株式投資は芸術です

証券会社で長期間、アナリスト業務に従事した後、投資顧問会社を設立。銘柄選定・相場観に違いが分かります。

保土谷化学(4112)が戻り高値を更新・・・♪

2020-05-29 11:22:41 | 日記
4235円+400円
大幅高で戻り高値更新となっています。上昇率は東証1部の5位。
決算が好感されています。
本日の当社決算プレー銘柄でした。以下はその時の本文です。↓

保土谷化学(4112)        2020年05月29日(金) 08:02
業績は予想以上。コロナウイルス関連ということも判明しました!

きょうも銘柄選定で迷いましたが保土谷化です。
底値からはそれなりに上がっていますが、派手な上昇ではないのが決め手になりました。

2020年3月期は売上高377億円(前期比0.6%増)、経常利益30.58億円(同1.5%減)と微増収・微減益決算となりましたが、売り上げ、利益とも予想(売上高360億円、経常利益14億円)を上回って着地しました。
今期業績予想は未定としていますが、今期につながる業績ではないかと思います。

会社資料をチェックしていたら、こんな一文がありました。
有機EL材料の用途開発に取り組んでいたところ、PCR診断に適用可能な診断キット用材料の開発に成功、複数のキットメーカーが採用したことで、コロナウイルス感染症の診断に適用されることになりました。
今後、当社の経営成績に影響を与える可能性があります…と。

米中貿易摩擦の厳しい環境を考え、昨年11月に売上高を380億円→360億円に、経常利益を23億円→14億円に下方修正、それを受け、株価が急落した経緯があります。
その後、コロナショックまで来ましたが、それを跳ね返し当初予想以上の業績を上げています。
それを評価すべきではないかと思いました。

有機EL材料は同社の戦略分野。今後、それを核に事業展開を図ろうとしています。
過去最高益は2018年3月期に記録した41.69億円です。当時の最高値は8780円(2017/9)でした。
それを考えれば時価は高値圏ではありません。
コロナウイルス関連として買われたことはないと思ったので、ここは狙い目と考えました。
信用倍率は0.38倍と売り長で「貸し株」も7.8万株出ています。 需給は良好。
なおPTSは出来ずでした。制限値幅は700円です。

このほか推奨を考えたのは(夜間取引価格も入れました。±は終値比)…
●TOWA(6315)…今期はV字回復を見込む。半導体製造装置が牽引。PTSは1119円+150(株価969円)
●PC三菱(1871)…減益も予想を大幅に上回る内容。受注残は豊富。PTSは564.1円-8.9(株価573円)
●高田工業所(東証2部1966)…前期は予想以上で一転増益に。今期業績は未定も、受注は6.6%増。PTSは955円+131(株価824円)
●エア・ウォーター(4088)…最高益を更新。今期も堅調な業績を見込むが、予想は極めて保守的なものになっています。PTSは1547.2円+2.2(株価1545円)
●三桜工業(6584)…前期は229%増益を達成。今期業績は未定も株価は最安値圏。PTSは839円+105(株価734円)
です。
この中に眼鏡にかなう銘柄があったら各自の判断で売買してください。
(28日株価3835円-35円) 買いゾ~ン4185円まで 見切りライン3499円

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