Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

フラット作成の秘策は何処に!「カリフォルニア星雲」

2016年12月20日 | 画像処理あれこれ
天文復活して、デジタル天体写真を始めて早や3年です。写真鏡+赤道儀(オートガイド)は満2年超えとなりました。
そのデジタル画像処理の一つのテーマ、フラットですが今まで見様見真似で曇天フラットや薄明フラットを試してきました。しかし正直言ってフラットの完成を見ていません。今だこのレベルです。

皆さんは何かしかのコツを掴んでいらっしゃって、色々試してみて一番良い結果のものを使っていらっしゃるのだろうと思います。

先般、星友yさんがモニターを光源としたフラットで上手くいたとのこともあり、よっこらせ!(笑)、参考に私もテストです。
強調処理に耐えうるフラットができれば気持ちの良い画像が得られると思うのですが・・・・・

今回のお試しを以下に自分メモとして残します。


今回はFSQ106ED+6Dです。

夜に部屋を暗くしての作業
光源のPCモニターは5,000度Kです。モニターを信用してアクリル板は未使用。
ライト画像のヒストグラムはピークが60%辺りになる濃度を基準に露出時間を決めて撮影をしていますので、フラット作成でも同等のヒストグラムになり、露出は1秒(※)を超える辺りになるようにモニターの背景色をグレーに調整して撮影。(iso100でもPhotoshopのR・G・B各色は”40”とかなり暗めとなった。(FSQ380mmF3.6の場合))
撮影はカメラを45度毎回転させながら5回転の40コマで行った。(※)の1秒のダークも20コマ撮影してフラット用ダークとした。RAP2にてフラットを作成。
1秒辺りが良いとかの根拠はないです。


撮影のライト画像(1枚)露出5分「カリフォルニア星雲」                                     ステライメージの等高度曲線ツールにて見てみた。


作成のフラット(1枚)露出1.3秒。                                                 フラット画像をステライメージの等高度曲線ツールにて


フラット処理済みデジタル現像後画像(1枚)「カリフォルニア星雲」をステライメージの等高度曲線ツールにて見てみた。
ミラーアップの蹴られもなく平坦に見える。


Photoshopにて処理をする。上手くいったと思ったが、ハイパス処理をするとミラー蹴られが見える。中々難しいって事です。
そこでハイパス処理に替えて、Nik CollectionのSilver Efez Proを使い高ストラクチャー(弱)を20→10に抑えて処理したのがこの写真。こちらの方が判りづらい。


カリフォルニア星雲(800×1200)

2016.12.02 19:07~撮影  撮影地:takanotyou 光学系:FSQ106ED + 645RD-QE0.72X( 380mm F3.6)+ EOS6D SEO SP4
露出:5分×10コマ(50分) 感度:iso1600 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHDガイディング


結果、そう簡単に今以上の良い結果は待っていなかった。
でもかなり良い腺まできているのではないか?FSQはこの辺りでやはり妥協?・・・・・つづく!!
ε130D+フルサイズを何とかしなくては・・・






最新の画像もっと見る

コメントを投稿