「日本の敵」速報(海外の反応特化)+新型コロナウイルス関連海外の反応等

「日本の敵」&「新型コロナウイルス」に関する情報をまとめていきます

【#海外の反応】海外「ワロタ」韓国政府が新型肺炎で日本などへの渡航自粛要請したことに海外びっくり仰天!(海外の反応)

2020-02-16 19:13:08 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-海外「ワロタ」韓国政府が新型肺炎で日本などへの渡航自粛要請したことに海外びっくり仰天!(海外の反応)
-海外「ご飯のせいか!」日本で隔離中のクルーズ船乗客、米国に戻りたくないと語って米国人が仰天
-韓国人「韓国メディア、日本寄りのとんでもない表を作ってしまう・・・」
-台湾人「日本が第二の武漢になるかもしれない…」新型肺炎コロナウイルスの日本政府の対応が杜撰!台湾人にも衝撃が走る(台湾の反応)
-韓国紙「”韓国が唯一”クルーズの韓国人にキムチなど二度目の物資伝達に成功!」→韓国人「感無量…泣」=韓国の反応
-韓国人「近い将来に日本は私たちに支援要請してくると確信している。100%約束します」
-外国人「日本政府が国内のコロナウイルス流行を事実上認めたようだ…」
-韓国「コロナで京都の観光客が激減!人よりサルの方が多い!」の声
-韓国「WHOが東京オリンピック中止論について言及!誰が行くんだ」の声
-新型コロナ予防で1.5kgのニンニクを食べた中国人女性が病院送りに(海外の反応)
-【未開】韓国人「情けない…」韓国でマスクのポイ捨てが多発し、街中がマスクまみれに…=韓国の反応
-韓国人「韓国と海外メディアのレベルの違いがヤバすぎる…」→韓国人「韓国メディアは後進国レベル」=韓国の反応

【#海外の反応】韓国人「未来韓国党のロゴが日の丸を連想する!韓国で日の丸論争が発生!」 韓国の反応

2020-02-16 19:09:16 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]

-韓国人「日本人や外国人が乗る可能性もあるのに…No Japanのステッカーを貼り付ける韓国のタクシー」
-韓国人「未来韓国党のロゴが日の丸を連想する!韓国で日の丸論争が発生!」 韓国の反応
-韓国「”4月の総選挙は韓日戦”ポスターが登場!反日感情でGSOMIA破棄論浮上!」の声
-【悲報】韓国人「韓国で韓国を嫌悪し、日本を擁護するユーチューバーが増加傾向!理由なく韓国を嫌悪し、日本帝国主義を称賛!」 韓国の反応
-韓国人「日本の放送がまた必殺技を使った…朝鮮族なのに韓国人のフリして韓国を叩いてる奴に北朝鮮叩きをさせる」
-韓国「日本人の70%が韓国に譲歩するなら関係改善の必要なし!と主張!謝罪しろ!」の声!!
-韓国の一人当たりGDPは過小評価だ!韓国は未来の希望が少ないけど日本の一人当たりGDPには追いつくから悲観するな 韓国の反応
-韓国はもう終わりで回復不可能だ!脱韓国はこれからが始まりだ!不況・就職競争・稅負担で韓国を脱出する韓国人が急増 韓国の反応
-韓国人「ついに実を結んだ!日本不買運動により企業が初の倒産」
-韓国人「最近、日本旅行へ行ってる人っている?行きたいのに、少し躊躇っています…TT」=韓国の反応
-韓国人「今日の午前、日本人の友達との電話で新型コロナのことを聞いてみたら…韓国好きで独島は韓国の地だというほどのしっかりした考え持ってるのに…」
-韓国人「安倍の支持率がむしろ上昇…どうしてこうなるの…」
-韓国人「日本人が狂いだした!」深刻なコロナ事態にも1万人が参加する裸祭りを開催へ! 東京五輪の聖火リレーのリハーサルも‥ 韓国の反応
-韓国人「韓国に依存している東京オリンピック。決済システム=現代カード、5G=サムスン、チケット販売システム=インターパーク、セキュリティ会社=ウィンス」
-イラン政府「サムスン電子の看板を撤去した!米国の嫌がらせに加担したからだ!」の声
-韓国人「釜山でIKEAがオープンした結果wwwwwwwwwwwwwww」=韓国の反応
-韓国人「韓国の高級SUVが壁に突っ込んで転覆する事故が発生!その事故原因が“運転者の運転ミスvs現代車の技術欠陥”の大論争に発展!」 韓国の反応
-【悲報】韓国人「韓国の道路に深さ4m、横4m・縦5mの巨大シンクホールが発生!」 韓国の反応
-海外「マナー悪い…」みんな平気で路上に車を停める?韓国で外国人が驚いた行為に海外困惑(海外反応)
-映画寄生虫に日本が敗北感 反日だけど日本に認められたい韓国人の嫌な面が出た記事だ!日本はノーベル賞取ってるだろ 韓国の反応
-韓国人「オリビア・ハッセーの2度目の結婚相手は日本人だったという事実は知ってるか?」
-韓国人「現在、アジアで最も強力な日本の戦艦をご覧ください」
-韓国人はエベンキ族だよ!韓国は満州の高句麗の歴史を盗むのを止めろ!韓国人は全てを盗む!韓国人は恥を学べ 海外の反応

【#海外の反応】海外「日本は正しかった」日本寄港拒否のウエステルダム号に感染者、カンボジアで乗客下船(海外の反応)

2020-02-16 04:53:07 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-ダイヤモンド・プリンセス号の乗客さん「バレンタインデーで出されたディナーがこれだよ!」
-韓国人「おい、日本クルーズ隔離者が毎日食べている食事を見ろ…」
-アメリカ政府「コロナウイルスのクルーズ船にいる米国人を全員退避させるわ」
-海外「日本は正しかった」日本寄港拒否のウエステルダム号に感染者、カンボジアで乗客下船(海外の反応)
-韓国人「昨夜から現在までで日本列島に最も衝撃を与えたニュースがこちら…」=韓国人の反応
-韓国人「日本の厚労相がとんでもない発言をした結果・・・」
-韓国人「日本の北海道でコロナ感染者が出たとき北海道人がツッコミを入れた理由をご覧ください」
-海外「これはウイルス蔓延しない…」新型肺炎の検疫逃れを理由に処刑した北朝鮮に海外絶句(海外反応)

【#海外の反応】ウイルスより気持ち悪い!カルト集団だ!韓国で統一教会の6千組のカップルがマスクを着用し合同結婚式に参加 海外の反応

2020-02-16 04:52:09 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-ウイルスより気持ち悪い!カルト集団だ!韓国で統一教会の6千組のカップルがマスクを着用し合同結婚式に参加 海外の反応
-海外「韓国は趣味が悪い」橋本五輪相が韓国民間団体の防護服ランナーに不快感(海外の反応)
-韓国人「日本人には盗み趣味がある」世界的に有名は和牛の起源は、韓国から強奪された韓牛だった! 韓国の反応
-韓国人「明太子は韓国が起源ですよね?」
-韓国日産、撤退準備か? 創業以来初めての希望退職を断行
-韓国「日韓経済戦争で中国だけが得をする!と日本が主張!最後まで戦おう!」の声!!
-韓国人「日本へ行った時、とても驚かされたことがある」=韓国の反応
-韓国人「日本の古代史は70万年にもなりました」
-韓国人「日本軍がアメリカに負けたのは分かりましたが、もし日本軍とドイツ軍が戦ったら勝つのは何方ですか?」 韓国の反応
-韓国「韓国のパスポートは世界2位!日本は世界最強!米国より先進国だ!」の声!!!
-米国「言ってなかったけど、THAAD基地費用580億ウォンは韓国負担だからw」→韓国「!?!?」=韓国の反応

【#文春オンライン】アカデミー賞作品賞「パラサイト」を観たら知りたくなる韓国“不平等”社会「5つの疑問」に現地記者が答える!

2020-02-16 04:38:04 | 海外の反応
 アカデミー賞で主要4部門を制した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」。ポン・ジュノ監督は授賞式後の会見で、「『パラサイト』は最も韓国的なものでぎっしり詰まっていて、かえってそれが全世界の人々を魅了したのはないかと思う」と語った。
 監督の言葉通り、本作は韓国社会のリアルな姿を通して世界に蔓延する格差問題と階層間の対立を描き出して世界から共感された。しかし、作品の中に描かれている韓国独特の事情については、若干の説明が必要かもしれない。韓国国外の観客が疑問に思ったであろうポイントを解説してみたい。(*以下の記事では、映画の内容が述べられていますのでご注意ください)

疑問1 主人公の家族が暮らしている半地下の家賃はいくら?
 主人公の一家は、大黒柱の父・ギテク(ソン・ガンホ)をはじめ、家族全員が無職。彼らの貧困な暮らしを物語っているのが「半地下部屋」だ。

 撮影に使われた半地下部屋は、ソウル近郊のスタジオに作られたセットだ。ギテクの家族が住む町もやはりセットで、そこに実際のソウルの庶民層が住む町の映像をCGでつなぎ合わせたものだという。

 ところで、実際にあの半地下部屋を借りると、家賃はいくらだろうか? 

 韓国の様々な不動産サイトによると、ソウル市であの家族のような、半地下で部屋が3つある住居を賃貸する場合、「保証金1千万ウォン(約93万円)+毎月30~50万ウォン(約2万8千円~4万7千円)前後」が必要となる。保証金は日本の敷金と同じように、基本的には退去時に全額返却される。

 韓国では、半地下部屋以外にも「住居貧困層」に分類される住居がある。

 一つは「屋根部屋」だ。屋上に建てた仮設住宅で、韓流ドラマによく登場する。韓流ドラマではソウル市内の夜景が見下ろせるロマンチックな場所として描かれるが、実際には夏は暑く冬は寒い、上水施設や暖房施設も劣悪だ。

 もう一つは「考試院」。大学街や塾街でよくみかける受験生向けの貸し部屋のことだ。日本で言うと寮を連想させるような狭い部屋が集まっている住居だ。考試院は住宅ではなく、「近隣生活施設」に分類されるために、住宅法の影響を受けない。そのため、10平方メートル以下のワンルームが多く、窓がなかったり、部屋の真ん中に柱があったりする部屋もある。

 韓国では、地下部屋・半地下部屋、屋根部屋、考試院などに居住する世帯は「住居貧困層」に分類される。それぞれ頭文字をとって「地屋考(チオッコ)」とも呼ばれるが、「地獄の苦み(チオッコ)」と発音が同じで悲惨さが感じられるネーミングだ。

疑問2 パク社長の大邸宅のいくら?
 半地下に住む一家が徐々に“パラサイト”していくのが、グローバルIT企業を経営するパク社長の大豪邸。韓国の超富裕層を象徴する邸宅は、閑静な住宅街の坂道を登ってやっとたどり着く。

 このパク社長の邸宅も全羅北道全州に建てられたセットだ。韓国メディアによると、セットとして作られたパク社長の邸宅の敷地は約600坪、1階床面積は約200坪。もし、実際にこのような大邸宅がソウルにある場合、売買価格はどれくらいだろうか。

 映画に登場するいくつかのシーンを参考に、ソウルの富裕層が住む代表的な「富村」、城北区に邸宅があると想定すると、「売買価格は100億ウォン(約9億3千万円)を超えるだろう」とする不動産専門家の意見が紹介されたことがある。

 実際に、パク社長のような超富裕層が最も多く住んでいるところは、漢江が一番よく見下ろせる龍山区漢南洞だ。韓国の週刊誌が報道した「2018年1月の国土交通部の資料」によると、漢南洞とその付近には、韓国を代表する財閥の「サムスン」家が計10軒の邸宅を持っていて、他にも「SKグループ」崔泰源会長などの邸宅が集まっている。

 この不動産資産の不平等こそが、韓国人が感じる最も深刻な格差問題だ。進歩派経済団体の「経済正義実践市民連合(経実連)」の資料によると、韓国上位1%の11万人は92万戸の住宅を保有しており、30の賃貸業者が1万1000世帯を保有している。一方、韓国国民の70%にあたる3600万人は、一坪の土地も持っていないという。

疑問3 ギテクの息子はどうして4度も大学に落ちたのか?
 ギテクの長男ギウ(チェ・ウシク)は、パク社長の娘である女子高生の英語の家庭教師をするほど勉強ができて、あっという間にパク社長宅への“パラサイト”計画を立てるほど頭も切れる。

 そんな彼は、4度も大学入試に失敗した設定となっている。なぜ4回も失敗するのか? そもそもそこまでして、なぜ大学入試に挑戦し続けるのだろうか?

 まず、韓国の大学入試制度について説明しよう。韓国の大学は、「修能」といわれる大学入学のための共通試験の点数だけで入学できる「定時」(定時募集)で3割程度、残りの7割は修能の前に行われる「随時」(随時募集)という入学選考によって入学生が選ばれる。

「随時」の選考方法は様々だが、もっとも多く使われるのが「学生簿総合選考」(学総)方式だ。高校内申を含めて多様な活動にそれぞれ点数が付けられ、各大学は受験生が得た総合点数を参考にして新入生を受け入れる。趣旨は「どれほど充実した高校生活を送ったか」を評価するためのもので、ボランティア活動や部活など課外活動の他に、受賞実績なども評価の対象になる。

 結果的には、この複雑な評価方法に対応するため、高額な授業料のかかる名門塾の指導が必要になってしまった。

「随時」に必要な自己紹介書を作成してくれる塾や、点数を稼ぐ効果的な校内活動を指導するコンサルティング塾が人気だ。さらには、富裕層の子どもたちの間では、曹国前法相の娘の不正入試疑惑に見られるように、親のコネを使った様々な“小細工”が蔓延するようになった。

 結局のところ、「パラサイト」のギウのような庶民の子どもは、ひたすら試験勉強に没頭して、ただでさえ競争率が高まる一方の「定時」にしがみつくしかない。

 ではなぜ、ギウは4回も落ちながら大学進学を諦めないのだろうか。それは、いい大学を出て、いい就職につかない限り、今のような貧困な生活から抜け出すことは不可能だと思っているからに違いない。

 韓国社会は、1997年のIMF危機以降、中産階級が消滅して、一握りの上流層と庶民に分かれてしまった。このような格差社会で、韓国の庶民にとっては、教育こそが今の格差を乗り越えられる唯一の手段だと考えられている。ギウも、やはり名門大学を卒業して大手企業に就職することを夢見ていたかも知れない。

 韓国の激しい学歴社会については、文春オンラインの別の記事( 「映画『パラサイト』ではわからない韓国『超格差』社会」 )でも、詳しく解説した。

疑問4 警備員募集に500人が集まったというのは本当か?
 半地下家族の家長であるギテクは、2度も商売に失敗した後、まともな職に就いてない。韓国において失業は、大きな社会問題になっている。ギテクも、映画で「警備員1人を募集すると、大卒者など、500人も殺到する時代だ」と家族に語っている。

 すでに低成長時代に突入している韓国では、現在若年層の失業がクローズアップされているが、実際もっとも深刻なのは家庭を背負っている中年層の失業だ。韓国では、2020年1月現在、中年の就職率が50ヵ月連続マイナスだ。経済の悪化に伴って製造業などの雇用が減少しており、自営業者もギテクのように倒産の危険に直面している。

 職場を失った中年たちにとって警備員は確かに人気職種だ。2019年12月にインターネットの就職斡旋サイトを調べてみると、「月給160万ウォン(約15万円)で1年契約」という条件の警備員1人を募集するのに59人が応募していた。しかも、この中の29人は大学および大学院卒業者だった。

 さらに2019年、釜山にある証券博物館で2人の警備員を募集した際には、計553名(大卒以上の者が331人)が応募し、大企業並みの高い競争率となったこともあった。映画で語られた「1人の警備員募集に500人が集まった」というエピソードは十分ありえる話なのだ。

疑問5 半地下生活の人々の「匂い」とは?
 半地下に住むギテクの一家は、長男ギウが家庭教師としてパク社長宅に雇われたのを皮切りに、家族である事を隠して父が運転手、母が家政婦として、それぞれ邸宅に入り込んでいく。しかし、パク社長の息子に、ギテクの家族から同じ「匂い」がすることを指摘されてしまう場面がある。

 映画では、この「匂い」が貧困を描く上で重要な役割を果たしているが、韓国社会において階層によって「匂い」の違いはあるのだろうか。

 まず、ギテクの家族が住んでいる半地下部屋は窓が小さく、日差しがほとんど入らない。梅雨の時はカビ臭いかもしれない。さらに風通しも悪い。また映画では、ギテクの半地下の外壁に小便をしたり嘔吐したりする人もいた。

 しかし、その匂いが人に付くだろうか? 私は韓国に住んでいるが、地下鉄や街で出会う人々から、こんな匂いを嗅いだことはない。

 ただ、私がはっきり言えるのは、韓国のお金持ちからは良い匂いがするということだ。ライターという仕事柄、ビジネスに成功した中年男性によく会うが、彼らの大半は香水を使っている。

 2015年の韓国の食品医薬品安全処の調査によると、韓国人男性の46.3%が香水を使用すると答えた。韓国の男性は香水だけでなく化粧品も積極的に使っている。同調査では、韓国男性は月平均13.3個の化粧品を使用しているという。

「外見も競争力」と思われる韓国では、汗など生活の匂いが「貧困の匂い」が思われているのかもしれない。

 この問題については、ポン・ジュノ監督が韓国メディアと行った以下のインタビュー内容を参考していただきたい。

「韓国社会で、金持ちと貧しい人の動線を見ると、実はあまり重ならない。行く食堂もそれぞれ違うし、飛行機に乗ってたとしても、ファーストクラスとエコノミークラスだから、いつも空間が分かれている。しかし、本作は、主人公の息子が家庭教師として初めて金持ちの家に入り、金持ちと貧しい者が互いの匂いを嗅ぎ合えるほど、非常に近い距離に置かれ、お互いの線をぎりぎり侵犯する、そんな話だ。それで、匂いという新しい映画的装置がストーリーにとって非常に大きな機能をする。

 匂いというのは、実は人間の状況や立場が表れるのではないか。一日中きつい労働をすれば、体から汗の匂いがするのが当然で……。そういったものに対して守らなければならない最低限の、人間に対する礼儀があるのではないだろうか。(本作では)そういった人間に対する礼儀が崩れる瞬間を取り扱った」

金 敬哲/週刊文春デジタル

【#JBpress】韓国に住む私がパラサイトに目を覆ってしまった理由

2020-02-16 04:35:40 | 海外の反応
(※)本記事は映画『パラサイト 半地下の家族』のあらすじに関する記述が含まれます。映画を未見の方はご注意ください。
(平井 敏晴:韓国・漢陽女子大学助教授)
 平常心では何とも見ていられない映画だった。
 カンヌとアカデミーで2冠を達成し、今話題沸騰の韓国映画『パラサイト』である。半地下の部屋に住む家族が金持ちの一家にたかるようにしてその豪邸に忍び込み、最後に殺し合いになるという話だ。その金持ち家族のその後は描かれてはいないが、豪邸が売りに出されていたのだから、恐らく家庭崩壊したのだろう。
 でも、そんなことは、ここでは全く重要ではない。私は映画評論家ではないから映画の出来の良し悪しをどうこう言うほどの知識も眼もないし、そのつもりもない。
 ただ、この映画は私が見るにはあまりにも辛い映画だったのだ。

■ リアルすぎる半地下生活
 映画には、リアルなところとファンタジーなところがある。その比率によってそれぞれ楽しめたり楽しめなかったりする。
 私がこの『パラサイト』を見ていられなかったのは、リアルなところが私の記憶を見事に刺激しすぎたためなのだ。ここではそのことを話したい。
 この映画のリアルなところは、一部の人たちにとってきわめてリアルである。映画のリアルさというのは、大衆文化の特性上、ある程度は緩和されて描き出されている。それを映画の中の出来事として素直に受け入れられれば面白く、珍しく見えるのだろうが、韓国の半地下生活の厳しさをある程度(つまり中途半端に)知っているものであれば、平常心ではいられなくなる。
 半地下生活が私にとってリアリティを持つのには、いくつかの理由がある。まず、私の知り合いにも1人、半地下生活を送っている人がいるからだ。
 彼が半地下生活を送るには、厳しい成り行きがあった。会社を潰し、離婚を経験し、子どもが暴力沙汰で警察の世話になる。これだけ書けば十分だろう。15年も韓国に住んでいれば、当初はそうではなかったとしても、そのような暮らしになってしまう知り合いもいるものだ。
 2つ目は、私も一歩間違えば半地下生活を送っていたかもしれないからだ。
 韓国で家を借りるには、巨額の頭金が必要だ。私が今住んでいる家でも、毎月支払う家賃とは別に、500万円ほどの頭金を預けている。それは家を引き払うときに戻ってくるから差し引きゼロなのだが、入居時にかき集めるのは大変だ。

 韓国人はその頭金を準備するのに、たいていの場合は夫婦で銀行から借りる。だが、私のような外国人は、つい数年前まではそれができなかった。
 お金を工面できなければ、頭金や家賃が飛び切り安い半地下生活が待っている。
 あるとき、転居先を探そうと不動産屋を周っていたとき、「お得な物件があります」というので、下見に行ったことがある。歩いて向かっている途中、家内が「たぶん、半地下よ」と言っていたのだが、ずばり当たっていた。韓国人にはそれとわかるものだったらしい(家内は韓国人である)。部屋に入ってみると、映画に出てくるように、歩いている人の足が窓から丸見えだった。
 その半地下の家に私の家族が住むことはなかった。結局、私の家族は何年も、一人暮らし向けのような狭い家に暮らすことになった。

 というのは、私には半地下の生活を受け入れがたいつらい記憶があったからだ。それは、映画でも描かれる大雨である。それが、この映画を見ていられない3番目の理由である。
 恐らく10年ほど前だろうか、私は半地下の部屋がある集合住宅の3階に住んでいた。半地下には高齢の女性が1人で住んでいた。ある夏の日、ソウルを大雨が襲った。すると、長時間にわたる集中豪雨で下水道が逆流したのだ。半地下のその女性の部屋にあっという間に浸水し、私は部屋から水をかき出したり、ポンプで排水できるようになってから家具を外に出してあげたりした。

 映画でも下水道が逆流する様子が描かれている。トイレから黒い液体がシュッと吹き出るのを、便器の蓋を占めてその上に乗って抑えるという場面だ。でも、実際はそんなお上品ではない。きっと排泄物も混ざっているに違いない茶色の液体が、化粧室からダムの放水のように流れ出るのだ。私はトイレのドアを閉めて、流れ込んでこようとする汚水を堰止めた。私はサンダルを履いて家具を運んでいたのだが、漏電防止のためブレーカーを落として電気を消しているのと、汚水に被われているために、床など見えるはずはない。家具を持ち上げて踏ん張ったとき、ガリッと足で何かを踏みつけた。その感触からしてグラスか何かのガラス製品だろう。一歩間違えば、大けがだった。

 『パラサイト』という映画は、そういった場面を、ずいぶん見やすく描いていると思った。その一方で、半地下生活の映像を見ながら、私が見聞きしている実際の半地下生活の姿が脳裏でフラッシュバックされ続けていたのだ。私は映画を見ている間、何度か思わず目をつぶってしまった。

■ とてつもない格差がある韓国社会
 日本のあるテレビ番組は『パラサイト』の2冠達成を受けて、実際にソウルで半地下生活をする若者に取材していた。その若者はインタビューで、「僕は寄生はしないですけど」と話していた。
 もちろん、多くの半地下生活者は映画のようには振る舞わない。だが、半地下生活をする人たちは、とてつもない格差の底辺で、地面にはいつくばって暮らしている。金持ちの家から半地下の家へ向かうには、長い階段を下っていかねばならない。そうした韓国社会の姿を縮図としてエンターテインメントに仕上げたのが、『パラサイト』という作品である。

平井 敏晴

【#木村正人】新型肺炎 中国で医療従事者1700人が感染、6人死亡 それでも礼賛を繰り返すWHO事務局長は変?

2020-02-16 04:27:23 | 海外の反応
「医師は兵士、病院は戦場」人民日報
[ロンドン発]新型コロナウイルスが中国から世界に広がっている問題で、中国の国家衛生健康委員会は14日、中国国内で1716人の医療従事者が感染し、いち早く異変を医師仲間に知らせた武漢市の李文亮医師(34)ら6人が死亡していることを明らかにしました。

湖北省の医療従事者の感染は1502人にのぼり、まさしく「医師は兵士、病院は戦場」(人民日報)になっている実態を浮き彫りにしました。中国共産党の報道管制、情報統制が感染者と濃厚接触せざるを得ない医療従事者に感染を広げてしまったことは否定のしようがありません。

元世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長の尾身茂・独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)理事長は13日、日本記者クラブで行われた記者会見で中国を礼賛するWHOのテドロス・アダノム事務局長に苦言を呈しました。

エチオピア出身のテドロス氏は中国の武漢市や湖北省の初動の遅れが感染拡大を招いたのは明らかなのに「中国はよくやっている」と称賛を繰り返し、政治的に中立であるべきWHOの伝統と信頼を損ねています。尾身氏の発言は次の通りです。

「SARSの時、中国は意図的な情報非公開」
「2002~03年にSARS(重症急性呼吸器症候群)があった。それまで感染症は日本で言えば厚生労働省の管轄。SARSで香港などへの経済的なインパクトが強く、あれ以来、国際社会は厚労省の枠を超えて各国の首脳、外務大臣が同じことを繰り返すまいと強い関心を持つようになった」

「2003年から2年半はSARSと同じことをいかに繰り返さないかという議論しかWHOでは行われなかった。国際保健規則が改正され、決まったことが一つある。どうも普段と違うような状況があれば病原体や原因が分からなくてもすぐにWHOを通じて国際社会に報告することだ」

「中国もその議論に十分参加した。SARSの時は中国政府の意図的な情報非公開が半年間にも及び、WHOが2003年4月に香港や広東省への旅行延期勧告を出した。それに比べると今回、中国の習近平国家主席の対応は早かった。中国が一生懸命、本気でやっているのは間違いない」

「しかし中国はSARSを起こした同じ国。国際保健規則を巡る議論を湖北省の衛生担当者が知らないということはあり得ない。昨年12月初旬から(原因不明の感染例の報告が)もっとあったはずだ。初動が遅れたということについて中国はSARSで反省をしているわけだから」

「こういう全ての感染症の大流行に共通する要素は初動の遅れ。西アフリカのエボラ出血熱も現地にキャパシティーがなく、初動が遅れた。今回も武漢市があれだけの事態になったというのは明らかに初動の遅れがかなりの原因だった」

「テドロス発言はWHOトップとしては残念」
「テドロス氏から“中国はよくやっている”“他の国のために一生懸命やっている。心から感謝しています”という発言があった。どこの組織にも欠点はある。WHOにも政治的な圧力はもちろんある。本部と地域の事務局長も選挙で選ばれているから各国の意向は理解している」

「WHOは基本的には健康を守るために設立されたテクニカルエージェンシー。政治的、経済的な考慮はしても最終的にはテクニカルに行くべきだ。1948年の設立以来、ずっとそれでやってきてテクニカルなところではこの組織は信頼できるという関係が確立されていた」

「テドロス氏の発言は、今の習近平氏はよくやっていますよ、ただし残念ながら武漢市の対応は遅すぎて国際社会は重く受け止めており、反省すべきですと、これぐらいは最低言わないとWHOのトップとしてはちょっと残念だ」

「WHO は各国の優秀な人材が周りを固めているから、テクニカルな勧告は彼の発言と違って、そんなめちゃくちゃなことはやらない。イメージが悪くなったので早く是正しないと。折角1948年から営々と築いてきた信頼感がなくならないよう早く軌道修正する必要がある」

「WHOをテクニカルエージェンシーとして各国の上にいるわけではないが、政治的中立の立場で言うべきことは言った方が良い」。尾身氏の指摘は筆者が想像していた以上に厳しいものでした。それだけ、初動の遅れでSARSに続き感染を拡大させた罪は重いというわけでしょう。

「中国の行いを認めて何が悪いのか」WHO事務局長
テドロス氏は新型コロナウイルスの感染拡大について「世界にとって非常に重大な脅威 」と警告する一方で、中国について「もし中国の並外れた対策が取られていなかったら、国外でもっと感染が拡大していただろう」と中国礼賛を繰り返してきました。

12日の記者会見でも「WHOは中国の面子を守るためよくやっていると称賛するよう中国政府から圧力を受けているのか」と質問され、テドロス氏は「全ゲノム配列決定の公開や武漢市封鎖など中国のしたことを認めて何が悪いのか」と反論しました。

世界全体で見ると感染者の99%が、死者の99.8%が中国本土に集中。中国本土では感染者の81%が、死者の95.4%が湖北省に集中しています。テドロス氏は「感染拡大防止のため都市を封鎖した武漢市は英雄的だとイギリスの理事は発言した」と言います。

事務局長選を争ったイギリスのデービッド・ナバロ元国連事務総長特別顧問は英紙フィナンシャル・タイムズに「テドロス氏は非常によくやっている。彼は中国と協力しなければならない。中国を非難しても何も始まらない。テドロス氏はボタンを掛け違えないよう必死だ」と評価しています。

テドロス氏は記者会見でこう続けました。「中国人女性がドイツから上海に戻った後に感染が判明した際、直ちにドイツに知らせて感染拡大を防いだ。われわれは真実を語る必要がある。中国がWHOに称賛を求める必要などない。習近平氏は自ら感染拡大防止の先頭に立っている」

「こうした政治的リーダーシップは称賛に値する。全ての加盟国が中国を称賛している。今は特定の国に烙印を押して非難している場合ではなく、力を合わせてウイルスと闘うことだ」

パンデミック(世界的な大流行)を防ぐには感染の99%を占め、情報量が圧倒的なエピセンター、中国の協力が欠かせません。大国になった中国を面と向かって非難するより持ち上げた方が賢明だというのがテドロス流のようです。

しかしWHO事務局長はやはり変?
テドロス氏は2017年7月にWHO事務局長に就任後、ジンバブエの独裁者ロバート・ムガベ大統領(当時、故人)をWHOの親善大使に任命。しかし国際的な抗議を受けて、すぐに撤回しました。世界保健総会にも中国の政治的な圧力を受け、3年連続で台湾を招待しませんでした。

権威主義的な支配と人権侵害で批判を集めているルワンダのポール・カガメ大統領が世界保健総会で医療政策の成功をアピールする基調演説を行ったこともあります。しかしWHO事務局長のとんでも発言は何もテドロス氏に限ったことではないようです。

米外交評議会のスチュワート・パトリック氏は外交雑誌フォーリン・アフェアーズのブログで次のような懸念を示していました。「香港出身のマーガレット・チャン前事務局長は北朝鮮の医療制度は医療スタッフが不足していないため、多くの途上国の羨望の的だと話したことがある」

「結局のところ、WHOの意思決定は自由を制限する恐れがある加盟国主導のプロセスだ」とパトリック氏は指摘します。

大型爆撃機を台湾領空に接近させる中国人民解放軍
新型コロナウイルスの流行で台湾はWHO加盟国ではないものの、リアルタイムの情報を入手できるようオンラインを通じて会合への参加を認められました。しかし台湾は世界から中国の一部とみなされ、航空便がキャンセルされるなど大きな経済的な打撃を受けています。

この最中、中国人民解放軍の戦闘機は台湾領空への接近を繰り返しているため、再選を果たしたばかりの蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は「軍事的に国を脅かすより、武漢ウイルスと闘え。大型爆撃機H6では新型コロナウイルスと闘えない」と反発しています。

貿易赤字を減らすため中国に貿易戦争を仕掛けたトランプ米政権は新型コロナウイルス対策を進めるため米疾病予防管理センター(CDC)や1億ドルの支援を提案。WHOやCDCの関係者の受け入れを渋っていた中国も今月8日にようやく支援受け入れに動き始めました。

テドロス氏の出身国エチオピアへ一番多く直接投資している国は中国で、昨年全体の約6割を占めました。習近平氏が国家主席に就任してから劇的に国連への拠出金も増やしています。エチオピアだけでなく国連機関も中国の影響力には抗えなくなってきているのが現実です。

【これまでの経過】
2019年12月1日、感染源とみられる華南水産卸売市場(武漢市)に出入りしていない肺炎患者を武漢市金銀潭医院が発見していた(2020年1月24日に同病院胸部外科の首席医師が医学誌ランセットで発表)

12月8日、武漢市が新型肺炎患者を報告

12月下旬、武漢市内の複数の病院に連日、発熱などを訴える市民数百人が詰めかける

12月30日、武漢市衛生健康委員会が2つの文書で新型肺炎患者が華南水産卸売市場で見つかったため、医療施設はリアルタイムで患者数を把握して治療に当たり報告するよう指示

・李文亮医師がメッセンジャーアプリのウィーチャット・グループで同級生の医師ら約150人と患者の診断報告書を共有し、「華南水産卸売市場で7人のSARS患者を確認」と発信して治療に当たる際、注意するよう呼びかける。後に新型コロナウイルス肺炎と判明

12月31日、武漢市衛生健康委員会が「27人が原因不明のウイルス性肺炎にかかり、うち7人が重症。人から人への感染はまだ見つかっていない」と発表

・中国がWHOに武漢市で新型肺炎が発生していることを報告

2020年1月1日、華南水産卸売市場を閉鎖。2日に清掃や消毒を実施

・武漢市公安当局が「ネット上に事実でない情報を公表した」として李文亮医師ら8人を処罰したと発表

1月5日、中国当局がSARS再流行の可能性を否定

1月6~10日、武漢市人民代表大会

1月7日、WHOによると、中国当局が新型ウイルスを検出。新型コロナウイルス(2019-nCoV)と名付けられる

1月9日、中国疾病予防管理センター(CDC)が新型コロナウイルスの全ゲノム配列決定を公表

・中国国営中央テレビ(CCTV)が武漢市で新型コロナウイルスが確認されたと報じた

1月11日、中国当局は初の死者(61)を発表。華南水産卸売市場で買い物をしていた男性で、1月9日に死亡

1月11~17日、湖北省で人民代表大会

1月13日、WHOがタイで女性の感染者を報告。中国国外では初の感染者で、武漢市からやって来た

1月14日、WHOが記者会見で、武漢市で新型コロナウイルスが検出されたと認定

1月15日、日本で武漢市滞在歴がある肺炎患者から新型コロナウイルスを確認。日本国内1例目。6日に受診した際、報告あり

1月16日、武漢市で2人目の死者

1月17日、アメリカの3つの空港で武漢市から到着した乗客のスクリーニングを開始

1月18日、伝統行事「万家宴」が開かれる

1月19日、SARSが流行した当時、広東省で広州市呼吸器疾病研究所の所長を務めていた鐘南山氏(83)が新型コロナウイルス専門家チームのリーダーになり、武漢市金銀潭医院を訪れる。武漢市疾病予防管理センター(CDC)も状況を把握し、国家衛生健康委員会が緊急会合

1月20日、鐘南山氏が「現在の統計によると、新型コロナウイルス肺炎は確実に人から人に感染している」と発言し、皆が初めて新型コロナウイルス肺炎の深刻さに気付く

・中国で3人目の死者

1月22日、WHOが新型コロナウイルス肺炎の流行で初の緊急委員会(23日も継続)。「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」との結論には至らず。委員間で意見が対立

1月23日、1100万人都市の武漢市を閉鎖。中国当局が中国で最も大切な祝日、春節(旧正月)の関連イベントを中止

・WHOが中国国外では人から人への感染を認める証拠がないと発表

1月24日、中国が武漢市で1000床の臨時病院の建設開始

1月25日、湖北省で集団隔離された都市の人口は合わせて5600万人に

1月26日、WHOが新型コロナウイルスのリスクを「穏健」ではなく「高い」と変更

1月28日、習近平氏とWHOのテドロス氏が北京で会談

1月30日、WHOが緊急事態宣言

2月1日、李文亮医師がミニブログサイト新浪微博で新型コロナウイルス肺炎と診断されたことを明らかにする

2月2日、フィリピンで死者。武漢市から来た男性で、中国国外では初

2月4日、人民日報が「中国共産党政治局常務委員会が3日の会議で明らかになった欠点や不足への対処能力を高めることを確認した」と伝える

2月7日、李文亮医師が死去

2月11日、テドロス氏が新型コロナウイルスの病名を「Covid-19」と公式に命名。一方、国際ウイルス分類委員会コロナウイルス研究グループは新型コロナウイルスそのものについて、SARSの姉妹種「SARS-CoV-2」と名付ける

2月13日、中国共産党が湖北省と武漢市のトップを更迭

2月14日、中国国家衛生健康委員会が国内で1716人の医療従事者が感染し、6人が死亡していることを発表

(おわり)