足技おじさんの気まぐれ日記

毎日朝からTVにPC、暇があれば寝ているかボォーと天井を眺めている「お祭りで町興し」が大好きな気まぐれ野郎の徒然なること

日体大駅伝部監督

2013-05-05 20:40:51 | 日記

連日好転が続く。

昨日の大室南部神楽保存会の皆さんの笑顔を撮った写真が届いた。

早速、一枚一枚見ながら楽しませてもらった。

想いをひとつにと頑張ってきた大室の皆さん復活祭おめでとうございました。

感動いっぱいありがとうございました。

 

渡辺公ニ氏は、昭和13年生まれ。

選手としての勝ち負けなんか大したことではなくて、部活動は人間をつくるところ、要するに人生の勝利者をつくるところだと思ってきました。

選手として優秀だった人が優秀な人間になるとは限らない。

部活動を通じて謙虚さや素直さ、感謝の気持、責任感や協調性を身につけることができれば、世の中のどこへ行っても通用する。

それが私の指導の根底にありました。


日体大を卒業し、43年に当時荒れていた、県立西脇工業高等学校に赴任、陸上で学校を建て直そうと、陸上部を創った。

幾多の困難を乗り越え、全国高校駅伝の男子で最多の計8回優勝を成遂げた。

その実績を買われ、昨年、74歳で日体大のコーチとして招聘された。

日体大は、昨年(2012年)の箱根駅伝では創部史上最低の19位だったが、今年の正月はなんと30年ぶりに総合優勝。

招聘され、たった1年での快挙だった。


日本の武道や、茶道、といった「道」には、必ず「型」がある。

型は、挨拶や、礼儀、歩き方や、立ち方等の、立ち居ふるまいまで決まっている。


武道では、「守、破、離」と言われるが、型が出来ないかぎり、「守」の段階からは先には進めない。

型が出来て初めて、それを応用することができ、さらにそこから離れ独自の世界を築くことができる。


型は、仕事で言うなら、「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」、「しつけ」という5S。

どんなに優秀なスポーツ選手であっても、挨拶やしつけといった基本の型ができてなかったら、社会では通用しない。


スポーツであれ、仕事であれ、勝負にこだわる前に、まずは人間力を磨きたい。


おやすみなさい。