ロマンチック街道の旅に行った。ドイツのリューデスハイムでライン河ドライブを楽しむ。歴史を感じる古城が次から次に見えてくる。バスごと船に乗り対岸へ渡ると、有名な「ローレライの岩」がすぐ近くに見える。何だか、想像していたのと違った。
特徴ある山容の妙高山のふもとにある、赤倉温泉スキー場に、またまた、やって来た。妙高高原駅からバスですぐの場所にあるスキー場だから良く訪れる。ゲレンデのコースも多種多様で、それぞれのコースを滑りながら行き来できるので便利だ。温泉で暖まったり、おやきを食べたり、冬は寒いが、いろんな楽しみ方があるものだ。
シュプール妙高・志賀号に乗り、初めて関山駅に降り立った。辺りは薄暗い。タクシーで妙高パインバレープリンスホテルに向かう。早朝のホテルは、静かだ。腹ごしらえをしてゲレンデに行く。そんなに混んでいなかったので初めてのゲレンデだったが、スムーズに最初のシュプールを描けた。妙高山の眺望を楽しみながらいろいろなコースに挑んだ。シャトルバスを利用して移動する。ここは、ホテルライフを楽しむ為の様々なサービスが良く整っている。その一つが、乗馬だ。スキーの後に大好きな乗馬を楽しむ。馬に癒された。
夜行列車に乗り、越後湯沢から吹雪で混んでいる道をバスで「グリーンピア津南」のスキー場に向かう。公共の宿にしては、素晴らしい設備の整っているホテルだ。ゲレンデは、広々としていて、コースも豊富で景色も雄大だ。今まで滑っていたスキー場に比べると、とても、のんびりと快適にスキーを楽しめた。朝・昼は、スキー、夜は、卓球に温泉。食事も良かった。ここは、スキーの穴場だった。