志摩 ゆみのつづり方

以前は国際交流のボランティア一筋だったのですが、最近はスクエアダンスなるものにお熱を上げているmixのblogです。

『我が隣人の犯罪』

2007-07-17 23:25:20 | 
『我が隣人の犯罪』 宮部みゆき 文芸春秋

彼女の作品を娘たちが廻し読みしているので、軽いものをと借りたのがこれ。宮部みゆきのデビュー作のようです。
ミステリー小説と聞いていたのでもっと恐いのかと思っていたら、痛快に犯罪をやってのけて、ハッピーエンド。読み終えて爽快!
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『となり町戦争』

2007-07-14 10:48:22 | 
『となり町戦争』  三崎 亜記著 集英社 

ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。
ある町で公共事業の一つとして戦争を始め、それに関わることになった主人公の話しである。
何も実態がなく、何も変化もなく戦争は進められているようで、唯一、町の広報誌に載っている戦死者の数だけが戦争を感じ取れること。
ありえない設定の話で、主人公同様この戦争は何なのか分からないうちに終戦(終読)してしまった。
この話は、お役所仕事に対する批判であり、また、私たち市民の無関心に対するの批判であるようだ。
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『蛇を踏む』

2007-06-18 23:42:32 | 
『蛇を踏む』 川上弘美著  第115回芥川賞受賞作

「センセイの鞄」に次ぐ、彼女の二作目を読んだ。(あ、変な書き方かも知れない、私にとって彼女の作品を読むのは二作目ってこと)
蛇は嫌いだし、読もうかどうしようかと迷ったが、芥川賞受賞作なんて言葉につられて読んでみた。
やっぱ、それなりにおもしろかった。

いらないと言おうとして、しかしビールを見ると一杯だけ飲んでしまう。飲んでしまうと蛇の作った料理に箸がのび、ついもっと飲んでしまう。

あ、そう言えば金曜から毎日ダンスを踊ってその後、2次会に出てビールを飲んでいるんだっけ?つい、、、、、。
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「センセイの鞄」

2007-06-16 23:41:35 | 
「センセイの鞄」 川上弘美著 文芸春秋

先日、急に時間が余ってしまい、暇つぶしと思って買った文庫本である。でも、読み始めたら、引き込まれてしまった。
何かおもしろい時間の流れがある小説だった。普通の日常にありそうなことをちょっと古風に、しかも淡々と表現している。
また、カタカナの使い方がとても新鮮だった。まず、表題の「センセイ」がいい。名前でもなく、先生でも、せんせいでもない。センセイと呼んでいる意味がある。
パソコンでは「わたくし」と入力しても、「わたし」と入力しても「私」と漢字が出てくるが、著者はあえて「ワタクシ」とカタカナを使っている。
私自身もかしこまった時には「ワタクシ」を使いたいと思うが、パソコンではすぐに漢字が出てくるので我慢して使っている。
そういうところもいろいろと勉強になった。
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「脳と心に効く!母と子のためのモーツァルト」 CD付

2006-09-13 17:40:46 | 
「脳と心に効く!母と子のためのモーツァルト」 CD付
和合治久
PHP研究所

娘が最近購入したものを借りてきて斜め読みしました。

第1章 なぜ、モーツァルトの音楽が脳と心に良いのか
第2章 子供を健やかにすらすお母さんのためのモーツァルト
第3章 聴覚を鍛えれば子供はグングン伸びる!
第4章 モーツァルト音楽療法のさらなる可能性を探る

参考データもあり、何となく説得させられたような気になりました。でも、モーツァルトじゃなくても自分の好きなクラシック音楽を聴けばいいようにも思いますが、、、。

私自身モーツァルトは大好きです。
始めて行ったN協の定期演奏会の曲目がモーツァルト交響曲第40番だったのです。それは大学の研究室の先生が毎月のように生徒に本当の音楽を聞かなくてはいけないとくださっているものでした。
就職してから、友だちになった人にN協ファンがいて、今度は自分でお金を払っていくようになりました。結婚して子供ができてからもしばらく行っていました。だって、唯一子供を預けて出かけられるチャンスでしたから。あら、いつ止めちゃったのかしら?たぶん、二番目が生まれて頃でしょうね。
昨日から家の中はモーツァルト漬けです。
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「博士の愛した数式」

2006-03-14 09:05:48 | 
「博士の愛した数式」小川洋子著、新潮社
これはtiakujoさんのブログに書いたコメント
「この映画は早くから観たいと思っていたのです。で、うちの博士さんを誘ったのですが・・・・・」の続きです。
まだ映画を観ることができないので、まずは原著から。
心温まる作品でした。3人の登場人物のやさしさがいいですね。いつまでもそのやさしさに包まれていたくて、一字一字ゆっくり目で追っていました。
いい小説には二通りあって、読み終わってしまうのが惜しいものと、次に起こることが知りたくて早く読んでしまうものに分けられるように思います。当然これは前者でした。
私は数字が好きです。いいえ、国語(特に作文)が嫌いで、算数や数学の方ができたということかもしれません。小説の随所に出てくる数字遊び。小学生のころ外出しない休日には父と一緒に同じようなことをして遊んだ記憶があります。父は建築屋ですが、特に専門知識があったわけではなく、数字をいじっているのが好きだったのでしょう。
また、博士が子供に文章題の問題を読ませている場面がありますが、私もよく家庭教師などをしているときには声に出して読ませたものです。生徒たちが、計算はできるけど文章題が嫌いだというのはたいてい文章を読み砕く力がないだけなのですから。
さあ、今度こそ映画を見に行かなくっちゃ。そして、たっぷり癒されてきましょうね。
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「ハンガリーに王冠が返ってきた日」

2006-03-13 00:26:13 | 
「ハンガリーに王冠が返ってきた日」(「中央公論」1990年2月号、廣淵升彦著)を読んで
これは、『ヘレンド』の続きです。
恥ずかしいことですが、ハンガリーの王冠について、こんな歴史があることを何も知らなかったのです。そこで、どう書いたらいいか分からず、遅くなってしまいました。
何がハンガリー通なんでしょうか?ハンガリーに友達がいて、何回か遊びに行ったことがあって、ハンガリーのワインが好きで、、、。ただそれだけでしたね。
たぶん、博物館で聖ステファンの王冠は見ていると思うのですが、何も覚えていません。残念だったというより、知らなかったこととはいえ、申し訳ないことをしたように思われます。
私は2度ハンガリーを訪ねています。ブタにある友だちの家に泊まって、いろいろなところを案内してもらいました。車で彼らの別荘のあるレイクへービスに行って温かい湖(温泉)で遊んだり、ワインセラー・ツアーをしたり、オペラを見たり、優雅なハンガリーの休日を楽しんだだけでした。
息子はハンガリーがまだ共産主義の時代に彼らを訪ねていますが、そのころの彼らの生活も数年後に私たちが訪ねたときと同じように西側のヨーロッパの国と変わらなかったようです。
次にハンガリーを訪れるときには、真っ先に聖ステファンの王冠を見にいこうと思います。
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