広島 グルメ観光 ほろ酔い日記

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償い 【小説】

2009年01月11日 | 番外編
 「森から出てはいけない」と、少年はつぶやいた。

 男は、与えられた環境に体を預けて絶えるしかない現状を変えようと、豊かな食料と寝床のある森から街へ出た。

 社会的地位を獲得したものの、「失う事への不安」、「得られない事への不満」に耐えられなくなる。

 ホームレスとなり、無いことの不自由を感じながら彷徨っているとき、少年と出会う。

 「だから、森から出ちゃだめだったんだ」少年は、また呟く。


★カフェでのまったりするのにお勧め図書★

『償い』 矢口敦子(2003.6 幻冬社)

「他者の心を傷つけた者は、どうやって裁かれるべきなのだろう」という、一貫した問いかけの中、男と少年が巻き込まれる、社会的弱者を対象とした連続殺人事件を描くサスペンス。


★お勧めカフェ★
 「Caffe Ponte(カフェポンテ)」  原爆ドームそば
 「Chou Chou(シュシュ)」  地蔵通り
 「BIEN (ビアン)」 平和大通り
 「J0ULE(ジュール)」 並木通り


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