神栖市から示された令和5年度決算の資料の中で、今後の神栖市の財政を考える上で気になる記述がありました。
それは、市の将来負担額の推移の中で、「適正規模の基金(貯金)残高を確保するため、市債(借金)を積極的に活用した」という表現。
それらしいことが書いてあるような気にもなりますが、直訳すると「貯金の残高を確保するために、積極的に借金をしました」とも読めてしまいます。
確かに資料を見ると、基金残高はほぼ横ばいで推移していますが、市債残高は増え続けていることがわかります。
税収が豊かと言われる神栖市でも、このまま今のペースで新規事業を実施し続けると、財政が大変厳しいことになると心配しています。
そうならないように、来年度予算も含め、しっかりとチェックを強化してまいります。