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長鳥の人より

故郷は 「ながとり」というところです

運慶展

2017年11月11日 | 夜のドライブ
運慶展を観に行く
東京国立博物館 平成館

金曜と土曜は午後9時まで開館ということで
午後7時過ぎに到着して入場する。

かねてから観てみたいとおもっていた
興福寺の無著菩薩立像と
円成寺の智拳印を結ぶ大日如来坐像
これを一度に観られるとあって
是非とも行ってみたかった

賞味二時間ないなかで、この二体の仏さんを
一時間以上見ていて、時間が足りなかったが
それだけでも新潟から観に行った甲斐があったと思う。

大日如来の均整の取れたバランスのよさ
黄金比率というのか、なんとも美しく整っている
デビュー作にして最高傑作

無著菩薩立像は圧倒的な写実力
遠い昔の高僧の偉大さをあらわした
素晴らしいもので
顔の向いている真正面から眺めると
なんだかこちらを見透かされているようで
左側面から横顔を観ると、なんともその人柄の
我慢強さというか堅忍不抜という言葉が浮かぶ
右側面から観ると、弟子を導く厳しさも垣間見える。
と、勝手に感じる

少し引いて距離をとって観ると
また素晴らしい
仏像と相対して、いろんなことを思う

やはり手を合わせたくなる。

閉館の9時を結局第一会場だけで費やし
第二会場をみることができなかったが
長年観たいとおもっていた念願のこの二体の仏さんを
しっかりと観ることができたのでよかった。