ひろぴん日記

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高円山物語「影媛」

2010-01-18 06:48:00 | 演劇
なら100年会館で、17日の2時から、高円山物語「影媛」が上演された。時代は5世紀の終わり、ワカササギ皇子(後の25代武烈天皇の皇太子時代)と、平群地域を拠点とする、有力豪族、平群マトリの子、鮪(シビ)が、妙齢の美女、物部影媛(カゲヒメ)をめぐり繰り広げる、愛の争奪戦。そのころ影媛の父、物部鹿火(アラカビ)は、石上地域の豪族で、軍事集団の長として大和朝廷で、重きをなしつつあった。自分の娘、影媛が、平群の鮪を思い、悩んでいる姿を見るにつけ、一方で天皇家への忠誠を尽くさなければならない、自分の立場に苦しんでいた。奈良に都が移される前の、日本書紀に記された、悲恋の物語。現代との交錯でうまく描かれていて、見終わった後のさわやかさが、印象的だった。clap
コメント (2)
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