株式投資は芸術です

証券会社で長期間、アナリスト業務に従事した後、投資顧問会社を設立。銘柄選定・相場観に違いが分かります。

島精機製作所(2794)はやっぱりの動きです♪

2019-11-05 10:42:09 | 日記
2800円+146円
続伸の動き戻り高値更新となっています。
10/23の当社朝一の注目銘柄でした。悪材料出尽くしを期待したものでしたが、当日は大きく売られる動きとなっていました。
失敗したかと思ったのですが、やっぱりの動きです。以下はその時の本文です。↓

島精機製作所(6222) 
          2019年10月23日(水) 08:05
大幅下方修正を発表、赤字転落となりましたが、株価は織り込み済みのはずです。悪材料出尽くしを期待し、ここは買い場と判断しました。今回は割り切れる方が対象です!

きょうは正攻法ではなく、その対極の戦法を採りました。悪材料出尽くしを狙ったものです。
正攻法ではないので、今回は割り切って買える方が対象です。

21日、高収益で知られた島精機が大幅下方修正を発表、赤字転落しました。
9月中間期売上高を230億円→171億円に、経常利益を7億円→▲29億円に下方修正し、通期売上高を523億円→400億円(前期比22%減)に、通期経常を44億円→▲35億円(前期は49億円の黒字)に引き下げています。赤字転落するのはいつ以来か分からないような業績です。
会社四季報は「会社比弱気」とし中間期を売上高210億円、経常利益ゼロに引き下げていましたが、それをも大幅に下回る内容。通常ならショック安するところです。

会社資料を読んだら、「厳しい市場環境は計画に織り込んでいたが、想定を大きく下回る見込みとなりました」と出ていました。
トルコの通貨安及び金融引き締めの影響で同国顧客の資金繰りが悪化したことで、同国販売代理店向け売上債権の決済期日を繰り延べるとともに、貸倒引当金5.63億円を計上すること、円高の影響で5億円の為替差損を見込んでいることが赤字転落の背景です。会社資料を読んでいたらまさに「陰の極」という感じがしました。

しかしよく見ればこんな厳しい環境の中、下期はV字回復する予想になっています。逆算したら下期売上高は229億円、経常利益は▲6億円予想となります。
今回の大幅減額修正でこれはまずいと思い、会社としてもより厳しい予想を出さざるを得なかったと思いますが、それでこの業績です。
株価は昨年2月の8190円を高値に業績悪化を織り込む形で1年半も右肩下がりの下げが続いていました。
この間の下落率は71%超。これ以上は下げないとされる「半値八掛け二割引き(68%)」を下回る水準まで下げていました。テクニカル的には「超」売られすぎ状態となっていましたので、8月の2356円で底は入れた可能性大です。

4~6月期が9.44億円の経常赤字になったことを受け、8月に急落した後は2カ月以上も2500円を挟んだ動きになっています。この赤字決算でダメ押し的な下げになりましたが、これで業績面に対する不安はあらかた織り込んだのではないかと思います。
ボリンジャーバンドが集束していますので、きっかけ次第では急伸する可能性もあります。
MACDはマイナス744と極限まで下げてから反転していますので、この面からも底を入れた可能性があります。
株価の動きをいち早く知らせる指標のパラボリック指数も買いシグナルが点灯(日足で5日連続、週足は2週)しています。

寄り前の気配は226円安の2419円の始まりとなりそうですが、悪材料出尽くしとなる可能性もあり、ここは狙い目でしょう。
不安な方は寄った後、反転したとき買ってください。こういう銘柄は見切りラインが大事ですので注意してください。
信用倍率は0.57倍と大幅な売り長で売り残は29.9万株もあります。これは21日の出来高の3.8日分に相当します。このほか「貸し株」に出ている株が45万株超。
反転の動きとなったら売り方は買い戻さざるを得なくなります。
なおこの文面はじっくり読んでもらおうと思って昨日書き上げました。
(21日株価2645円+8円) 買いゾ~ン2800円まで  見切りライン2155円(S安の10円上です)

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