貞美（中井貴一）は、祭りに参加するルイ（黒木メイサ）に会うため札幌にやって来た。だが、メイは、不倫相手の恋人との約束を優先し、叔母に父親が待っていたことを、あとで知らされるが、いまさら会えないと再開を果たすことができなかった。翌日、富良野で妻の墓参りをした貞美は、風のガーデンを訪れ、物陰に隠れて、岳（神木隆之介）の様子を見る。その後、東京に戻った貞美は、二神（奥田瑛二）に自分もガンに侵されていると明し、恋人の看護婦にも、病気を発見されてしまい、病院に退職願いを出す。内容はドロドロしているのだが、自然や草花がきれいに映し出され、目線が、鳥やミツバチ、時には神の境地から見ているような気分にさせてくれる、倉本聰の作品は心が洗われるようだ。
ゲストパネラーに、森本レオ、谷原章介、北川景子、山本裕典、福田沙紀、高嶋ちさ子、小泉孝太郎を迎え、①ザブングル、②いとうあさこ、③マシンガンズ、④ものいい、⑤ハイキングウォーキング、⑥シソンヌ、⑦コラボカーペット 髭男爵×慶、⑧トータルテンボス、⑨オキシジェン、⑩川上じゅん、⑪響、⑫ミスマッチグルメ、⑬ゆってい、⑭ＬＬＲ、⑮ザ・ギース、⑯もっこすファイアー、⑰アントキの猪木、カムバックレッドカーペットにトータルテンボス、響、もっこすファイアー、ハイキングウォーキングが出演した。北川景子が選んだ、レッドカーペット賞には、ハイキングウォーキングが選ばれた。単独での受賞は初めてで、「そうなっちゃいます」の連発で新作映画の宣伝をしていた。高嶋ちさ子が、響を腐ったドラエもんと表現し、森本レオが、いとうあさこの「昨日のことが思い出せない」に共感していたのが面白かった。
1929年、東京生まれ、実践女子専門学校（現実践女子大）国語科卒、脚本家として、ラジオから草創期のテレビに転向「七人の侍」、「寺内貫太郎一家」などをヒットさせた、向田邦子の、代表作「思い出トランプ」の中の作品「かわうそ」を読んだ。80年に書かれたものだが、人の心理描写は時代を感じさせない。ミステリータッチの内容は、読み手の想像をかきたてる、惜しい作家を、飛行機事故で失ってしまった。
日曜の夜に放送されたものを録画し、月曜日に見た。エチカとは、ラテン語で「倫理」の意味で、ここでは、人の生きる道と解釈している。自分の生き方を見つめなおし、これからのヒントにつながる実話が紹介され、最後に視聴者アンケートを取って、どれくらいの人々が感動を得ているかを問う。タモリの司会も、ゲストから、示唆に富んだテーマトークを引き出している。自然に涙が流れてしまう番組、実話には、重みがある。
日中は、晴れるが、風が冷たく感じられる日になると、さっき天気予報で言っていた。紅葉には、まだ早いようだが、日暮れも早くなり、心さびしくなる10月、何か楽しい事を考え、テニスで遊び、誕生日を迎えてひとつ歳取ったことも忘れよう。膝は痛いけれど・・・。
