Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

M16

2019年04月08日 | GS-200RC
前回投稿と同じ遠征日の撮影です。
春の銀河を撮影してましたら、東天には早や夏の天の川。南東低くではあるけどたて座辺りもい感じでした。
薄明開始まで残り時間も少なく光軸調整が未完成と判っていても撮影してしまいました。

M16
4/16修正版と差替えました。
光学系光:Kasai Trading GS-200RC+ RC用マルチフラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8)バックフォーカス55mm
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:360秒(6分) × 10枚(60分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTEN
処理:DNGonverter RAP2  CameraRAW Stellaimage8  Adobe Photoshop cc   
    dalk 10コマ flat 30コマ+flatdalk

散光星雲を1600mm等の焦点域でアップするのも楽しみになりました。
運用に向けて、光軸・追尾などを早く安定させたい思いです。”創造の柱”NASAのハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された画像は衝撃的でした。



・・・・・ 自分メモ ・・・・・

ソメイヨシノが満開です。一斉に”この姿を観てくれ~~!”って叫んでいるかのように・・・・・
嬉しくなります。

話は変り。GS 200RC光軸調整の未経験者はカット&トライで調整中です。

下、左の光軸状態は上のM16の写真を撮った時のセンタリングアイピースからの写真です。
下、右の写真は、4/5に主鏡の向きを調整してみたセンタリングアイピースからの写真です。
 ⇒ 

50mm標準レンズを着けたデジイチでセンタリングアイピースからコリメート撮影したものです。
デスクトップパソコンのモニター画面でじっと観察してみますと、副鏡に写った A と B の部分の幅が明らかに異なっています。
すべてを同心円状しないとなりません。主鏡の向きが傾いていると推測しました。

ついに、鏡筒の主鏡の裏にある調整ネジへ六角レンチを差し込みました。引く方が良いか?押す方が良いか?は解りませんが、今回は対応するネジ二つを押し込んで調整しました。
パソコンのモニター画面画像へ同心円を描いた透明なシートをかざして同心円状態を検証しました。
これで光軸に対して①副鏡②接眼部③主鏡がフラットになって光軸が合えばレーザーコリメータのレーザーはちゃんと中央に戻るはずです。

コリメート撮影の映像では同心円にしたつもり。ところが、レーザーは少し離れたところで円を描いて戻っています。多分まだ!です。でも今のところこれでテストしてみることに。

チャンスがない中、4/6試しに自宅駐車場にて撮影したしし座トリオの写真。



露出3分×9枚=27分 構図は傾いていますが・・・
赤経方向の追尾が不合格です。ですが課題の下側と左下側の星像の肥大はほゞ無くなったように思います。
画面がフラットになるとやはり気持ちが良いです。”良し!”です。
まだ、微調整が要りますが大きく前に進みました。撮影しながら調整することにしようかと思います。


次は長焦点の追尾撮影にはちょっと不安があるSXP赤道。今度はRA方向の追尾ズレを上手く手なずける方法を試す課題があります。
それと、レデューサーのフランジバック調整などがあります。





NGC4725とM100

2019年04月05日 | GS-200RC
お試し撮影ですが一ヶ月振りにチョットだけ露出をかけた撮影をしました。
明方、薄明開始頃には夏の天の川が東天に横たわり、そしてさそり座も南中して素晴らしい光景に酔いしれました。
グズグズしていますので銀河祭りが終わってしまいそうです。


かみのけ座:魅力的な系外銀河が沢山あり過ぎです。周りにも微かな写りの銀河が点在しています。
NGC4725
視等級(V) :10.1   視直径 :10.7´ × 7.6´


M100
視等級(V) :9.3   視直径 :7.2'×5.6'

2019.04.03  NGC4725は23:02から撮影   M100は24:29から撮影
撮影地:seranisityou
光学系:Kasai Trading GS-200RC+ RC用マルチフラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8)バックフォーカス55mm
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:NGC4725 360秒(6分) × 9枚(54分)  M100 360秒(6分) × 13枚(78分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTEN
処理:DNGonverter RAP2  CameraRAW Stellaimage8  Adobe Photoshop cc   
    dalk 10コマ flat 30コマ+flatdalk

丁度、一ヶ月振りの投稿になりました。
GS 200RCの運用に向けて確認撮影した2/24と3/4の課題を整備するためゴソゴソと調整していました。
ブログにアップに耐えられる写真もなく、整備に明け暮れていました。

テスト撮影に3回、備品購入など結構充実していましたが、まだまだ調整の完了に至っていません。何とか誤魔化しで投稿します。
以下は自分メモです。


・・・・・ 自分メモ ・・・・・

GS 200RCをSXP赤道儀へ載せて星雲団の撮影をしようとするとセティングからガイド撮影まで色々と課題整備があります。
中でも、シャープな星像で捉えるには光学系の調整が大変です。

ズレていた光軸の超ビギナーの光軸調整はとても難儀です

 ⇒ 
こればかりを眺めて探っていました。
妻曰く「真ん丸な何!見て考えているの~~~!」

調整に用意したのは、「タカハシ:ε用のセンタリングアイピース」「Amazonで買った安価なレーザーコリメータ」「星見屋:M90RC接眼部用光軸微調整リング」

覗いて映されているのは何で、どう調整すればどこがどう動くのか?その結果修正しないといけない個所はどこか?等。
恐る恐る六角レンチで回してみては確認を繰り返して。
今は、副鏡の傾きと接眼部のスケアリング調整で追い込んでいます。

  
少しずつ解って来て前へ進んでいるようですが、どうも主鏡の向きの調整まで必要な感じです。
反射系写真鏡の運用では避けて通れない技量だと思います。ああぁ!


そもそも副鏡のセンターマークは正しく描かれているのか?
これを疑いだすと迷宮状態ですが今は正しいとして進めています。




また接眼部はV-PowerⅡ接眼部(S)を装着して強度対応を図っていますが、接眼部は差し込み式のため一眼ボディでも”たわみ”があり無視できないと思います。
ここまで想定していませんでした。残念。
今更ネジ込み式には無理なので誤魔化す方法を思案です。3点ネジは、とりあえず留めかたの技を習得です。再現性の不確定な方法ですが、少しは軽減のため。

光軸は、まず今は主焦点とマルチフラットナーでの調整ですが、レデューサーのフランジバックなど調整は後回しで。


帰ってみたら動いていた!経験済みですので。撮影開始時点での光軸を確認しておくためライトボックスを持参しました。
現場での微調整は現実的でないので厳しいと思います。衝撃を与えないように運搬するしかないです。


運用は慣れだとは思いますがまだまだ道のりは長そうです。
シャープな銀河が一晩で一枚撮れるまでを楽しみにします。



M101とM51を撮って。

2019年03月06日 | GS-200RC
初めての長焦点で銀河撮影に取組んでいます。新鏡筒GS-200RCのカテゴリで2ポスト目の投稿です。
最初の対象M106の撮影で、モニター上で模様の描写とスケールに感激。そして撮影後。”もう帰らないといけないよ!”と思いつつ撤収の時刻を押しても
”もう~ちょっとだけ”とM51を”もう1回ちょっとだけ”とM101を撮影しました。
風も落ち着いてきたのですが、露出時間は全くもって中途半端な、30分と20分ですが諦めました。備忘録的に投稿します。

2019.03.04  M51は26:08から撮影   M101は26:42から撮影
撮影地:uneyama
光学系:Kasai Trading GS-200RC 直焦点(D203mm f1624mm F8)
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:M51 300秒(5分) × 6枚(30分)  M101 300秒(5分) × 4枚(20分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTENまたはStellanavigator10
処理:DNGonverter RAP2  CameraRAW Stellaimage8  Adobe Photoshop cc   

APScサイズ相当にトリミング。


M101
視等級(V) :7.86   視直径 :13'.8×13'.7




M51
視等級(V) :8.36   視直径 :8'.2 ×5'.5



まあ、次回チャレンジの時のために写り確認ですが、iso6400・F8で、案外良く写るものだと感じました、これにも感激でした。
Fの明るいのは正義なのでしょう。F8は暗すぎる。iso6400はノイズを気にして使えないと思い込み。など既成概念で天体写真の幅が制限していた気がします。
星ナビ4月号「天体写真の王道と逆の道を進む」のラッキーイメージング3を読むと目から鱗!これも有り。

勿論、次回撮影では、もっと露出を、そしてピントチェックは入念に、ガイド精度の向上など取組まなくてはならないことは多くあります。
セオリー厳守ですがそれは結果が示します。楽しむのが一番ですが!ね!思うようにならない、これも楽しいのです。






M106

2019年03月05日 | GS-200RC
銀河の撮影に取組む皆さんの気持ちが分かったような気がしました。
私が長焦点で撮ったのはかの昔、ハレー彗星が接近したチョット前にMT200+フィルムですから、34年くらい経つことになります。

まずは、りょうけん座の銀河。沢山ある中でも大きくて撮りやすい銀河です。

視等級 : 8.41  視直径: 11.1' × 5.4'
APScサイズ相当にトリミング。


2019.03.04 22:34から撮影  
撮影地:uneyama
光学系:Kasai Trading GS-200RC 直焦点(D203mm f1624mm F8)
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:300秒(5分) × 8枚(40分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング 導入:starbookTENまたはStellanavigator10
処理:DNGonverter   RAP2  CameraRAW   Stellaimage8  Adobe Photoshop cc
  


しっかりした露出を確保した写りの確認まで至らない撮影、試写の連打ですが、この後M51とM101を試写してみて感じたのは。
最初の一コマの露出5分が終わりパソコンモニターに上がってきた瞬間に”あ!、お~~”と目を見張った感動でした。

過去の記憶を覆す描写でした。
フィルム上に米粒ほどのM51にガッカリして興味が湧かなかった記憶が飛び去りました。
”これは面白いです。凄いです。もっと撮りたい。”デジタルの恩恵です。


当夜は課題を一つ体感しました。撮影条件の一つ、長焦点撮影の大敵”風”です。
当夜、アストロGPVの予報では、2m・1m・時折無風でした。30秒~1分毎に吹くブイっとグイグイっと押すような1m強を体感のする風に悩まされました。
PHDガイディングは揺れが数秒間戻って行ってを繰り返し、撮影は露出5分に耐えきれませんでした。
結局、M106は22時半に撮影を始めて1時間半過ぎまで約3時間で37コマ撮影しましたが、何とか使えたのは8コマ。歩留まり2割。

その後風が収まり、悪あがき興味本位にM51(30分露出)・M101(20分露出)を試写して終了。
GS-200RC 直焦点、で3時間露出はやって観てみたい思いです。高気圧の前面で無風、月の無い快晴が待ち遠しい。


・・・・・ 自分メモ ・・・・・

この写真はAPScサイズ相当にトリミングしてあります。周辺星像はリッチークレチアン固有の歪曲収差がありますからカットでもあります。スケール感ではもうちょっとクローズアップでも良いと感じます。
やはりね!直焦点でフルサイズの写野を活かした、星野写真、散光星雲などの描写にはフラットナーが必須となります。

今回、このGS-200RCを選んだ目的はレデューサーレンズでF5~6・f1000mm~1200mmにしたフルサイズ画角での散光星雲のある星野写真の撮影でした。
併せて春の銀河祭りのシーズンの楽しみと、近い将来の楽しみとして月や惑星などの撮影や観望への活用も視野に入れて選んだ鏡筒です。人生ラストスコープ。
この鏡筒には頑張って貰わないとなりません。


しかし困ったことに、期待していた笠井純正レデューサーの調整に戸惑っています。バックフォーカスの調整が進みません。
今回試した試写 (中央の1等星はアルデバランです。)

バックフォーカスは84mm
(RC用0.75×レデューサー・フラットナー)に接続+(2インチバレル延長筒WF30mm)+(M48大型Tリング10mmカメラマウント)+(canonEOSフランジバック44mm)=84mm

時計回りに左上隅から
1. 2.
4. 3.

ウエブページでは80~90mmで確保と表記してありますが、84mmでこれ!です。

商品説明には”レンズ後端から像面まで80~90mmの有効距離を確保している”とあり、”φ44mmの大型レンズ採用により、35mmフルサイズをカバーする広いイメージサークルが得られ”とあるのでフルサイズまで大丈夫と理解しています。

でも良く読むと”写野周辺まで平坦で均質な画像”とか、某T社のような”35mmフルサイズ周辺まで20ミクロン以内の平坦な像と十分な周辺光量を確保しています。”なんて表記はありません。
RC用0.75×レデューサー・フラットナーには”35mmフルサイズをカバーする広いイメージサークル”とありますが画質や星像サイズを表記して説明はされていません。

中央部の活用と割り切らないとならないのかとも・・・・(笑)。これがベストなのかもしれないと・・・・もう少し調整をしてみます。
他のレデューサーの流用も視野にいれて折角の光学系を活かしたいです。

明るさだけF5台を確保して写野はAPScサークルまでで割り切る選択もあるかもしれません。





もっと楽しむために

2019年02月27日 | 機材備品・撮影技法など
長年の趣味ですが、ずっと、ず~~と天体写真一筋。しかも星野写真ばかりでした。ふと気が付けば喜寿まで十んん年となって、欲が出てきました。
もっと星を楽しみたい。
そう言えば観望もしていません。写真も星野写真の500mm域まででしたのでもっとアップも撮りたい、惑星&月も楽しみたい、・・・・・ちょっと焦っています。
そんな訳で先ずは長い焦点距離の撮影への挑戦となりました。


前回投稿と同じ対象のM95・M96でテスト撮影。
(ノートリミング)


(拡大して)
M95(NGC 3351) 視等級:9.7m 視直径 :4.7' × 4.2'


M96(NGC 3368)視等級:9.2m 視直径 :4.1' × 2.7'

2019.02.24 撮影  
撮影地:seranisityou
光学系:Kasai Trading GS-200RC 直焦点(D203mm f1618mm F8)
カ メ ラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:300秒(5分) × 8枚(40分)
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(TOMITA D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHDガイディング    導入:starbookTENまたはStellanavigator10
処理:DNGonverter   CameraRAW    RAP2    Stellaimage8   Adobe Photoshop cc
  

フラットナーも用意できてないが直焦点でのテスト撮影でした。
この写真で見ると中央だけまずまずでやはりフラットナーは必須のアイテムのようです。


8枚しかない撮影なのに5コマ目から中央に”ゴミ”が潜入、モニターでフラット作成して対処しました。

待ちに待った試運転。このシステムで運用できるのか、他にも試さないといけないことが多くあります。
当日は日没前に現地に入りして設営を行いました。明るいのはとても楽です。


夜を待つ新しい鏡筒                ご一緒した星友Yさんも設営中
   
気温は23時月の出時、約▲1℃と思ったほど下がりませんでした。
結果、いろいろですが、今までと違う画角での対象選びも楽しいです。楽しみたいと思います。




・・・・・  自分メモ  ・・・・・

今までの撮影での課題も改善しないとなりません。
○冷えたコードやケーブル類が固まって絡まり、そのテンションが鏡筒を引っ張りガイドの邪魔する。


コイルチューブをケーブル類へ巻きました。当日は氷点下になりましたが絡まりにくく効果があるようです。

○三脚周りで各ケーブルが絡まり危険。starbookTENの取り廻しのルール化を図る。
(※starbookTENは南側に設置し北側を回らない。ケーブルは下から。)
(※電源DC12VコードとSR232C駆動制御ケーブルは北側をまっすぐ降りてstarbookTENへ)
(※ノートパソコンも南側へ設置、鏡筒下部(接眼部カメラ・CCDガイダー)からの各ケーブルは鏡筒の東天・西天へ切り替えで南側を左右に振れ、そこから降りてノートパソコンへ繋ぐ。Stellanavigator10用のクロスLANケーブルもstarbookTENから南側をノートパソコンへ。)
鏡筒周りのケーブル類は接眼部下まで張り出したアリ型レールへひっかけている(写真参照)。
そのため離れたノートパソコンから自動導入にて鏡筒の向きを東天・西天へ切り替えてもケーブル配線は大廻りして絡まないことを確認できた。



今回の新鏡筒Kasai Trading GS-200RCを運用するための確認。とりあえず以下①~③。

①SXP赤道儀に積載、全体のバランスを構築する
接眼側への繰り出しが長くてバランス調整が大変との評価が多数あります。確かにそうです。手前が重すぎる。
自作厚紙フード(重さ0.75㎏)を作成した。接眼部に大型リング(50mm+25mm+25mm)最延長+V-POWER接眼部+EOS6Dを組んでみた。写真参照。
念のため準備した、アリ型レールによる積載方法で対応が可能となりバランスは取れた。(鏡筒付属固定のビクセン規格アリ型をAstrostreetのアリ溝2個を介してK-Astec 3インチインチアリ型レールに搭載する、2段方式にした。不動点から遠くなるので不利ですが手前が重すぎるケースに対処するため採用した。)


ガイド鏡の搭載は親亀方式にした。コバンザメ方式でぶら下げた方が加重負荷が軽減されるが、ガイド鏡(約1㎏)が子午線越えした辺りでバランスが不安定に感じるので選択しなかった。


各重さを計量した。
(ガイド鏡+正立ファインダー=1.5㎏  GS-200RC+接眼部セット+EOS6D=8.3㎏   アリ型レール+アリ溝+紙フード=2.2㎏)=約12㎏ ← 不動点から27㎝  なんと12㎏もの重さとなった。
(必要なウエイト  X   ) ←不動点から45㎝※2個のウエイトの中央と仮定した。

12㎏×27㎝=324 =( X ㎏)×45㎝     必要なウエイト X=7.2㎏
バランスウエイトは3.7㎏2個 7.4㎏でバランスは図れた。3.7㎏1個を購入した。



②新ガイド鏡とQHY5L-Ⅱ、 PHDガイディングによるガイド精度の確認。
現在はコーワの100mmのミニレンズでガイド(ε130D 430mm)していました。今度は1600mmもあるので240mmで試してみることにしました。
造りはしっかりとしているD60mmf240mmF4.0のガイド鏡で接眼部最繰り出し+直進ヘリコイド半分の繰り出しで合焦点出来た。星像も良くQHY5L-Ⅱ1秒露出中、視野内のM95とM96もモニタリングできた。
PHDガイディングは当日無風の好条件であったが、順調なガイドグラフを見せていた。
これによるミスはなかった。1600mmがガイドできたことはオフアキは考えないで良さそう。風があるときはどうかである。



③純正の0.75×レデューサーの写りとフラットの確認。

あちゃ~!噂には聞いていましたが、これです。ハズレを引いてしまったと思いたい。もう少しバックフォーカスを探ってみます。今回は75mmで試写です。
星野のアップ写真が目標でもあったので、フラット補正の確認が優先テーマであったが、それ以前に周辺星像がこれでは問題外の結果であった。中心も鋭くない。
金魚鉢の底のようなこれは再検証課題です。



今回のまとめ。
そんな訳で、直焦点に切り替えてテスト撮影となったが露出は40分分しか確保できなかった。
しかし、1600mmのオートガイドが上手く行き、このサイズのアップは今後を期待するものがあります。正直、楽しみである。
ε130D用のキャリーハンドルを取り付けることができました。抱えにくい鏡筒を安全に載せるためですが爺様にはとても助かります。今回整備の隠れたヒット部品だと思います。

それと露出300秒でiso6400ですがヒストグラムで50%辺りです。基準になりそうです。心配していたアンプノイズも無いようで安心、dalk減算処理も綺麗です。あとは周辺星像です。flat対応はたぶん大丈夫と思います。
道のりは長そう!ですが楽しいです。