


北の町にアンペルマンが!

嬉しくなってもう1枚。

リューベックLübeck Hbf(中央駅)

リューベックから、フーズム Husum へ行くためには、バルト海キール経由と内陸ハンブルグ経由があるのだが、私は迷うことなくキール経由にした。
ハンブルグの、ざわついてどでかい駅にも行きたくなかったし、なによりもバルト海が見たかったし、Uボートの基地も見ておきたかった。
キールKiel 駅。

キール駅は岸壁に隣接している。
汐の匂いが懐かしい。
35℃越えも珍しくなかったドイツの旅で、初めて涼しいというか、太陽がない空!

キール港は、バルト海に面した、ナチドイツ海軍、Uボート(潜水艦)基地だった場所。






ドイツ海軍記念館に展示のUボート。

私の旅も、もう終わりに近づいているなぁと、そんなことを思いながら眺めたU995……。
『U-ボート』という映画がある。
ソナー音が、耳の奥になのか、脳のヒダの隅になのか、ずっと残っている。
この映画も、悲惨、残酷……。
戦争というものは、悲惨や残酷以外のなにものもうみださないんだけれど……。
キールKiel 駅構内。

駅舎ホームの奥は港湾。

北海に面したフーズム Husum 行きの電車。

ドイツの北の地。
デンマークとの国境とも言えるエリアへ行きます。
<追記>
一人で旅をしていると、必ず「ここまで」と、つくづく思うボーダーラインがある。
旅立つ前までは、デンマークへ行こうと思っていたが、予定を変更して Husum から、戻ることにした。
旅は、なにかしら、旅する毎に、己のどんづまりを識る。
それは、旅毎に、異なるのだけれども。
Kiel から Husum への旅は、海も空も、北海道の日本海に面した、私が幼い時に過ごした小さな町のように、太陽の日射しもなく、夏でもうすら肌寒い町だった。同じ汐の匂いがしていた。
良い旅だ、と思った。