2002.10.17 鈴鹿の山／天狗滝・ハト峰・白滝

2002.10.17［神崎川林道～風越谷林道～瀬戸峠～神崎川～天狗滝～ヒロ沢～ハト峰～赤ナメ～白滝～神崎川～神崎川林道］with MIK
秋になった。と思ったらもう冬になってしまった。この日はあとから知るのだが伊吹山で初冠雪を記録した日。まだ１０月なのに。というわけでヒルに恐れることなく堂々と鈴鹿に行くことができるってんで、以前から行きたかった神崎川の中流域を探索し、ハト峰から、あわよくば＆すきあらば釈迦岳まで攻略しようと企んで出発した。神崎川発電所付近に車をデポし風越谷を登る。不動滝ははるか下方の谷にあるようだ。今度調査しよう。少し荒れた感じの瀬戸峠越えをすると、そこには新しい林道が山肌を痛々しく削って延びているではないか。油断ならぬ。神崎川におりたちしばしこの美しい川との再会を喜ぶ。対岸に渡り、道標通りに踏み跡を辿るが、やがて道はなくなり岩峰の上に取り残された。鈴鹿に来ると何らかのハプニングがあり、同行の家内は鈴鹿に良いイメージを持っていないが、これまたマイナス要素となった。道は見つからず河原に下り飛び石伝いに白滝谷出合へ。ここからははっきりした道が上流に続いていた。大きく高巻き急降下すると予想より早く天狗滝に到着。ロープ伝いに滝に下りるとそこは別天地。満々とエメラルドグリーンの美しい水をたたえた滝壷に、日の光が一部に差し込み水が輝き、両岸は花崗岩の美しい屏風状の岩。その奥に眩しい滝が落ちている。滋賀県の滝を数多く訪れたが、ここは文句なしトップ当選の雰囲気。オニギリを食い、しばし滝鑑賞。しかし寒くて体が冷えるので長居はできない。さらに上流へ行きヒロ沢沿いの登山道をハト峰目指す。このあたり紅葉真っ盛りで小さな淵が赤く染まっている。ハト峰湿原からハゲ山のハト峰到着。滋賀県側はほとんど人に出会わなかったが、ここまで来ると三重県側からの登山者が多く、にぎやかだ。山でにぎやかなのもかなわないので、白滝経由で帰ることにする。釈迦岳はお預け。登山道には至るところにシカの糞が。白滝はこの谷の名前になっているものとしては、少し主張のない滝。神崎川に下り立つと、対岸（行きとは逆の岸）に立派な道があるではないか。地図と道標にだまされた。難なく川を下り、再び瀬戸峠へと登る。帰りは峠越えをせず新しい林道を帰ることにする。つるべ落としの秋の空、車に戻るとすでに薄暗くなっていた。














天狗滝








赤ナメ




白滝