ビンボー家の日々

      
  何事も、そしてビンボーもほどほどがよろし
     

相棒:ダークナイト

2015-03-21 08:32:31 | わんだほ映画・TV・ラジオ

最終回ということで観たが .....

悪いものを見てしまった感強し ....
まことにザンネンなドラマだった。





 相棒ワールドの絶対的な柱は主人公刑事の杉下右京の天才的ともいえる慧眼や推理力だと思う。
 ところが杉下右京、今作では相棒刑事の甲斐享がコンビ組んで以降重ねてきた犯行に気づいていない。
 これでは『右京、お前の目は節穴か!?』ではないか ....... あり得ない。

 それに今回は『情がらみ』が過ぎるという点でドラマが台無しになっている。
 甲斐享の犯行は親友の妹が、薬物で心神耗弱状態となった行きずりの男に殺された事件が契機となっている。
 犯人を襲おうとする親友を押しとどめ、親友に殺人を犯させないために凶行に及ぶ刑事甲斐享 .... あり得ない。
 警察学校や交番勤務で何を学んだのか甲斐享。杉下右京とコンビを組んで薫陶を受けなかったのか甲斐享。
 
 前にも書いたと思うが、犯行の動機に『同情の余地有り、または余人が理解できる』ものを持ってきては
 陳腐な展開になりやすいし、事実今回は陳腐以下になっている。。。
 
 が、陳腐な展開に目をつぶったとしてもドラマ終盤の杉下右京の扱いが『まさかの』キャラクター破壊!で
 犯罪を憎み、不正を許さず、情に流されずに真実を求め、正義を貫く杉下右京が、犯人甲斐享に向かっての
 『相棒としての二人はまだ途中だ』的発言に驚愕。ここはきっぱり訣別のシーンにすべき。
 それで幾らかは駄作ナイト、おっとダークナイトも微量ながら点数上がったかもしれない。。。

私が思うにこれはダークナイトの脚本家が
1)相棒の脚本を書くのに飽き飽きしていて、あえて不評を呼ぶ作品を提供することでのドロップアウト狙い

2)始め数分で甲斐享を犯人と思わせる映像を登場させて『犯人じゃありませんように!』と願う視聴者を
  引っぱり『やっぱり犯人だったwwww 』という衝撃性の効果狙い
のどちらかじゃないか!?と。




今は再放送の亀山薫が杉下の相棒だった頃の
作品を日々観てダークナイト病を治療中。

 あぁ 昔は 良かった .......




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