枕草子の枕

気になる出来事

九段下というところ

2016年07月30日 | 日記
九段下には、云わずと知れた靖国神社があり

また昭和館、しょうけい館、という第二次世界大戦にまつわる資料館がある。


何年か前に母と昭和館に入ったことがある。

昭和館とは 昭和10年頃から昭和30年頃までの国民生活上の労苦を伝える実物資料を展示。


その時の特別展示として「それいゆ」という

戦後、母がティーンエイジャーの頃ときめいた雑誌の展示があったから。

当時の素敵なファッション雑誌だったそうだ。

今見ても、素敵。



常設展では戦中、戦後の庶民の暮らしがどんなだったか?いろいろ現物が展示されてたり


防空壕ってこんな感じと、実際に防空頭巾かぶって防空壕に入れたりと体験できる。

母曰く、母の家の防空壕はこんなに立派ではなかったと云ってました。


戦争による、一般市民の生活がこんなひどいことになってしまうんだと

つくづく考えさせられる。






そして、今回、九段にお仕事で来ている間、しょうけい館って行ってみたかった。



しょうけい館は、

戦傷病者とそのご家族等の戦中・戦後に体験したさまざまな労苦についての証言

歴史的資料・書籍・情報を収集、保存、展示し、後世代の人々にその労苦を

知る機会を提供する国立の施設です。

とありました。


無料です。


お仕事かえりに行ってみた。

まず入口をはいり、受付の女性に「ようこそ」と声をかけられ

展示は2階ですといわれるも・・・

「あー、今行ったらお一人かも。ちょっと怖いかもしれませんよ」と



えっ??なんで?と目が点


とりあえずエレベーターで2階へ。



敵の弾に当たり割れたメガネ(本物)。当然失明なされて・・・

しかし、注釈には「メガネを掛けていなかったら脳に弾が達して即死していたでしょうと医者にいわれた」

と記してある。

その横には政府から貰ったという義眼の展示。

そして、薄暗い展示ブースはジオラマ。

戦地で麻酔もなく手術しているシーンだったりする。


はい・・・怖いし、確かに目を覆いたくなります。

でも、作り話ではなく、本当にあったことなんだ。



最近、何だか激しい言動の人々が現れてきたけど・・・・

とにかく、絶対、こんな時代が今後あってはいけないのです。






また、ついで?の勢いで

靖国神社内のしゅうゆう館へも行ってみた。





靖国神社内の幕末維新期の動乱から大東亜戦争(太平洋戦争)に至る戦没者、

国事殉難者を祭神とする靖国神社の施設として、戦没者や軍事関係の資料を収蔵・展示している。

1882年(明治15年)に開館した日本における「最初で最古の軍事博物館」


       


こちらは、なんだか趣が異なり、イデオロギーもなんもない私が行っても

なんか、きな臭い感じがしちゃう。

なんだろ・・・

せっかく来てみたけど常設展示は見る気になれず、特別展示のみ拝見。

また神社だけど拝殿する気にどうしてもなれず、そそくさと踵をかえし靖国神社を

後にしました。




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