異文化交流クイズ。ファーストシーズン第8回。今回はロシア人お雇い外国人、レフ・イリイッチ・メーチニコフの記述から。
彼は東京外国語大学ロシア語学科の講師として雇われるわけですが、そもそも彼を日本に招聘したのは西郷隆盛(正確にはヨーロッパ留学時代の大山巌の家庭教師だった関係)。「西郷が江戸で開設予定だった私学校の講師として招聘された」というのも驚きですが、更に驚くべきことは彼の「本業」が「革命家」だったということ。「革命家」という職業があること自体、ロシアは不思議な国ですがw。
ですが彼が日本に着いてみると西郷は鹿児島に引き上げた後で、路頭に迷うところを明治政府が雇ったという、変わった遍歴の持ち主です。「革命家を政府の役人として雇う」という日本政府の奇行wですが、当時の日本人に「革命家」という概念が理解できる筈もなく。
メーチニコフの記述は革命家だけあって、全ての物事の観察視点が「革命」を機軸にしていて、日本人にとって奇妙な記述も結構あり「資本主義に毒されたw」西洋人達の行動にも手厳しいです。
以下、彼の記述による、幕末期に外人たちの間で「流行った」お手軽な「保険金詐欺」の方法。
①築地の租界地に粗末な倉庫を建て、商品のように見せかけて石油をしまい込む。
②隣の品川近辺で、護衛付きで高慢な侍たちの集団に喧嘩を売る。
③次の闇夜に「何故か」彼ら所有の倉庫が燃え上がる。
④自分達が被った「商品の損害」の勘定書を幕府に叩きつける。
⑤保険会社に火災保険の請求して「二重取り」をする。
・・・治外法権が如何に彼らにとって役立つかの典型的な見本ですねー。
さて今回の出題は、その辺のことは一切関係なく、彼が東京の街中で見た光景から。
メーチニコフは他の国々では特別に繊細かつ臆病なことで知られている「ある動物」が日本では「神の使い」として敬われ、白昼堂々町中に出没して傍若無人な行動をしても追い回されたりはしない事に驚いています。
さて、ここでクエスチョン。この「ある動物」とは一体なんでしょう?
彼は東京外国語大学ロシア語学科の講師として雇われるわけですが、そもそも彼を日本に招聘したのは西郷隆盛(正確にはヨーロッパ留学時代の大山巌の家庭教師だった関係)。「西郷が江戸で開設予定だった私学校の講師として招聘された」というのも驚きですが、更に驚くべきことは彼の「本業」が「革命家」だったということ。「革命家」という職業があること自体、ロシアは不思議な国ですがw。
ですが彼が日本に着いてみると西郷は鹿児島に引き上げた後で、路頭に迷うところを明治政府が雇ったという、変わった遍歴の持ち主です。「革命家を政府の役人として雇う」という日本政府の奇行wですが、当時の日本人に「革命家」という概念が理解できる筈もなく。
メーチニコフの記述は革命家だけあって、全ての物事の観察視点が「革命」を機軸にしていて、日本人にとって奇妙な記述も結構あり「資本主義に毒されたw」西洋人達の行動にも手厳しいです。
以下、彼の記述による、幕末期に外人たちの間で「流行った」お手軽な「保険金詐欺」の方法。
①築地の租界地に粗末な倉庫を建て、商品のように見せかけて石油をしまい込む。
②隣の品川近辺で、護衛付きで高慢な侍たちの集団に喧嘩を売る。
③次の闇夜に「何故か」彼ら所有の倉庫が燃え上がる。
④自分達が被った「商品の損害」の勘定書を幕府に叩きつける。
⑤保険会社に火災保険の請求して「二重取り」をする。
・・・治外法権が如何に彼らにとって役立つかの典型的な見本ですねー。
さて今回の出題は、その辺のことは一切関係なく、彼が東京の街中で見た光景から。
メーチニコフは他の国々では特別に繊細かつ臆病なことで知られている「ある動物」が日本では「神の使い」として敬われ、白昼堂々町中に出没して傍若無人な行動をしても追い回されたりはしない事に驚いています。
さて、ここでクエスチョン。この「ある動物」とは一体なんでしょう?