ひろし日記

~転がり続ける僕の生き様~

追憶~HONDA モンキーBAJA

2014年02月06日 | 追憶編
 今日は9日ぶりの休みでした。少しずつ出来ることが増えているので、当然仕事も増えています。日々成長していると実感出来るのは幸せな事だと思います。「ナイト」と呼ばれる、ほぼぶっ通しの25時間勤務明けで心地よい疲労感があり、近くの温泉でのんびりしてきました。

 さて、今日の追憶は涙の・・・「モンキーBAJA」です。1992年~1993年所有。

 
 モンキーの外装を換えただけなので、当然50cc。オフ性能が高いわけでもありません。雰囲気だけはもの凄くあってカッコ良かったです。

 なんと言っても、モンキーのショボイFフォーク。スプリングとグリスしか入っていないと聞いたことがありますが、倒立フォークっぽい。インナーチューブカバーも付いてました。アウターにカーボン風ステッカーを巻き付け、SHOWAのステッカー貼ってました。さらにこれに外装を被せる「モンキーアフリカ」なるものもありましたね。

 とにかくBAJAですから(いまXR BAJAに乗ってる伏線だったのでしょう)、サイコーのオフロードテイストです。これはエンデューロに出るしかない!と買ってすぐに出場しました。疲れ知らずのこのマシンは、バンバン抜かれながらもマイペースで無事3時間を完走。当然飛べないしオーバースピードにもならず、全くの無転倒。ただ、轍で両ステップが突き刺さり動けなくなったりするモンでした。

 「4サイクル原動機付自転車の会」を発足するも、全く会員が増えることもなく僕は一人でツーリングへ行くことにしました。竜飛へ向かったDioの屈辱を晴らすべく、今度は本州最北端の”大間”へ。Dioの反省を踏まえ、スペアチューブとタイヤレバーを用意しました。総走行距離550Kmの旅です。小坂~十和田湖の樹海ラインを抜け、湖畔を走り、奥入瀬渓流と快調でした。しかし、またしても突然の悲劇が起こります。

 十和田市と通過し三沢市へ向かう百石町という所だったと記憶していますが、直線道路で油断しました。さすがに尻が痛くなりスタンディングしたところ、道路のギャップにハンドルを取られフラフラと左側へ。ふと顔を上げると速度標識の白いポールが目の前に・・・

 
 真っ正面から激突し、モンキーと僕は路肩下に放り出されました。ハンドルバーは曲がりフロントまわり大破です。

 空中で考えた事は、「背中に背負ったポリ容器のガソリン爆発しないか」でした。

 あまりのホイールベースの短さに、実はウイリーマシン。面白いほど良く上がりました。DT同様スチーム洗車機でサイドのステッカーが飛んで行き、貼り直しました。60Km/hからブレーキを掛けると、フロントがカタカタ鳴った。モンキー定番のボアアップや足回りの12インチ化したかったな。少しお金が貯まったら、中古探してもう一度出逢いたいマシン。

 新車購入で走行距離375Km。あまりにもあっけない最後でした。そしてしばらくの間、原付一種から遠ざかるのでした。