「Nさん、あなたが主催する現代日本人文芸今日の時事川柳に『森さんの 都知事批判は いかがかな』こう言うのがあったね」
Nの仲間がNにこう呟いた。
「ああ、森五輪委員長が『小池都知事は不勉強だ』こう批判したんだ」
Nがうんざりしたように言葉を返した。
「言わなきゃいいのになあ。不協和音がある事を国民に知らせているみたいだ」
「そうだ、五輪委員長のいう言葉ではない」
仲間が苦渋の顔色で呟く。
「あんまり私達が言うと、『Nとその仲間は小池都知事可愛さに森委員長に反撃を加えてる。こう言われるぞ」
Nが仲間を見渡す。
そして、
「小池都知事には自分の信念を貫いて自分の思う道を進めばいい」
こうも言った。
「そうだ、オレたちも協力しないと」
みんな小池都知事を支える事で意見が一致したのである。