昨夜、夜中に目が覚めた。なるはずのない電話やピンポンに起こされたのかと思ったがそうではなく歯が痛んだのであった。
「痛むから早めに来た方が良い」というY先生の言葉は嘘ではなかった。と言うよりも「もう少し痛くならない工夫をしようよ!」という感じだが、今日も早退して通院する。
友人に私の消息を聞かれたら「入院していることにしておいてほしい」とお願いしたが、それもあながち嘘ではなかったようだ。もちろん上海は大嘘だけど・・・
昨日ここ5年間を振り返ってみたが、それ以外にもホンの一瞬だけ隙間を埋めるように自分の周りにいたフィリピーナが何人か存在した。その中にはとてもいい人もいた気がする。
人生はタイミングだ。
その時の様々な人間関係、懐具合、座る位置など、取るに足らない要素でどうにでも変化する。
言い換えれば私の人生なんてのはそのくらい軽っぽいモノだということである。
補足:salaginto gintoは黄金のこと、言葉からはコガネムシだけど玉虫のような色をしている。スカラベ(エジプト)は神聖な虫だった気がする