ピアノ歴

母親に「バレエかピアノ、どちらか習わせてあげる」と甘い言葉を囁かれ、容姿に自信のなかった私はピアノを選んだ。
身長や顔立ちはもう手遅れだが、中身なら後から詰め込めばいいと思ったからである。

４、５歳あたりでヤマハ仙台センターの幼児科に入り、狼藉の限りを尽くす。よく口から生まれたと称賛された悪癖のためか、修了後は個人レッスンの先生をご紹介していただき、無駄口など一切許されないコワ～イ先生のもとで10歳まで躾けてもらう。

父の転勤で広島に行き、ここでは母が探してくれた優しい先生につく。
開放的で親しみやすく、だが締めるところは締める、頼もしく楽しい先生だった。
ツェルニー40番やソナタ第一巻、バッハのシンフォニアが終わった後は、高３の12月まで、好きな曲を中心にレッスンしていただいた。

19歳で上京、レッスンを中断する。

30歳よりレッスン再開。ヤマハピアノグレード6級。楽しみながら次級にむけて修行中。