伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ご期待に応えることができず申し訳ありません。いわき市議選の結果、次点で議席に届かず。活動日誌No.236

2020年09月14日 | 選挙
 選挙の結果は23時9分に確定した。
 その結果を知らせる「活動日誌」を作成し、選挙中にご迷惑をかけた近所のみなさんにお知らせした。

 今回の選挙は、共産党を離れ初めての選挙だった。組織も、団体の支援もない中での選挙となった。選挙当初から遠野地区以外での知名度の低さは理化しており、どう広がりを作るかがポイントになることは理解していた。ただ、現実に広がりを作ることができなかった結果が今回の得票と理解している。過去の選挙が、共産党の組織の上に乗った選挙で、私に対する個人的な期待票の上に組織票が上積みされていた。住民に誤った情報を伝えて何の対応もしないことをまともに反省もしない幹部たちと縁を切るために党を離れた。未だにまともに反省をしないし、そのことにまともに向き合わない組織の現実を見る時に、選択は間違っていなかったと思う。

 組織に代わるものを作ることはできなかったことは、ひとえに私の力不足と言わざるを得ない。

 今回の選挙を受けて、9月末の任期切れをもって、議員団事務局を担当した12年間、その後の市議として4期15年間、合わせて27年間、市政に直接関わってきた活動を一端休止することになる。

 この27年間には、
500億円もかかるといわれた大事業・サイクルパーク構想の反対運動と構想断念、
小野町一般廃棄物処分場の建設反対運動、
内郷の山一商事の産業廃棄物処分場計画への反対運動と計画断念、
独禁法違反とされた高値落札の南部清掃センター受注の談合の疑惑解明、
好間工業団地への廃プラRDF発電所建設計画反対運動と計画断念など、
多くの問題を調査・取材し、論評をしながら市民運動に関わってきた。

 こうした経験は、遠野地区の原発作業員宿舎設置計画に反対する住民運動等にも活かされた。
 議員としての活動はなくなるが、一市民として、これらの経験を踏まえながら、今後の市政を見続けていきたいと思う。

 結果をお知らせする活動日誌は次の通り。



得票は1,485票で届きませんでした。
みな様のご支援に感謝申し上げます。


13日投開票のいわき市議会議員選挙には41人が立候補しましたが、私の得票は1,485票となり、最下位当選者に274票及ばず、次点となり落選となりました。
 これまで4期15年間、みな様に支えていただきながら市議会議員としての活動を続けさせていただきました。今回、住民のみな様に間違った情報を流しても正しもせず放置する共産党地区幹部等に改善がないことから、袂を分かつため党を離れ、無所属での立候補となりました。
 私自身のこの間の活動が有権者のみな様に問われる選挙となったわけですが、得票の結果は、これまでの私の議員活動に真摯な反省を加えるよう教えています。
 「活動日誌を楽しみにしている」「相談にすぐに来てくれる。期待している」等の声もいただきました。このような期待に応えることができなかったのは、ひとえに私の力不足に理由があります。
 15年間にわたるみな様のご支援と、今回の選挙で寄せていただいた期待に感謝を申し上げ、選挙結果の報告といたします。
 2020年9月13日
 伊藤浩之



■コラム「一歩」

「無所属になって初めての挑戦」。13日投票の市議会議員選挙でのスローガンだった。「組織も、団体もない選挙」の現実は厳しい。ポスターの張り出しは、候補者カーの要員は。課題は山積だった▼「無所属の挑戦」もなかなか大変。まず立候補の届け出準備を初体験。選挙中は、遊説後に、ネットの地図をたどりながら翌日の候補者カーの運行計画の作成が続いた▼救いは、多くの個人のみな様から支援があったこと。ポスターを全域に貼り出せた。「遅れちゃならない」と午後9時頃まで奮闘された方もいた。アナウンサーの紹介もあり、引き受ける方も見つかった。演説を聞いてくれた。激励もあった▼まずは、選挙戦を最後までやり抜くことができた。いくら感謝をしてもしきれない。選挙の結果は真摯に受け止めよう。これまで、私の議員活動を支えてくださったみな様に感謝したい。



以下開票結果。




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2 コメント

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残念です (Unknown)
2020-09-15 15:12:10
落選と聞き、正直信じられませんでした。

(元)共産党でありながら、是々非々で物事を考え、行動するという、一番大事な部分を、信念として貫かれていて、こういう人こそ絶対に必要だと常々思っていたので・・・

また戻ってきてほしいです。
今はそれしか言えません。

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ありがとうございます。 (伊藤浩之)
2020-09-15 15:43:52
私の身にとっては過分なお言葉をいただき、痛み入ります。

離党の件についても、市長の公約等について市民に無責任な発言をして誤解に誘導するとの観点から追及しており、共産党がやった同様の事例に目をふさぐことはできないという思いがあり、地区幹部に是正を求めているのに、何の対応も、まともな反省もしないということが原因となっていました。

ご指摘いただいた点は、大切にしなければならないと常々考えています。

励ましの言葉ありがたく受け止めます。今後のことはこれからゆっくり考えていきたいと思います。
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