大名行列

2010-07-12 | 授業記録
新しい単元に入った。
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3 幕府の政治と人々の成長
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まずは、教科書の大名行列の想像図を提示。

「金沢藩」の「大名行列」であることをおさえ、
地図で金沢藩を確認。

資料を眺めていた子どもたちから
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・なんでこんなに人がいるんだろう?
・なにしているところだろう?
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などというつぶやきを拾いながら、課題を設定。

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(学習課題)
大名行列が行われるようになったのは
なぜだろう。
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予想が沢山出た。

・税を取る
・引っ越し
・戦争
・パトロール
・幕府を開きにいく
などなど、、

正解に近いものがあるよ。と話すと子どもたちも興奮。
そこで、発問。

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この資料を見て、
・分かったこと
・気づいたこと
・(疑問に)思ったことを
を箇条書きでたくさん書きましょう。
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観点を提示しようかと思ったが、この資料はそんなことをしなくても
子どもが「おっ!」と思う情報がたくさんある。
ゆえに、あえてそのまま調べさせた。

7分間時間を取ったが、多い子は30個以上(!)の情報を読み取る。
少ない子でも二桁はいっている。だいぶこの活動にも慣れてきたようだ。



全員を立たせて発表させる。
本当は、発表した意見ごとに整理して板書しようと思った。
しかし、準備不足で、構造的にまとめることができず、反省。
・建物
・行列の人
・道具
・周りの人
というような観点で整理しようと思ったのだが・・・。
写真でも分かるように、うまく整理ができず、中途半端。
自分の力不足、教材研究不足を反省。

その後、子どもたちの発表を生かしながら、集団で話し合う。
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・行列はどのくらいの人数でどのくらいの長さだったのか?
・行列はどこへ向かっているのか?
・お辞儀をしているのはなぜか?
・行列はなぜ行き来しているのか?
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ということを、子どもたちが先ほど読み取った情報を活用し、
まとめていく。

東京書籍のデジタル教科書で、五街道を提示したり、
大名行列の資料を提示したりして、より具体的に内容が伝わった。

また、盛岡から江戸までの13日間の旅で、
大名行列が泊まった場所を地図帳で探す学習も盛り上がった。


最後に、単元全体の課題を確認。

この大名行列の意味が分かれば、なぜ江戸幕府が200年以上続いたのかが
ちょっぴり分かるよ。
と話し、本単元を貫く課題を

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200年続いた江戸幕府の秘密を探ろう。
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と設定した。



準備不足でいきあたりばったりの授業ではあったが、
なんとか流れて良かった。
しかし、多いに反省。

これも6年生担任を何度も経験しているから、
なんとなく流しが分かっていて、できたこと。
もし他の学年で今回のように
ぶっつけ本番で単元の最初の場面を扱う訳には
絶対いかない。

どんなときでも、現状に甘えずきっちりやらねば・・・と自戒をした。