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閑寂肆独白

ひまでさびしい本屋のひとりごと

大変珍しいことが起きました。

2019-03-23 22:44:20 | 日記
  
わが店の「日本の古本屋」への出点数は、全参加店の内では少ない方から数えたが早いくらいしか出していない(そのわけはまず我が家が狭くて置き場がない)のだけれど、その多くはない出品で 面白いことが起きました。 
 まず、ある機関から在庫の問い合わせがあり、お送りできると伝え、数日後、正式発注の返事が来たその直後に、その品に別の個人からの注文が来たのです。前の発注が日本の古本屋を経ていないので、正式発注を待っていてまだ削除していないままだったのです。なんという間の悪さでしょう。あとの注文の方にはお詫びのメールをしましたが、「言い訳」めいていて後味は良くないです。
 2件目はある機関紙の争議に関する特集号ですが、日本の古本屋に登録した5・6時間後に注文が入りました。かなりマイナーなもので当然日本の古本屋にほかの出品はなかったのですが、それにしても「早い!」よほど熱心に日本の古本屋を監視していらっしゃったのでしょう。
さて3件目も似たことで、昭和の初めに出たある叢書の中の一冊。取り立て珍しい本ではないと思うのですが、日本の古本屋にほかに出品がなかったし、わが店の店頭で2年くらい売れずに居座っているからと思って出してみたら、これもまた翌日!おそらく24時間は経たないのに注文がきました。
 この3件、たった4日間の出来事です。いままでに経験のない「珍事」でありました。こんなペースで登録品が売れてくれたらわが店は蔵が立つわい、と。 それに引き換え、日本の古本屋に参加した当初のころからずっと売れずに残っていて、ほかの登録は少なく、売れそうなものだとは思うものの、いっかな動こうとしない品も多い。さればとて安くしたからとてそれが理由で売れるという訳でも無し、そのような品の処分には頭が
痛いです。