雲行きが怪しいなあと思っているうち、ポツポツと雨が降り出し、後半は、かなり雨が降っている中、テニスを中止するきっかけがつかめないまま、２時間スクールは続いた。ボールも、テニスウェアも水を含み、頭髪もずぶ濡れ、１時間以上を過ぎると、スクールは成立するので、正規の授業料を払い、車の運転もそこそに、家路を急いで、お風呂に直行、なんとか風邪ひきは免れた。
龍馬（福山雅治）は、結婚を約束した、幼馴染の加尾（広末涼子）が、京都で隠密の役割を果たすことになり、落胆する。一方、牢屋から解放された、岩崎弥太郎（香川照之）が、長崎で藩の金を使い込み、解任されて土佐に戻って来た。江戸では、朝廷を無視して開国をした、井伊（松井範雄）が、水戸浪士によって暗殺される。半平太（大森南朋）は、土佐藩を攘夷一色に染め、薩摩藩や、長州藩と協力して、朝廷を動かし、幕府の開国政策を改めさせようとするが、土佐藩内部の下士と上士の対立に、志をくじかれ、龍馬は、藩に疑問を持ち始める。龍馬脱藩のきっかけが、よく理解でき、幕末の日本の混乱を、よりいっそう知ることができる日曜の夜。テンポがあって、好きな番組のひとつ。
熱血教師SP・第一夜の、いじめが原因で、一言も声を発しなくなった斉藤君を、演劇を通じて、心を開かせてゆく、大垣俊輔先生がすごかった。普段は筆談で人と会話をし、無表情の斉藤君が、演劇部に入り、先生からセリフを言うように指導され、役を演じることで、自分自身が、変わっていく姿が、映し出されていた。斉藤くんの顔に、表情が戻ってくる、声が少しづつ大きくなってゆく、笑顔になってゆく瞬間が、こちらの心まで開かされるようで、ほっとして、癒される番組だった。演劇の力ってすごいんだと再認識した。
郡山市民劇団に、小林正夫先生が、歌唱指導に来られた。セリフを言う時にも、腹部の丹田を意識していないと、声が通らない、肺を大きく膨らませて、歌う発声法を教えて頂いた。たった一時間の講義だったが、「花」をみんなで合唱し、次回までの宿題も出た。日本語の発音を考えさせられる一日だった。
２００９年の１０月から始まった「不毛地帯」、昨夜の放送で最終回を迎えた。近畿商事の石油開発も五回の失敗をへて、ようやく、サルベスタン鉱区に、石油を掘り当て、日本のエネルギー供給を一手に引き受ける総合商社と発展してゆく、綿花相場で赤字を出した、社長に退くように勧告した、壱岐は、社長の座を後輩に譲り、一人シベリアの抑留地へ、弔いに旅立ち、今後は、戦没者の慰霊に努めることを、決心する。半分ハッピーエンドのような、重い気持ちを残したままの終わり方だったが、戦争という、大きな過ちを引きずった、山崎豊子の作品は、見ごたえがあった。
