幻覚

年末年始のテレビで市場の様子を見ると、
水産会社で働いていた時を思い出します。



広場でトラックに積み荷をしていた時の事です。



そう、アレよ。私の大好物のアレ。
朝が早かったから、ちょうどお腹が空いていた所よ！！



もう、鮭どころじゃない!




まさか！視力１.５を誇っていた私が見間違えるなんて！！

・・・って、落ちていた物はね。

市場らしい落し物であります。





































なんで、見間違えるのよ！！
一緒に働いていた同僚に笑われたじゃないの。

何に見えたかって？それは・・・。























































新入社員の頃は色々やらされたわ。
早朝の積み荷作業とか、たらこの形成とか。
お歳暮やお中元の受注とか、事務から肉体労働まで。

それで、市場って色んな食べ物が落ちているのよね。
だから、「おじさん、人参落ちてるよー」と拾って教えてあげると
「落ちてるんなら、拾って持ってけー」と太っ腹。
拾いモノを色々頂いたのも楽しい思い出の一つ。

でも、両方の視力が１.５を誇っていた私なのに、
まさか、見間違えるなんて！
これじゃ、もはや幻覚じゃないのよ。
しかも、何だか恥ずかしいじゃないの。
「ゴム手袋に向かって、猛ダッシュしてどうしたの？」と同僚に不審がられるし。

早朝でお腹が空いていたし、モンキー・バナナが落ちていても不思議ではないし、
「どうかバナナが落ちていますように」という私の切なる願いが見せた幻覚だったのかも。

でね、ここの会社の社食ってイクラ丼とか石狩汁とか、豪華で美味しかったわ・・・。
調理のオバサンも「たくさんあるからお代わりしなさい！」って勧めてくれるし。
それで一食２００円だったかな。
さすが、水産会社。
年末はボーナスの他に荒巻鮭を１本頂いたし。
食べ物関係のお仕事っていいわよね。
っていうか、バブルだったから・・・？