暦の上では処暑、暑さが終わるという意味です。実際にはまだまだ暑い日が続きますが、気のせいか朝など涼しい風も感じます。この時期になると、夏休みもあとわずか、私の子供のころはそろそろほとんど手つかずの宿題が気になってきていましたが、今のお子さんたちもそうでしょうか。
お盆休みも終わり、今日から仕事を再開します。
九州から帰って来たら、庭にこんな百合が咲いていました。
数年前から、近所のあちこちに自生しており、昨年はお隣の家の前の植え込みでも咲いていましたが、とうとう我が家の庭にも姿を現しました。かなりの生命力で、急速に増えていることから、外来種と想像され、”外来種 百合”でググったら、一発で出てきました。シンテッポウユリという花のようです。台湾原産のタカサゴユリと日本のテッポウユリの自然交配でできた種とのことで、最近大繁殖しているとのこと。種が風に乗って飛んで行って増えるそうです。けっこうきれいな花なので、抜かれることが少ないのも、繁殖を助けているようです。見た目の良さも、生き残るための、重要なDNAです。
普段の昼休みは一応2時間なのですが、実際午前中の診療が終わるのは1時になったりしますし、午後2時診療開始の20分前には準備を始めたいので、昼ご飯を食べて少しゆっくりする程度の時間しかありません。今なら12時に診療が終わりますし、8月中は午後3時診療開始なので、2時間半以上の昼休みが取れます。
開業したばかりの頃は、まだ患者さんも少なかったので、昼休みによく近所の公園を散歩したものでした。今日は、本当に久しぶりに、昼の散歩に出かけました。
当院は徳生公園という大きな池のある公園のすぐ近くにあります。1時頃クリニックを出て、まず徳生公園へ。池には亀やら鯉やら鳩やら、いろいろな生き物がいます。人に餌をもらい慣れているのか、皆異常に人なつこい。
公園の後ろの丘に登ってみると、野生のあざみが群生している中に、まだ花を付けているイネ科の雑草も、ちらほら見られます。もちろんピークは過ぎていますが、今もまだイネ科の花粉症の症状が出る可能性があります。耳鼻科医は、自然に左右されることが多い病気を相手にしているのですから、時々外に出て自分の目と身体で、自然を確かめるべきですね。蝉しぐれに耳を傾けると、アブラゼミよりカナカナゼミが優勢で、まれにツクツクホーシが混ざります。ミンミンゼミの声は聞こえないようです。
丘を下って、センター北駅方面に向かう遊歩道へ。ほとんど人が歩いていません。センター南方面の遊歩道に比べれば、もともと人通りは多くはなかったですが、全く誰もいないというのはどうしてでしょうか。ここも、美しい遊歩道なのですが。本当に皆、旅行や帰省でいなくなってしまったのでしょうか。
もちろんこの時期、こういう場所では、蚊に刺されることは必至です。こういう場所を歩こうと思ったら、長袖が良いのですが、今日は半袖です。腕を5-6カ所、蚊にやられました。それで、近所の人も好きこのんでこの時期歩いたりしないのでしょうか。
そう思いながら、遊歩道の途中から、水辺の林を抜けて、もう一度丘を登るコースに入って間もなく、誰も歩いていない、もうひとつの理由が分かりました。突然雨が降り始めたのです。iPhoneのお天気アプリで1時間ごとの天気予報を確かめると、確かに雨。それもしばらく降り続ける可能性がありそうです。さらに丘を登って、木が生い茂っている下で雨宿り。でもさらに雨が強くなり、この辺りは初めて来たので、iPhoneの地図アプリmapで自分の位置を確認して、丘を登り切った所のマンションの軒先をお借りして雨宿り。このときには、スコール状態になっていました。
しばらく待っていると、ようやく雨も小降りになり、決心して雨の中を走って帰りました。クリニックに帰り着いて、濡れたシャツを着替え終わった頃には、雨はあがってしいました。散歩のはずが、予定外の雨中ジョギングになってしまいましたが、雨の中を走るのは、実は、何か開放感があって、楽しかったです。
今日は今年はじめてヨルガオの花が咲きました。この花も秋まで咲き続けてくれる花です。
昨日は、競泳4x100mメドレーで、男女ともメダル。選手たちの喜ぶ顔を見ると、こちらも幸せな気持ちになります。それにしても、金メダルで日本の競泳選手全体を変えた、北島康介選手の存在の大きさを、改めて感じます。男子サッカーも4強へ。けがをした永井選手は大丈夫か。
今朝、西洋朝顔が一輪咲いていました。例年この朝顔は夏の終わり、8月下旬から11月のはじめまで咲いて、この花が終わる頃に耳鼻科の冬が訪れます。暑い日の後、急に気温が下がったので、もう夏の終わりと勘違いしたのでしょう。天候がおかしいと調子が狂うのは、花に人間も一緒です。