頸肩腕症候群との日々

「けいけんわんしょうこうぐん」とは?「肩こり」レベルを軽く超えています。「目に見えない症状」って意外にやっかいですよ~

症状と発症

2005年02月26日 | 発症の経緯
頸肩腕症候群。
頸(頚)・肩・腕・手・背中等の痛み・だるさ・しびれに加え、全身の疲れ等の症状がでます。
でも最初からこれらの症状がでるわけではありません。


簡単に発症までの経緯を書いてみると・・・

肩こりは昔からあった。
経理の仕事だし、姿勢も悪く猫背なので、当初は
「まっ仕方ないか。ずっと机に向かってることが多いから、もう宿命だね~」
などと気楽に考えていた。
ひどく凝るな~という時に、市販の湿布薬を貼ったり、自分で揉んでみたり、
ストレッチをしたり、が続く。

自覚症状は肩こりだけ、という状態が数年続いた。
気がつくと肩は凝るというより痛く、二の腕も痛いと感じるようになっていた。
湿布は腕にも貼り始め、湿布だらけの肩と腕に。

残業や連続勤務が続く時期は特につらく、机に向かいたくないと思うほど。
支払が集中する時期や年度末は、やってもやっても書類は増える一方。
仕切る立場だったので進行状況の把握と同時に、中間や年度末には関係する全ての
伝票・書類の内容精査やシステム端末前での作業をひたすら行っていた。
他課に行ったり上司に呼ばれたりと席を立つことも非常に多いが、基本的には机に向かうと
一定の姿勢をとり、ほとんど動かないことになる。

経理という仕事柄、キーボード操作は圧倒的に文字入力よりもテンキー入力が多い。
電卓も当然多用する。マウス操作ももちろん多い。
このため両腕ではなく、片方だけを酷使するはめになる。

そのようなことが続き、そのうち肩の痛さをあまり感じなくなってしまった。
痛さを感じなくなった頃は、たまに周囲の人に肩を揉んでもらった時、
肩に触られてはじめて「肩が痛かったんだ」と気づくという有様。

それでも「肩こりくらいで病院に行くのもいかがなものか」と、マッサージに通い始めた。
巷では癒しブーム。気軽に受けられるマッサージのお店が溢れていた。
担当の人が他の支店に異動したのを機に、今度はリフレクソロジーのお店へ。
足の裏を押してもらうわけだが、目・肩・腰・内臓などことごとく弱ってるとの指摘。
どこか悪くないところはあるんでしょうか・・・という状態。

疲れが溜まりに溜まり、気力体力の限界を感じるようになった頃。
ある朝起きると、腕が重くだるさを感じ、うまく動かない。
痛さやしびれというより、「とにかくしんどい」「自分の腕ではない」感じがする。
「これは仕事に行っても使いものにならない」と判断し、近所にある総合病院の整形外科へ。
レントゲンを撮り、診察された結果が「頸肩腕症候群です」

「けいけんわん・・・??」
「早い話がテニス肘とひどい肩こりですね。運動不足と仕事とストレスでしょう」
「・・・テニスはここ何年もやってないんですが」
「手首が反り返った状態、パソコンのマウス操作などでもなるんです」
といった会話がなされた後、その日は痛み止めと湿布をいただいて帰宅。

この時、腕や肩が重くだるい状態と、全身の疲れなどは切り離して考えていた。
レントゲンでも触診でも見た目に異常な点がないから頸肩腕症候群なのであり、
何年もかけてここまでひどくしてしまったな~という程度の認識である。


※※※※※
それまでも仕事などで散々思い知らされてきたはずでしたが、「知らない」ことほど
怖いものはない、とこの後改めて思い知らされることになります。
自分の場合は事務作業で手先などを使いすぎた結果の発症です。
何でもそうだと思いますが、正しい知識を持つことは重要だと考えています。

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