母親と昼過ぎに会う約束をしていて、言葉が少ないので、変だなぁと感じていた。
母親「Y君(甥っ子の名前)がちょっと・・・。」
私「どうした?」
母「でも、誰にもまだ言わないでって言われたから・・・、後で。」
そういわれて私も気になっていたが、その時は聞かずにいた。
家に帰ってきて、「それでY君がどうしたの?」と聞くと、
母「Yがお金を・・・、●●●万円何とかしてっていうんだよぉ・・・。」
私「それってオレオレ詐欺じゃない?」
私は興奮して問いただした。
もうすでにお金を渡してしまった後らしい!!!自宅に知らない男がお金を取りに来たというのだ!
それでも母はY君にお金が渡っていると信じている。
私「だから違うよそれは、典型的はシナリオ通りの詐欺じゃない!」
母親にわからせるためにY君に電話しようとしたら、母は「Y君は携帯を鞄の中にいれたままでそのままなくしちゃったんだってさ、だから通じないよ。」と言った。
あ~あ、まだ信じている。
Y君にすぐ電話した。もちろん、母に電話してないし、お金の要求もしていないことを確認した。
私はすぐ警察に電話して、〝母さん助けて詐欺〟にあったことを話した。
警察の到着を待っている間も、母はまだY君にお金が渡ったと信じていた。
私は一瞬違う部屋に行っている間、母は唯一の手がかりである、詐欺グループの電話番号に電話したらしく、
「電話したら、ちゃんと上司の人が電話にでたから、お金返してって言ったのよ。」
・・・と、なんてノンキな。
返してもらえるわけがない。
警察が家に来て、大騒ぎになり、やっと詐欺にあったんだと認識したらしい。
母はY君を助けたくて銀行に大金を下しに行ったんだ。銀行もちゃんとチェックしろってーの。
こんな人のいい年寄を騙すなんてサイテーなやつらだ!
もう、お金は帰ってこない。
仕方がない。
興奮してつい母親を怒鳴りつけてしまったが、母は被害者だ。可哀そうなことをしてしまった。
神様はまた私の前に大きなハードルをつくってくれたみたいだ。
一体いつになったら、穏やかな日がくるのだろう。
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