高齢者のひとりごと

 日常の出来事に自分の思いをつづっていくつもり

柿の実

2005-09-29 17:09:58 | Weblog
 いつも散歩している道路傍に柿木があるが、実がついてから毎日数個の実が落ちていた。  もう木になっていろ半分の実は落ちたのではないだろか。  今日の早朝散歩は快晴で涼しく、気持ちがよかった。  いくつかの黄色に色づいた柿の実に日の光が当たり、今まで落ちずに実ったことが、うれしかったようにまるで笑っているように見えた。
  そこで1句。

  「  秋晴れに  柿の実、安堵の  笑顔見せ  」

 柿はビタミンAやCが多く含まれて栄養豊富だそうだ。  柿の葉も高血圧や美肌効果があるんだって。

ススキの穂

2005-09-27 17:11:46 | Weblog
 散歩中、ススキが10数本密集して、まさに馬のたてがみのように白い穂が風に揺れ、なびかせて立っていたのを見た。  ススキの穂は人間には聞こえない周波数で馬のようにいなないているのかもしれない。  私の子供の頃、親の言いつけでススキを切って乾かし、槌でたたいてやわらかくして、それを縄にしたことがあったけ。  わらの縄より丈夫で重宝だったが、ススキの葉で手の皮膚をよく切って痛い思いをしたな。  ススキの花言葉は「勇気」だって。
  そこで1句。

  「  たてがみを  なびかせススキは  天に吼え  」


秋の朝顔

2005-09-25 12:39:17 | Weblog
 昨夜から雨が降ったが早朝体操に行くときはやんでいた。  今朝は少し涼しかったが、垣根には朝顔がいつものとおりきれいに咲いていた。  1時間ほどで帰ってきたときには花はしぼんでいた。まさに一瞬の花の命だった。  まるで秋雨とじゃんけんをしているようだ。  花には寒い気候で仕方がないと思ったが、朝顔は俳句の季語では秋だというので驚いた。  葉は少し色あせているのでもうまもなく終わりだと思っていた。
  そこで1句。
        
  「  秋雨に  朝顔パー出し  すぐにグー  」
 
 

秋彼岸

2005-09-23 14:02:09 | Weblog
 今日は秋の彼岸だ。  彼岸とはあの世のことのようだ。  彼岸にお墓参りをする習慣は昼間と夜の時間が同じことと日の出は真東から出て、日の入りは真西に沈むことから来ているようだ。  今までは暑い日が続いたが、これから日に日に寒さが増して風邪を引きやすい季節に入るので十分注意しよう。  木々の葉もだいぶ色変わりしてきた。  なお、彼岸は春の彼岸を指すそうだ。         そこで1句。

   「  秋彼岸  木の葉に急がす  死の化粧  」

稲の切り株

2005-09-21 15:31:53 | Weblog
 今日、水田を見たらとっくに稲刈りが済んで残りの切り株に新芽が5cmほど伸びていた。  さすが食の王者のど根性と思った。  実が熟して切り取られたのだから、他の草花なら古株から新芽を出すことはないのに、稲は新芽を出すのだから。  しかも寒さで途中枯れすることはわかっているのに。  だけど本当は悲しいだろうな。  「顔で笑って心で泣いて」というところかな。
   そこで1句。

   「 切り株に  実らぬ芽を出す  稲辛し  」  
 
 ところで、米1粒の種から1500~2000粒の米が取れるんだって、すごいね。  それに、米が主食になったのは戦後のことだって、それ以前は麦やおわ、ひえなどに米を2~3割くらい混ぜていたんだって。

中秋の名月

2005-09-19 17:34:15 | Weblog
 昨夜は十五夜で、秋晴れで涼しく虫の音もちょうどよい音量だった。
 十五夜で最近10年間に晴れたのは今年を含め3回しかないそうだ。
 したがって貴重な名月だった。  だけど普段より月が遠くに見え、小さく感じられたのはなぜだろうな。  俳句で名月といえば芭蕉の「・・池を回りて・・」だろうな。   これは大変風流な発想で私は逆に実利的な考えだ。  学芸でも運動でも「賞」を取った事がないのでこんなことを考えた。

   「 どう取ろう  秋夜の美空の  金メダル  」 

虫の鳴き声

2005-09-17 16:05:03 | Weblog
 ここ2~3日前から急に涼しくなってきて、本格的な秋がやってきた。  家の前の菜園の鈴虫やコウロギなどの鳴き声も大きくなってきた。  イソップ物語に「アリとキリギリス」でキリギリスが遊んでいるといっているが、虫が鳴くには羽を高速ですり合わせなければならないから大変な労力がいるのだそうだ。  だから虫の合唱を聞くときは真剣に聞く必要があると思う。  
   そこで1句。

  「  網戸越し 虫の楽団  一人酒  」

 また、鈴虫の天敵の一つはコウロギだとさ。

セミが消えた

2005-09-15 15:17:04 | Weblog
 ここ1週間くらいセミの声が聞こえなくなった。  世代交代したのだろう。 
 セミがいるときはうるさいと思っていたが、いなくなるとやはり寂しい。
 なぜいなくなったか?  昨日も真夏の気温だから温度ではないともう。
 今日も早朝体操で公園に行って気がついたが、桜や楠木などの大半の木の葉の一部が色変わりをし始めていた。  ということはセミの吸う樹液も栄養が落ちていて、セミの生命を維持できなくなったためではないか。  これは私の勝手な想像ですがね。   
  そこで1句。
       
     「  セミ絶えて  木の葉は老境  入りを見せ  」

  私も知らないうちに老境入りをしてしまったよ。  しかし、がんばらなければ。

クモの巣

2005-09-13 16:04:24 | Weblog
 菜園のミニトマトは終わりに近づいてきた。  かなり取れたのでトマトは買わずに済んだ。  昨日、トマトの枝にクモの巣が張ってあった。  緑と黒の縞模様で相変わらずグロテスクな顔をしている。  クモは今が最も活動している時期で、クモの出す糸には6種類あって、ねばねばの他ねばねばしない糸など目的によって変えているんだそうだ。  そういうことはクモはかなり頭が良いということだ。  そんなことを考えていたらトマトを取りそこなった。
 そこで1句。
 
       「  菜園に クモの巣張られ トマト落ち  」

 菜園は趣味でけど、クモには生活がかかっているからね。

みかんはまだ青い

2005-09-11 15:35:07 | Weblog
 今日、散歩中に数本のみかんの木を見た。  みかんは秋の果物の代表で、その効用を調べると、がん予防、白美効果などいろいろあるということだが、今日見たみかんはまだ実は青く、葉や小枝と同じ色で実を見つけるのが困難だった。   しかし、目が慣れてくるとあちこちに実がなっていて、探すのが面白くなってきた。  そんなことをしていたら時間が経つのを忘れてしまった。  
  そこで1句。
        「  葉隠れや 木隠れみかんで 日が暮れて  」