★「県庁の星」

織田裕二の「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ」以来の主演映画。
助演は柴咲コウ。
２００６年製作の行政改革系コメディ・ドラマ、

あらすじ
県庁のキャリア公務員、野村聡(織田裕二）。
県主導の２００億円の巨大プロジェクトを推進中・・。
しかし、民間団体の反対にあう・・・
そこで、民間の知恵を生かそう・・・という名目で民間企業との人事交流研修がスタート。
出世の為ならと研修に望んだ野村だったが・・・

ここからネタバレ注意↓
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出向先はおんぼろ・スーパー満天堂。
しかも、教育係はパートのネエチャン・二宮（柴咲コウ）。
それにしても、がっちがちのマニュアル男の野村＝県庁さん。
ひまひまな寝具売り場もダメ、レジもダメ、接客もダメ・・・
じゃ、隠しちゃおって事でお惣菜調理場に行くが・・・
そこでも、衝突。
データばっちりで、新鮮・高級素材を使った弁当を開発・・・
しかし、３８０円の格安弁当のほうが良く売れるぅぅぅ。
そんなこんなしてるうちに、県庁ではプロジェクトがスタート。
あれっ、自分抜きで始められるの？？？と野村は思ってたが・・・
彼の口癖のとおり、役人は人の上に人を作る・・・だったっけ・・・
彼みたいな公務員エリートはいくらでも作れるんですね。
コネがあったり、癒着があったり・・・
そして、ダブルショックの県庁さん。
地元・有力建設業の社長令嬢からも結婚のキャンセル・・・
挫折を味わう県庁さん。
何故か、二宮の家まで酔っ払って登場？？？

余談ですが、二宮の弟役の子、金八先生に出てた子。
見るたびに、火野正平にそっくりだと思ってたから印象強くて。。

満天堂に戻っていちから出直そうとする県庁さん。
折りしも、消防署などから行政指導が入っていて・・・
このままだと、営業停止・・・店舗閉鎖に追い込まれちゃうかも・・・って状況。
最初、不満だらけだった頃に県庁さんが作った業務改善提案書？をもとに・・・
倉庫を整理整頓したり・・
在庫のチェック体制を整えたり・・
いままで惰性でやってた仕事を・・
ちょっとした意識改革で皆が徹底してみたら・・・
売り上げはアップアップ、抜き打ち検査も見事パス・・して万々歳。。。

ところで、国会で活躍中の自民党・杉村太蔵議員・・・
この映画を見てか・見ないか・・・
こないだの国会質疑で、意識改革のことを熱弁してましたね。

そして県庁に戻った野村。
巨大プロジェクトの議会通過を目前にして、予算削減案を進言。
県議会議長には、けちょんけちょんにけなされるが・・・
女知事は、前向きに検討してみる・・・と言う。
その場で野村が語った民間交流で学んだ事とは・・・
素直に謝ること・・
素直に教わること・・・
そして、仲間を作る事・・・
みーんな、公務員じゃ出来ない事を学べちゃったって事です。
結局、役所では「前向きに検討する」＝「何もしない・何も変わらない」なので、
彼の案はゴミ箱にほっぽられてしまう。
しかし、立派な休憩室に置いてあった巨大・豪華なエスプレッソマシーン・・
最初は、タダだからって皆気にせずがぶがぶ飲んでたけど・・・
最後のシーンだけ、一杯１００円で飲む事になったらしいね。
そぅ、県庁さんも一気に意識改革なんて出来ない・・・と思ってるでしょう。
小さな事からこつこつと・・・って、事なんですね。

「踊る～」も含めて、行政改革系コメディ・ドラマは織田裕二の得意分野だね。
しかし、今回、表情に冴えがなかったね。
エリート公務員の非情さ・・・
その地位での挫折・・・
民間交流で得た活力・・・
余り、変わってなかったよね。
それに比べて柴崎コウ。
ひらりん的には、ふてくされ系女優さんは苦手なんだけど・・・
織田裕二のおかげで、だいぶ引き立ってて良かったね。
この夏には「日本沈没」にも出てるみたいなので、またまた注目。
ここまでネタバレ注意↑

という事で今回は
行政改革度・・・
エスプレッソ一杯１００円じゃ安すぎるんじゃないの・・・なーんて。
まだまだこれから・・・って事ですね。

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