アメリカのバイデン大統領が11月に迫る大統領選挙から撤退する考えを表明し、民主党の大統領候
補にはハリス副大統領を支持すると表明しました。トランプ前大統領は、バイデン大統領について「
歴史上、最悪の大統領だ」とコメントしています。
バイデン大統領は日本時間の午前3時前、SNSで声明を投稿し、大統領選から撤退する考えを明らか
にしました。
声明の中で、バイデン大統領はこれまでの任期中の様々な成果を示した上で、「再選を目指すとい
うのが私の考えだったが、自分が撤退し、残りの任期で大統領としての責任を果たすことに集中する
ことが党と国にとって最善の策だと思う」と述べています。その上で、バイデン大統領は「今週の後
半に私の決断の詳細について、国民のみなさんに説明するつもりだ」としています。
バイデン大統領はその後、SNSを更新し、ハリス副大統領を民主党の大統領候補として支持する考
えを表明しました。(TBS NEWS 7/22 月)
テレビ討論会での失態、度重なる言い間違え、そして自身の襲撃事件を利用してイメージアップに成
功したトランプ氏には、バイデン大統領では勝てない事は明白。遅すぎるとも言えるが、やっと撤退
を表明し後継を指名したことで、流れが変わることを期待したい。
トランプ氏の分断戦略はアメリカを衰退に導く。アメリカの好調な経済は移民が多いことが大きな要
因になっている。大企業のCEO、各重要機関の長も移民が多く、ノーベル賞もアメリカに移り住ん
だ学者の功績だ。世界に影響を与える企業のスタッフも移民が多く、テスラのマスク氏も移民だ。
何よりもトランプ氏が蔑視する移民がアメリカで肩身の狭い思いをして暮らすことになる。アメリカ
の人口の半分近くを占める有色人種が哀しい思いで生きることになれば、アメリカは失速していくだ
ろう。