鹿島労災病院と神栖済生会病院の統合問題で、両病院や茨城県、神栖市などで構成する再編統合協議会が開催され、新たに整備される神栖済生会病院分院の概要が明らかになり、診療体制や施設整備などについて協議し、確認されたとのこと。
神栖済生会病院の分院(10床の診療所)は、統合で廃止される鹿島労災病院の駐車場に整備され、診療科は、内科、和漢、整形外科、外科、小児科の5診療科。開院は、来年4月1日を目指すとのこと。
配置される医師数は、延べ7~8人で、医師の確保状況で診療体制を拡充するとのこと。
確かに、現在予定されている分院の診療体制では、鹿島労災病院が無くなってしまうことに不安を感じる皆さんが、安心できる内容とは言い難いものがあります。
ちなみに、この統合に伴い、神栖済生会病院の本院は増築工事を段階的に行い、現在の179床から2021年度中に240床、2025年度中に350床を目指すとのこと。
いずれにしても、「労災病院の建物を取得して、医療・福祉・保健の拠点に…」などの議論もあった中、神栖市が負の遺産を抱えることなく、当初の予定通り事業が進んでいるようなので、良かったと思っています。
今後は、石田市長の経験と手腕、人脈等によって医師確保が進み、神栖済生会病院本院は救急医療等の機能が強化され、分院については、地域の皆さんの身近な存在として充実していくことが期待されます。