というわけで前々から気になっていた
『ポケモン不思議のダンジョン』を購入した
あまりの中古の多さに購入を迷い
一大決心をして購入を決めても、今度は『時』か『闇』でさんざん悩み
結局パッケージにマニューラがいる『時』を並んだ。所要時間は2時間だった
通報されるとまではいかないものの
従業員のマンツーマンディフェンスを受けるには十分な時間だろう
次からは気をつけねば
☆ ☆ ☆
昨日までのネットゲームをめぐる冒険から一転
今日からはポケモンたちと不思議のダンジョンを攻略するのだから
人生分からない
ひととおり説明書を読んで早速電源を入れる
中古につきものの前所有者のデータを華麗に消しつつ、新しく冒険を始める
みなさんは売る前にせめてデータは消しておいてほしい。お兄さんからのお願い
ゲームを始める前にいくつか質問を受けた
ちなみに毎度お馴染みのあの博士は今回は出てこなかった
リストラの波はこんなところにまで及んでいるのか。恐るべし不況
ブログ的にはここで面白い回答を選んで笑いの一つや二つを取りたいところだが
「すなおにこたえてね!」と釘を刺されたので止めておく
任天堂ほどの大企業ともなると
常に消費者を監視しているかもしれないからだ
素直に質問に答えていると、今度は『波動』を調べるといいだした
なんと、このゲームを遊ぶには『波動』なるものが必要らしい
聞いてない。そんなことどこにも書いていなかったじゃないか
CEROマークは全年齢対象だったじゃないか。『A』マークだったじゃないか
もちろん、一般ピーポーな僕に、そんな漫画の主人公のような特技があるはずもない
むしろこんな特技が必要だなんてこのゲームは誰を対象としているのか?
『選ばれしもの』にしかこのゲームをやる資格がないとでも言うのだろうか
なるほど、中古が多いのはこれが理由だったか
おそらく数多くのプレイヤーがここでゲームを投げ出したに違いない
CEROマークにまんまと騙されてしまった
まさかの事態に直面し、絶望し慌てるふためく僕の様子を見かねたのか
ゲームの方から
「画面に指を押し付けてください」と指示をくれる
まさかと思い、指を押し付けてみると
なんと指先からまさに『波動』というようなものが出ているではないか
どうやら僕も、自身が気づいていなかっただけで『波動』使いだったようである
『波動』と言うものがどういうものかはよく分からないが
文字から察するに、『波紋』や『念』のようなものだと考えられる
もしそうであるならば、例えば今住んでる町がラクーンシティ状態となり
みんながリアルバイオハザードをやらなければならない状態となったとしても
僕だけは一人奇妙な冒険にいそしむことができるだろう
念のため(しゃれではない)水見式もやっておこうと思い
DSから指を離したとたん
「まだゆびをはなさないで!」と怒られた
やはりどこかから見られている。恐るべし任天堂
波動を調べてみた結果、どうやら僕の『色』はオレンジだそうである
オレンジと言えば太陽の色。こうなってくるとまさに燃え尽きるほどヒート
それに加え、質問の答えを加味した結果
ある答えが導き出された
僕は
フシギダネ だそうだ
なるほど、今までの質問は主人公となるポケモンを導き出すためのものだったのか
しかしこれはなかなかまずい事態となった
さんざん質問され、自らの体の奥底に眠っていた『波動』まで調べられた結果が
これなのだから、もはやどうあがいても変えることはできないのだろう
『強化系』がいいからと言って、『具現化系』である自分の性質を変えることはできないのだ
あいにく僕は少数民族の生き残りでもなければ、蜘蛛を見て目が赤くなったりもしない
杉の木を見たら目が赤くなるけど。あとかゆい
そう、だから何と言っても僕は『フシギダネ』なんだろう
しかし、自慢ではないが、僕も初期の『赤』版からポケモンをやっている
いわばベテランのポケモントレーナーだ
にもかかわらず、僕は『赤』『青』『黄』『金』『銀』『ダイヤ』と今までやった6作の中で
一度たりとも最初のポケモンに『草』ポケモンを選んだことはない
別に『草』ポケモンが嫌いと言うわけではないが。好きでもないのである
それに、大体のシリーズでは序盤にナゾノクサが仲間になったため
草ポケモンは必要ないのである。キレイハナが登場した金銀以降は尚更だ
そんな僕に果たして草ポケモンが務まるのだろうか?
何と言ってもこのゲームは、
『主人公がポケモンになる』のである
草ポケモンを選んだ経験のない僕が、よりにもよって草ポケモンになってしまうとは
何と言う皮肉だろう。もしかしたら呪いかもしれない
この不安を打ち消すために、せめてパートナーだけは慣れ親しんだポケモンにしようと思い
『ヒトカゲ』か『ヒノアラシ』でさんざん悩んだが
他を圧倒するかわいさをみせつけた『ヒノアラシ』で決めた
『金』で100時間以上の時間を共にした彼なら
きっと力になってくれるだろう
かくして、冒険が始まるのであった