志摩 ゆみのつづり方

以前は国際交流のボランティア一筋だったのですが、最近はスクエアダンスなるものにお熱を上げているmixのblogです。

コンベンション珍道中-5

2006-08-25 10:47:15 | SD
今日で終わりです。お疲れ様!

7月3日(火)7日目:6時にCarolynとシャワーを浴びているオウムのアールちゃんのおしゃべりで起こされた。はっきりとは聞き取れないがしきりにしゃべっている。しばらくして起きて行くと、Carolynはケージの中の掃除。彼女は今日からマイケルと山に出かけるそうだ。留守中のオウムの世話はいつもJimがするらしい。10時、Jimが隣りに住むピーターと来る。Jimが私を紹介すると夫のNoriを知っているという。CarolynのところにホームステイしたNoriの学生Yumikoを訪ねて日本に行ったときに会ったそうだ。
アメリカの都会でも日本ほどではないが、駐車場事情は厳しい。Jimの車もCarolynのガレージに置いてある。彼は普段はバイクかローラースケートで移動するので車は要らないのである。ローラースケートは金曜日の夜になると、大勢の人が集まって街中を回るそうだ。金曜日までいられなくて残念だ。
Jimと2人でトゥィンピークスへ。今日はここも暑いが、いつもは夏でもちょっとしたコートは必要で、サンフランシスコと入ったジャケットが並んだ屋台が出ている。いつもは売れても今日は売れないよね、とJimと目を合わせる。
Rainbowの旗が両側に立っている地区に来た。ここはゲイたちの溜まり場だという。コンベンションのRainbow Roomの意味がやっとわかった。
Mission Doloresという教会に来た。ここで一番古い教会らしい。外界の暑さとは異なり教会の中はひんやりとしている。信心深い方ではないが、教会や寺院の落ち着いた感じは心を洗われるようで好きだ。展示物からサンフランシスコの歴史が分かる。
昼食は大好きなタコス。カウンターで軟らかい皮を選び、中身は適当に指先ながら注文。ソースがかかったところで、ナチョス(コーンのチップ)がたくさん添えられた。飲み物はコーク。ピザやタコスにはコークが合う。皮の上に具が直接山盛りに載っているので巻いて食べるわけにもいかず、ナイフとフォークで切リ分けて食べる。メキシコのタコスもこんな味だろう。
明日は独立記念日でたくさん歩くことになりそうだ。ロスで買ったサンダル靴では心もとないので靴屋さんへ。日本でも知られていうるようなメーカーのウォーキングシューズが並んでいる。若い店員が跪いて靴を履かせてくれる。ちょっとこそばゆいが、こういう対応は日本よりいい。1日中歩けそうな靴を購入。
ゴールデンゲートパークへ。いろいろな庭園や美術館、博物館がある。金門苑と書かれた日本庭園もあり、日本茶を立てているようだ。結構混んでいる。
科学博物館へ行く。いくつかのパートに分かれている。水族館ではペンギンが人気者だ。プラネタリウムにもいったが、半分お昼寝タイムになってしまった。
ゴールデンゲートビーチまで散歩。風車の前に出る。前はこの一帯海面より低かったので、この風車で水を掻きだしていたそうだ。海に出ると寒い。寒流が流れているので特に夏は寒いそうだ。Jimもこちらに引っ越してからは海で泳いでいないという。
坂の多いサンフランシスコで、もっとも有名な坂・ロンバートストリートに行く。花の植わったきれいな坂道の中を車が列を作って下る。映画にもよく出てくる坂だ。
今日の夕食はJimの彼女のマリアも一緒にアメリカンステーキ。焼き加減をミディアムと言って大失敗。アメリカのミディアムは一般的によく焼けているのを忘れていた。ここに来てからレストランで出されるパンがとてもおいしい。サワーブレッドといって、20cmぐらいの円形に焼いた硬いパンで、かすかに酸味がある。
Carolynは小柄で華奢な感じだが、マリアは背が高くがっちりしている。体型こそ違うが2人ともすてきな女性だ。
食後、彼女の提案でゴールデンゲートを渡ったところの丘から、サンフランシスコの夜景を見に行くことになった。車にあるものをみんな着込んで満月の月明かりの下をしばらく歩くと、すばらしい夜景が眼下に広がった。そこは昔海軍の見張り場だったそうだ。(Marin Headlandsといわれ、第二次世界大戦中は "anti-submarine" stationsだった)

7月4日(水)8日目 独立記念日:6時に隣りの部屋にいるアールちゃんのおしゃべりで目が覚める。ケージを開けてあげると人の手に載って出てきた。だいぶ慣れてきたようだ。ケージについている止まり木に載せる。かわいい。昨夜買ってきたヨーグルトとフルーツを食べ始めたら、そばに下りてきた。我がミニチュアダックスのエリーもヨーグルトを食べ始めるとどこにいても跳んでくる。アールちゃんにもちょっとだけお味見をさせてあげた。まだ早いのでひと寝入りしていると、隣りの部屋まで起こしに来る。
 11時にJimがマリアと一緒に迎えに来てくれた。フィッシャマンズワーフに行くことになった。バスの中はいろいろな人、人種がいて面白い。降りるときは窓の上を後ろまで伸びている紐を引いて知らせる。昔のちんちん電車を思い出す。でもあれは車掌さんが運転手さんに知らせるだけだったっけ。ユニオンスクエアで子供たちに頼まれた土産を探す。
 中華街を通りフィッシャマンズワーフまで、古着屋やカードのお店などをひやかしながら歩く。途中、昨日通ったロンバート坂が遠くに見えた。
 まだ日は高いが、もう大勢の人が集まっている。みんなが花火を見るわけではないとは思うが。迷ったら、あのフィッシャマンズワーフの看板のところでとマリアに言われる。ここでもお土産のTシャツや小物を買う。土産物屋が軒を連ね、海の香りもするし、ヨットハーバーもあるしで、ここはアメリカ版江ノ島といったところだ。
 ピーターも合流して夕食。生牡蠣とえびのクリーム煮を注文。夕焼けがきれいだ。
 花火は海側の2箇所から打ち上げられた。しかし、霧で片方の花火は半分しか見えない。その年によっては花火が霧の上になりほとんど見えないときもあるそうだ。
 終了後はみんな散ってそれぞれ家路に向かう。日本では帰り道の混雑が嫌で、最近は花火大会も行かないのだが、サンフランシスコでは集まった人が少ないのか、道幅が広いせいか、日本のような混みようではない。
 ユニオンスクエアの辺りで双子のおばあちゃまに会った。きれいに着飾った彼女たちにみんな挨拶をしている。有名なおばあちゃまだそうだ。彼女たちは特別だが、こちらの人は道ですれ違った人に他人でも目が合うと挨拶をする。気持ちいい習慣だと思う。
7月5日(木)9日目:昨夜は12時過ぎには電気を消したのに緊張して寝られない。うとうとしたが、4時をまわった頃起きだした。ベッドを片付け身支度を簡単に済ませて、アールちゃんの世話をした。アールちゃんともお別れかと思うと寂しい。
5時にJimが来てくれた。道路も空いていたので、5時半には飛行場に着いた。しかし、アメリカンエアーのカウンターには、長いラインができている。6時半に間に合うのか心配になる。6時を過ぎてから、私の便の人はこちらのカウンターに来るように呼ばれる。やっとチェックイン。出発ターミナルに着くとみんなは乗り込んだ後。私が席に着くと定刻より早いが動き出す。今回の旅行で初めての窓側。右から朝日が当たってまぶしい。向きを南に変えた頃にはサンフランシスコの霧の上。地面に沿ってべったりと綿が張り付いている感じだ。今朝も寒かった。日本に帰ったら、この自然の寒さが一番恋しくなるだろう。ロスまで1時間1分かかるとのアナウンス。1分は聞き間違えだろうか。
眼下の盆地や平野がかなり大きくスクエアに仕切られている。中には円形の畑もある。ファーマーが楽しんでトラクターで刈り込むのか。ロスの郊外はサンフランシスコの街並みとは違い、かなり広い庭のある一軒家が並んでいる。プール付きの家が目立つ。数年前、ロンドンの上空でもきれいな箱庭のようだと感心した。空から見える街並みは、それぞれの街の特徴がでている。空からの写真でその街を当てっこするのも楽しそうだ。
ロスの飛行場では待ち時間が2時間。財布の中身は11ドル。さあ、いつもの買い物ゲーム。朝食のオムレツセットが$5.95。マッシュルームとトマトとチーズなど好みのものをチョイスして焼いてもらう。コーヒーが$1.95。消費税が7.5%で残りが約2ドル。サワーブレッドのスナック菓子を買い、数セントとなったところでゲームが終了。10:30機上の人となる。

10日間のコンベンション旅行もこれで終わりです。珍道中といって書き出しましたが、今回は大勢の人のお世話になり、全くの一人旅でもなかったので、それほどの珍道もなく帰ってこられました。前半はダンス三昧。本場アメリカのコーラーのリズム感のよい英語を体いっぱいで受け止めて、思う存分ダンスを楽しむことができました。皆様も機会がありましたら、アメリカのコンベンションにご参加されるとよいと思います。また、後半のホームステイでは、懐かしいアメリカ生活を思い出し、帰るのが嫌だったほどです。読み返してみると食いしん坊の私らしく食べ物に関しての話が多いようです。旅行中お世話になった方々に感謝致します。ありがとうございました。

Dear everybody,
長い珍道中なってしまいましたが、お読みくださりありがとうございます。また、アドバイスをくださった方にも感謝致します。
Thank you!
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2 コメント

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完結! (かすみ草)
2006-08-26 20:01:47
小説読み終わりました。

mixさんは英語は出来るし、現地にお友達は多いし、鬼に金棒ですね

私海外には行ったことありません。

英語が出来るようになってからと思ったら何時までも行けません。

娘は何処でも日本語通じるよと言いますが。私のプライドが許せません。

mix様英会話教えて下さい。

発音から教えて頂かないといけませんが・・・

落ちこぼれ生徒です。
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お読みいただき、ありがとうございます (mix)
2006-08-27 22:42:43
かすみ草様、最後までお読みいただきありがとうございます。

英語はできません。単語を並べているだけです。単語数も500ぐらいなものです。日本にいたときはまったくだめでした。アメリカで必要に迫られて単語並べが少しできるようになったようです。

かすみ草様もぜひ海外にいらしてみてくたまさい。
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