ヘチマカス

「泣いてみようとしたが泣けなかった…」「笑ってみようとしたが笑えなかった…」そんな心の不感症カモンが送る無意欲文章群。

たべあるき 下から読むと きるあべた

2006-06-16 | Weblog
まず、タイトルは、五・七・五で、はじめさせてもらったんだけど、
これでいい。この中に今日あった出来事に関係ある数字が隠されてる。っていうことで、タイトルはまったく意味なくないの。

で、何があったかってことなんだけど、

おれもね、この年になってくると、舌と胃袋
が、だんだん贅沢になってくる。
長く生きれば生きるほど、舌と胃袋は今まで以上のものを、要求してくるから、もう、毎日がプレッシャーで、押し潰されそうだ。
舌がワンランク上の味覚を欲っすれば、胃は上質の栄養を期待してくる。
それでも、おれのかわいい胃と舌だからね、どんなにわがまま言われようとも、それに応えてあげたくなるっていうのが、
管理人であるおれの胸中じゃあないだろうか。
まあ、このまま胃と舌におれが支配されたら、おしまいだけど。

で、なんか、面倒くさい言い方したけど、要はうまいもんが食いたいなって、ただそれだけ。

それでね、下調べってなとこで、今日本屋で、いわゆるグルメガイドっていうの?おいしい店が載ってるような本を探して来た。

当然探すのは、本屋の中の『グルメ・食べ歩き』っていうコーナーだったんだけど、
そのなかには、「東京食べ歩き」「関東うまいもの店」とか、「行列のできるナンタラ」っていう、そういった類のグルメ本がいっぱいあってね、





けど、パっとみたら、その並びには到底相応しくない装丁と、ひらがなだらけの文字のかわいいタイトルを発見した。

それが、

 

「おおかみと七ひきのこやぎ」

この話、知ってますか?
簡単に説明しちゃうと、
留守番してた子ヤギたちの家におおかみが騙し入って、身を隠した七匹の子ヤギたちを一匹一匹食べていって、
おなかいっぱいになって、グースカピー寝てるところを母ヤギに腹切られて、あげくに石コロ詰め込まれて、川にザブンで溺死するっていう、
おれが一番大好きなグリム童話
なんだけど、
それが、グルメと食べ歩きの本の間に挟まってるもんだから、ちょっと笑った。
あ、グリムとグルメ、ここ掛かってないから、ダジャレ狙いじゃないから。そこ勘違いしないで。

まあ、なんにしても、「おおかみと七ひきのこやぎ」が『グルメ・食べ歩き」コーナーにあることは、確かに間違いじゃないからね。
まるでおおかみ、隠れた名店を探し食べ歩いてるようだし、子ヤギの肉食べるなんて、グルメ以外の何者でもないから。

別に間違いじゃないよ、ヒャクパー間違いじゃないから、このままこの本にはここに挟まっててもらったけどね、
なんだろうね、間違いじゃないんだけど。正解でもない、みたいな、

赤いきつねがどうぶつ図鑑に載るような、そのくらいの違和感、かな。
いや、ちょっと違うな。まあ、いいや。

とにかく、誰が仕込んだかしれないけど、
ちょっと面白かったです。

ごちそーさまでした。




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