HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

George Russell Sextet 「Ezz-thetics」

2006年09月29日 22時49分41秒 | CD
今日も秋晴れ。気温は昨日ほどは上がりませんでしたが、それでもお昼頃はちょっと汗ばむ陽気でした。

さて、今週は中間期末の週なのでさすがにちょっと仕事も忙しくなり、帰宅後のランニングもサックスの練習も出来ないままです。その代わり秋の夜長をJAZZのCDを聴きながら過ごしています。
今日も先日図書館で借りてきたCDをご紹介。

【今日の図書館CD】
●George Russell Sextet 「Ezz-thetics」(CD)
このアルバムは、ピアニスト、アレンジャー、コンポーザーとしてユニークな活動をしているジョージ・ラッセルのセクステットによる1961年の吹き込みで、アルト・サックスとバス・クラリネットのエリック・ドルフィーがフィーチュアされています。
ジョージ・ラッセネルは1923年6月23日オハイオ州シンシナチに生まれました。シカゴでベニー・カーターのバンドに参加した後ニューヨークに進出、ビ・バップのムーブメントに参加しディジー・ガレスピーのバンドで成功をおさめました。1950年代からは音楽理論と編曲に傾倒し、1953年に独自の音楽理論「The Lydian Concept Of Tonal Organization」を発表しました。1960年代には欧州で活動し1970年に帰米、自主レーベルを設立しました。
さて、このアルバムは1961年に当時の彼のレギュラー・グループにより録音されたものです。フロント・ラインにドン・エリス、エリック・ドルフィーという時代をリードした2人のミュージシャンを揃えた彼のグループは明快にスイングしながらも、ラッセルによる凝ったアレンジの施された曲がスリリングな興奮をもたらしてくれます。中でもセロニアス・モンクの有名なオリジナルである「ラウンド・ミッドナイト」はエリック・ドルフィーのアルト・サックスをフィーチュアし、ミステリアスなムードに溢れた演奏となっています。この曲はマイルス・ディビス・クインテットによる演奏がもっとも有名ですが、このラッセルとドルフィーによる解釈も、またユニークで一度聴いたら忘れられない名演です。

《Personnel》
George Russell (p,arr)
Don Ellis (tp)
Dave Baker (tb)
Eric Dorphy (as,bcl)
Stephen Swallow (b)
Joe Hunt (ds)

《Song Title》
1.Ezz-thetic
2.Nardis
3.Lydiot
4.Thoughts
5.Honesty
6.'Round About Midnight