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ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◇ 品川で久しぶりの邂逅 と『NO,6 再会』(あさのあつこ著 講談社)

彼女は、性格がとても良い。
ものごとに対して常に前向きに捕らえ、しかも言動が温かい。
ある種の性善説で生きているような人だ。
話しをしていると、私まで善人になったような気がする。

時々会って、いろんな話しをする。

文学や、旅の話し、過去と現在の戦争の話し。

お互いの友人や知り合いの作家の作品の話しとか、本当に多岐にわたって、楽しい時間だった。
四時間ほどが、あっという間だった。

ドナウ川がいちばん美しいのはドイツのウルムULMだとか、八重山諸島へ行っていると、今どの島にいるのか、わからなくてっしまうとか、階段を降りる時は膝が痛いとか。
それぞれ、旅好きの話しは尽きない。


私が、ちょうどあさのあつこさんの 
『NO.6 再会』を中程まで読んでいた時でもあったので、「個」の話になる。

ロシア兵も「個」の兵士からなる。
イスラエル軍も「個」の兵士からなる。
家族もいて恋人もいて、なりたいものがあって、犯罪を起こして牢屋にいたり、みなそのように暮らしていた人たちである。

でも政治のトップの、考えひとつで、彼らの「個」の存在は削除され、抹消されてしまう。

救いは、どこにあるんだろう。


今日は午後から出かける。
それまで『NO.6 再会』を読もう。

なんと東京は雨。
風速4m   14℃。









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