香織（桜庭ななみ）が、演劇部のお芝居の準備を、手伝って欲しいとクラスに呼びかけ、宏人（中島健人）と、直樹（入江甚儀）、真琴（加藤ローサ）が手伝い始める。ルカは、藤井（姜暢雄）から、真琴と婚約したことを聞く、そして、いつも孤独に過ごしている態度を見透かされたルカは、藤井への怒りの矛先を、演劇部の手伝いに向ける。翌日、ルカは、ビルの屋上で、真琴に思いを打ち明けられない切なさを胸に、かけてゆく月を見上げていた。次の満月までに、人間の生き血を吸わなければ、永遠の命は、手に入れられない。演劇部の手伝いを、真琴と続けてるうち、ルカの恋は、一時満たされたかのようだったが、チンピラにからかわれたことや、バケモノ呼ばわりされたことで、人間とバンパイヤの違いに、再び目覚め、真琴を遠ざけようとする。エンディングの歌の映像の中で、ルカが闇から光へ駆けだすシーンがあるが、ルカが再び、人間として生まれ変わるのではないかと、ひそかに期待している。
