滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2020.11.03 比良山/ネコの寝てる間にサクッと堂満岳

2020-11-03 23:18:57 | 比良の山
2020.11.03[比良駅10:05〜10:30桜のコバ10:37〜12:23堂満岳12:32〜12:50東レ新道分岐〜12:56金糞峠〜13:13青ガレ〜13:14金糞滝13:18〜13:40大山口〜13:47暮雪山多目的保安林駐車場〜13:54イン谷口13:56〜13:58桜のコバ〜14:16比良駅](距離10.94km 累積標高948m)

地域ネコ(地域で世話する野良猫)の「ちゃあ」と「サバ」がうちに居付くようになって2年ほどが経つ。サバちゃんはほぼ家にいるが、ちゃあは外と中の生活が半々。
これから寒くなることや、近所に迷惑をかける事もあるかもしれないので、ちゃあも家ネコになるようにと最近しつけ中。ちゃあ係はわたし、サバちゃん係は家内となんとなく決まっている。
今まで自由に外に出ていたのに、玄関を開けなくなると、ちゃあは朝と夕方に外に出せとうるさく鳴く。ここは相手になって気を紛らわせ辛抱させている。
日中はほとんど眠っているので、仕事に集中できる。山は紅葉のいい季節なので出かけたいが、仕事の締め切りが迫っている家内にちゃあを任せられない。
なので、日中ちゃあが落ち着いている間にサクッと紅葉を楽しみに山に行こうと思う。
けさはちゃあが落ち着いたのが8時を回ってから。4時頃になったら起きてくるのでそれまでには帰ってこなくてはいけない。

どこに行けるかなと考え、京都の近場の山では標高が低いのでまだ紅葉の盛りではないだろうと思い、それほど時間の余裕はないが比良の堂満岳に行くことに。
秋の行楽シーズンで天気もよいことから車は多いだろうと思い、電車で行くことにする。自宅を出てから比良駅まではほぼ1時間で着ける。イン谷口まで30分ほど歩かなくてはいけないが、帰路は車だと時間帯にもよるが渋滞することも多く電車より時間がかかる。

比良山で紅葉を楽しめる、わたしのお気に入りポイントとして、堂満岳登山道の標高730mから900m辺りがある。ノタノホリから登って水場を過ぎ、ジグザグに登って尾根に上がったところが標高730m。ここからしばらくの尾根上の登山道周辺は真っ赤なカエデや、オレンジ色、黄色と色とりどりの紅葉が入り交じり美しい。

きょうはノタノホリを通らず、谷を挟んで1本北の尾根を登る。桜のコバ付近よりしばらくは明瞭な広い道があり、それを辿ると二股になる。この二股のすぐ手前には右手に下る道があり、すぐ下は正面谷のレスキュー事務所先の橋を渡った場所だ。
二俣を右に進むとすぐ折り返し山腹道となる。しばらくこの山腹道を行くと右手に斜面を登っていく道が分かれそれを行く。
植林地では踏み跡不明瞭な箇所があるが、尾根を登って行けば問題ない。
右手に正面谷駐車場からのびてくる林道を見て、どんどん植林地を登っていく。
概ね植林地の急登で面白みはないが、このルートの方がノタノホリ経由登山道より速い。

右手北側が自然林となると、真っ赤なカエデが早くも見られるようになる。樹間からはチラチラと釈迦岳や琵琶湖が望める。急登が終わるとやがてノタノホリから登ってくる登山道と合流する。堂満から下ってくる時、間違って尾根を直進しないようにロープが張っている場所だ。

さて、いよいよここからが紅葉のメインストリート。黄色、オレンジ色、真っ赤、に染まった葉が日射しを浴びて、見事に輝いきその彩度を増している。
どこもが絵になる風景なので、ついつい写真ばかり撮って足が先に進まない。
ひと登りして標高が900mにまでなると紅葉は終盤で葉を落としている木の方が多くなる。
そして最後の急坂を登り切って堂満岳山頂へ。

きょうは風があって曇りがちで寒くなるかなと思っていたが、ほぼ無風で日が射す時間も長く暖かく快適。しかし山頂からの展望は期待していたほどではなく、鈴鹿の山々や伊吹が霞んでいる。
握り飯の昼食を済ませ、金糞峠方面に。こちらは標高は高いが紅葉はまだまだ楽しめる。真っ赤に染まったツツジ科の葉の向こうには、南に蓬莱山、北にシャクシコバの頭やコヤマノ岳、北東には釈迦岳が望め、いずれも紅葉を従えて絵になる風景だ。
そんな中の堂満ルンゼツメのガレだけが白く、北向なので日はあたらないものの眩しく感じられる。

金糞峠からの下りも紅葉がきれいだが、先ほど登りで見てきた紅葉に比べると色数が少なく、少し寂しい感じがする。
青ガレ上部には固定ロープが新たに取り付けられている。
青ガレを下りきるまでに右に逸れて、いつものように金糞滝に寄る。
紅葉最前線は青ガレ付近までで、これより下はまだまだ青々とした葉を纏った木が多い。
カクレ滝にも寄り、正面谷登山道を下っていく。

イン谷口で時計を見ると13時55分、これなら比良駅14時22分の電車に間に合いそうなので、足早に駅をめざす。
帰りは新快速などの乗り継ぎもよく、ちょうど1時間で自宅に帰り着く。
サバちゃんが物干しからお帰りと出迎えてくれる。ちゃあはまだ爆眠中。



「ちゃあ」が落ち着いたので、遅くなりましたが出発です


今日は電車で
比良駅のホームから堂満岳を見る


きょうは堂満岳だけ登ります


こちらは釈迦岳


正面谷の車道が橋を渡ったところを一段上がるとこの道があります
この先で二股になります
左は谷沿いの道、右は中腹を行く道です


登った尾根はほとんどが植林地ですが、尾根を外れると自然林があり、ところどころ紅葉が下りてきています


紅葉と釈迦岳


琵琶湖が見える箇所もあります


紅葉と釈迦岳


再び釈迦岳を見る


登山道に合流
このあたりからの紅葉が見事でした


紅葉の中の道


見事に色づいたカエデ


カエデの間から琵琶湖と沖島が見えます


色とりどり


写真ばかり撮って、なかなか先に進めません


青空も美しい日です


ブナの紅葉はちょっと地味


琵琶湖大橋を望む


逆光で見るとさらに色が鮮やかに見えます


ついつい同じような写真ばかり撮ってしまいます


青空に映えますねぇ


紅葉の窓から南の尾根を望む


釈迦岳


こちらはカラ岳


登山道はずっと紅葉のトンネル


一段上がると紅葉は終わりかけ


一番奥は蓬莱山です


さて、ここから急登なのでカメラはしまいます


でも坂の途中で主張する樹があるのでカメラを取り出します


堂満岳に着きました


山頂からの眺め


山頂からの眺め


山頂からの眺め
ワイドビュー


伊吹山は霞んでいます


おにぎりを食べて山頂を後にします


蓬莱山遠望


見事な色づきです


コヤマノ岳を望む


これもコヤマノ岳


こちらはシャクシコバの頭
右奥に武奈ヶ岳西南稜が見えています


すっかり葉を落とした木々


杉のシルエットとダケ道方面


周囲の木々の色づきで花崗岩の白いガレが映えます


対岸は近江八幡方面


北比良峠手前の前山が中央にどっしり
左に少し下ると八雲ヶ原です
右はカラ岳と釈迦岳


色とりどり


紅葉の窓から下界を望む


金糞峠付近もいい具合に色づいています


金糞峠からの下りにて


金糞峠からの下りにて


金糞滝さんにご挨拶


滝壺は浅いけどそこそこの広さがあります


青ガレ


カクレ滝さんにもご挨拶


正面谷のカエデ並木はまだ青々としています


駐車場の手前
石ころゴロゴロでしたが整地されています


駐車場奥は切り出した材木の集積所になっています


比良駅前から振り返って


「サバ」ちゃんが物干しから顔を出してお出迎え


おまけ「ちゃあ♂」と「サバ♀」

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2 コメント

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紅葉 (こだる)
2020-11-07 17:10:37
堂満岳の紅葉と眺めが美しいです
ゆっくり歩きたいところですね~
 ちゃあとサバ、ラストの写真のツーショット、
表情、ポジションが可愛くたまりません、もうすっかり家族ですね
 
うちにも野良ネコ出身のシロ♂がいましたが16年暮らして逝って2年たちました
家内はいまだに想い出して涙しております(笑)
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Re:紅葉 (オトマッキー)
2020-11-07 22:46:40
こだるさんところのネコちゃん2年前に亡くなっていたのですね。ブログにも時々登場していたあの子、残念です。16年もいっしょに居れば完全に家族の一員ですから悲しさも半端ではないのは想像がつきます。
うちのちゃあはなかなか言うことを聞いてくれません。夕方になったら2時間ほど扉を開けろと鳴きっぱなし、相手になって気を紛らわすのですが、こちらも少々疲れてしまいます。持久戦の様相です。
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