HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

鎌倉散策

2006年05月05日 21時02分41秒 | Weblog
5連休の中日、今日も絶好のお出かけ日和。
ということで、妻と娘を連れて鎌倉散策に行きました。

鎌倉駅から大塔宮行きのバスに乗り、「岐れ道」バス亭で下車。滑川沿いの金沢街道をテクテク歩き、杉本寺を通り過ぎちょっと行ったところを右折、「竹の寺」として有名な報国寺に着きました。1000本余りの孟宗竹が天を突くように伸びる竹の庭園は、いつ見ても見事です。この庭園の中に入ると外の世界とは隔絶された静けさに包まれ、竹林の間を縫うように進む敷石の小径は、ひんやりと澄んだ空気が漂い心地良い清涼感に包まれます。季節柄、そこここに伸び盛りの筍がニョキニョキと生えていました。庭園の奥にある茶室では抹茶を飲みながら竹の間を吹き抜ける風音に耳を傾け、一息入れることができます。

次に足を向けたのは、報国寺から徒歩5分のところにある鎌倉五山の一つ浄妙寺です。本堂の大きな銅葺きの屋根の青緑色と空の青さと新緑の緑が絶妙なコントラストで、なんとも言いえぬ美しさでした。またよく手入れされた庭園が爽やかでした。本堂の軒下にはツバメが2羽、しきりに巣作りに励んでいて、初夏を実感しました。
本堂の脇の石段を登り、さらに坂道を登っていったところにあるのが、有名な「石窯ガーデンテラス」(写真)です。この洋館は大正11年に建てられた木造建築で、貴族院議員の屋敷だったそうです。この建物の1階に薪で焼くフランス式石窯を設置しパンを焼いています。よく手入れされ様々な花が咲く美しいイギリス式庭園を眺めながらテラスで食事やお茶を楽しむことができます。残念ながら今日は順番待ちのお客さんがたくさんいたので、中に入ることは断念しました。でもエントランスの車寄せのところにある「ロータリー・テラス」でお茶とクッキーで一息入れることができました。

報国寺と浄妙寺は2度目でしたので、今日は新しいところに行ってみようということで、さらに金沢街道を金沢八景方面に徒歩で15分ほど行ったところにある光触寺を訪れました。さすがにこの辺りまでくると観光客はほとんど歩いていません。谷戸にたたずむこじんまりした古寺という感じで、落ち着いた雰囲気のお寺でした。御朱印を頂こうと思い、本堂に備え付けのインターホンを押すと奥からご住職がわざわざ出てきて下さり、快く御朱印を記帳して下さったばかりか、本堂の中で短いお経まであげてくださいました。とても穏やかで感じの良いご住職でした。

鎌倉駅に向かう帰りのバスは車中も道路も大混雑で、とても疲れました。

ここ数年は毎年春と秋の行楽シーズンに鎌倉を訪れていますが、その度に小さな発見があります。こんな近くに花と歴史の街があり、気軽に楽しめるのはラッキーなことですね。